新着上映者の声

骨太かつ繊細なロードムービー

cinemoの他のレパートリーと比べて、一線を画す空気感を持った映画だと感じるのは自分だけでしょうか。個人的には一番好きな作品です。
この空気感、語られている内容の魅力、そこから触発される生き方、そういったものをすべてひっくるめてデザインした上映会をやりたいとずっと考えていましたが、今回も力及ばず人が集まりませんでした。。この映画を観たいから、上映会に行くという動機づけが充分可能な力を持っている作品だと感じているからこそ、自分の能力のなさに泣けてきます。

誰もが共感する内容ではないけれど、そこで語られていることや登場人物がまとう空気感に心を揺さぶられる。そんな感じがするこの作品を広げていくにはどうすればいいか、これからも考えていきたいと思います。

映画『simplife』

山小屋シネマさん 25/11/07 10:25

シャドーディールを観て

浄楽寺にて映画 『シャドー・ディール』 の上映会を行いました。
鑑賞後、参加者の皆さまからは深い沈黙の時間が生まれ、それぞれが「戦争とは何か」「お金とは何か」について考えざるを得ない時間となりました。

本作では、武器がどのように取引され、どのように戦争が継続・拡大していくのかが描かれています。
戦争は単なる「国同士の争い」ではなく、そこには経済、政治、利権が複雑に絡み合い、「争っている両者に同時に武器を送る」ような、倫理から大きく外れた取引が実際に存在することが示されます。

資本主義社会の中で、「お金」という基準が、人の判断や倫理感覚をねじ曲げてしまう危うさ。
そこには、まるで人間の諸行とは思えない冷徹な意思で動く仕組みが横たわっているようにも感じられました。

作品は外国の出来事として描かれていましたが、
わいろの構造、商社の動き、そして武器に直接関わらずとも「利益を優先する構造」は、私たちの身近にも存在していることに気付かされます。

本当に守るべきものは何か。
福祉、教育、自然環境、いのちの尊厳――
映画は、「もっと大切なことがあるはずだ」という問いを静かに投げかけます。

現実とは思えない映像の連続でしたが、確かに「今ここで起きていること」です。
価値観を統一することはできません。しかし、この地球で生き続けるために、
「より良く生きる方法」をそれぞれが考えるきっかけとなった上映会でした。

映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』

TEMPLE CINEMA JORAKUJI~浄楽寺~さん 25/11/07 09:13

短いながらも考えを深めるのが捗る作品

モノは自分の手に入ったときには他人が作ったものかも知れないけど、自分で修理を重ねることでほんとうに自分自身のものになる。そんな感覚はぼんやりと抱いていました。
私たちが暮らす椎葉村というところは、今でも「修理」が日常だという人がたくさんいるので、この映画で繰り広げられている修理の様子は目新しいものだったというわけではないけれど、都会に暮らす人が、リペアカフェと銘打って集まり、モノもヒトも直していくというのは目からウロコが落ちたような気分です。そんなやり方があるのか、と。
おそらくこの映画を観た人は、修理という行為に着目する人と、リペアカフェという取組み?仕組み?に注目する人とに分かれるのではないかと思います。そんな視点の違いをシェアするだけで、映画を見た後の時間の会話が捗るので、上映時間の短さも含め、シェア会を試すのにちょうどいい作品かも知れないと感じました。

映画『リペアカフェ』

山小屋シネマさん 25/11/07 01:01

戦争のために武器が作られるのではなく、武器を売るために戦争が起こされる。

重いテーマの映画ですが、関心のある方が来てくれました。

数十年前の戦争の話が次々に出てくるので、昭和後半~平成世代は予備知識がないと、理解が難しい場面もありました。
一方で、当時の情勢を知る年配の方は、より深く受け止めている様子でした。
世代によって見え方が異なることを実感し、学びの多い感想シェア会になりました。
いつの間にか語られなくなる戦争があることを忘れないようにしたいと思いました。

情報量が多く、一度ですべてを理解することは難しいですが、普段目にすることのない軍需産業の構造や思惑に触れることができました。

侵略やテロへの不安に対する「安全保障」の名のもとに武器が求められ、軍需産業が武器を売るために、戦争を促す構図。
政治やテロ対策の闇を考えさせられる映画です。

参加者の方にいただいた感想です。

同じ人間として、平和に穏やかに暮らしていきたいと考える国民同士が必要のない戦争に巻き込まれていく不条理。
戦争が一部の人たち、政治家や軍事関連の業界に属する人間などの私欲、「金儲け」によって起こされている現実を描いていました。もっとたくさんの人びとが知らなければならない、と思います。

映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』

ここさんぽさん 25/11/06 23:22

下川すまっこシネマ 2025.11月上映会 『アイアム・ア・コメディアン』

上映会当日は、今年一番の大雨。
予約制ではないので、誰も来なかったらどうしよう…と心配していたが、20名が来てくれたのでありがたかった。
ただ、上映料金をペイできる人数は集まらなかったので、今後の上映会の集客については課題を突きつけられた日でもありました。

