情報やお金、物資の移動が簡単になった現代では、世界のどこかで災害や紛争が起きると、世界中から寄付や支援が集まります。

寄付は苦しんでいる人の助けになりたいという人々の善意から集まります。
ですが、遠くの地域のことなので、ニュースが途切れれば、現地の状況を知ることはできなくなります。
寄付をしたことに満足し、寄付の結果については考えることがないまま、また善意から次の寄付を行うことになります。

これらの寄付や支援は現地でどのように使われるのでしょうか。
どのような影響を与えるのでしょうか。
いつまで続くのでしょうか。

寄付をした時点で寄付者としての役目が終わることが多く、寄付の実際の使われ方や現地でのインパクトまで見届ける機会はあまりありません。
この映画は、寄付が届く地域の真実を、寄付を募る支援団体とは違った角度から伝えてくれます。

支援の裏側に隠された真実について、みんなで一緒に観て話したいので上映します。

9月20日（土）には、こしがや能楽堂で「お金のいらない国落語お話会」を開催します。
この映画と併せてお金のあり方について考える時間となれば幸いです。