映画の内容はとても好評で、村本さんのことを知らなかった人も、ドキュメンタリーとして面白かったと感想を言っていました。

【参加者の感想】
彼の事はテレビのドキュメンタリーで知っていました
何があっても何を言われてもブレずにメゲずにたたかっている人だと思っていました
でも、ご両親や幼なじみ、相方さんやマネジャーの大きな愛情と支えで頑張ってこられたんですね
これからも応援し続けます
大阪の1000人のスタンディングに感動しました
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普段テレビを見ないので村本さんを知りませんでした。
政治的な発言をする芸人もいるんだなと驚きましたが、実際に現地に行ったり、話を聞いたりしていて行動力の塊だと思いました。素敵。少数派な発信の仕方を続けていく理由をもっと知りたいです。
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トキメンタリーみたいな物はあまり見ていなく今回の作品で、意外と面白く感じて人間性の深い所に共感して見てました。又おねがいします。

映画『アイアム・ア・コメディアン』

下川すまっこシネマさん 25/11/06 15:09

また、やってみたい!

学園祭で、オープニングシンポジウムと2本立てで開催したが、広報やイベントの重なりで、参加者は少なかったのが残念だった。しかし、来ていただいた方はとても満足しており、参加できなかった方からも、またやってほしいとの声があった。
今回、試しでやってみたが、とても良い感触で、来年度から立ち上げる社会デザイン学環では、年間を通して学生の活動として実施し、学生の学びの場として展開したいと強く思った。また、やってみたい。

映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』

ザッキーさん 25/11/05 19:33

温泉deCINEMO

「偉大なお二人の対談に自分も参加して3人でいるような感覚を得ました」
「作られたものではない、ドキュメンタリー映画ならではのスーッと自分の中に入ってくるような体験を得ました」中には複数回、鑑賞される方もいました。
本やDVDの購入も話で上がっていました。 
何度も観る価値のある映画です。

映画『ミッション・ジョイ ~困難な時に幸せを見出す方法~』

ニュー筑水荘さん 25/11/05 18:24

バベルの意味

・子どもたちが自分では選べない過酷な状況や様々な背景があり、世界の縮図がそこにはあった。
・言葉の壁、人種差別のなか、先生の愛情に感動した。

映画『バベルの学校』

いなべ市市民活動センターさん 25/11/05 11:31

今回の上映会は、6月に上映したものの再上映でした。
映画では、自然エネルギーの活用を通して人と人とのつながりが地域再生、発展につながっている日本各地の取り組みが紹介されています。
また、農業生産者と消費者のつながりも紹介されています。農業関係者の「消費者とつながることで未来を作っていく、全国にもっともっとそういうつながりを広めていく必要がある」という言葉や、「単に品物を売り買いするのではなく、生産者が良質な食べ物を作る環境を維持できるような価格を一緒に考え、お互いの生活の質をともに高め合っていくことをモットーにしています。そのために、農家から直接環境への負荷が少ない安心、安全な作物の栽培方法について学び、その価値を組合員に伝えていく地道な活動を半世紀以上続けてきました」という生活クラブの取り組みが印象に残りました。最近のコメをめぐる増産するかしないかや価格の問題についても、生産者と消費者がともに考えることが大事な気がします。
参加者アンケートでは、
・「会津電力の取り組みや生活クラブの電気のことなど、部分的に知っていることもあり、興味を持って見させていただきました。エネルギー問題だけでなく、地域として、人としてどう生きていくのかを改めて考えさせられる映画でした。」
・「各地の取り組みがとてもすばらしく、うらやましく思いました。米沢で、自分が何ができるかを考えてみたいと思いました。」
・「地域のつながりと支え合いが未来を変える一歩になると思える映画でした。」
・「すばらしい映画でした。希望、協同、人間愛と、こんないい社会になればと思います。」
・「地域の人の意志で望む未来を作ることができると思えます。地域循環型の再生可能エネルギーの時代になって欲しいと思っています。」
などの声をお寄せいただきました。

映画『おだやかな革命』

シネマシェア米沢さん 25/11/05 04:39

ワールド・ドキュメンタリー上映&感想会「アニマル ぼくたちと動物のこと」

1月2日にワールド・ドキュメンタリー上映&感想会『アニマル ぼくたちと動物のこと』を開催しました。

環境問題に取り組む2人のティーンエイジャーが、環境を変えるためにできることを探して世界を巡ります。
大人が「仕事だから」と受け入れる大量乱獲や生産養殖、観光業に支えられる国の放置ゴミ問題、イルカが跳ねる海に溢れるプラスチックゴミなど、若い二人の目に触れるには残酷な現実ではありましたが、次世代を担う若者である彼らが「地球のために」と訴える意見に、今の社会を支える大人としてなんとか応えなければ、と考えさせられました。

感想会では「プラスチックゴミを拾う袋もプラスチックだった。2人はどう考えているのか」という鋭い指摘も入り驚きました。鑑賞者自身が新たな問題を見つけられ、より深く考えさせてくれる。とても良いドキュメンタリー映画でした。

映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』

大東市 アクロス&DIC21さん 25/11/04 10:46

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