この上映会は、私たちの法律事務所が、クライアントや取引先、メルマガ読者の方と不定期に開催している交流会の一環として企画したものです。
私たちは、Challenge、Equity、Shareという3つの価値観を大切にして、サービス提供や組織づくり、コミュニティ運営をしています。
今回、「バーバラ・リーの闘い ~権力を恐れず真実を~」を上映作品としてとりあげたのは、権力に屈せず、自らが正しいと思うことを信念を持って貫いた一人の女性政治家のストーリーを通じて、日本人である私たちが、終戦から80年というこの節目のときに、民主主義、平和、貧困や差別との戦いについて、考え、対話するのによい題材になると思ったからです。
お盆前の金曜日の夜ということで、参加者は多くはありませんでしたが、若者支援の団体の代表とスタッフ、20歳の大学生、70代の福祉士施設の経営者、産業医、弁護士、PR会社の役員、国際NGOの理事長など、様々な年代、職業・経歴の方にご参加いただけました。
上映後の対話の時間では、2分間それぞれの思いや考えを整理する時間を取ったうえで、3人一組に分かれて、感想をシェアしました。
参加者それぞれの立場から、映画の感想を言葉にして伝え合うなかで、主人公の生き様から勇気をもって信念を貫くことの重要性を学んだ、自分のこれまでの人生や活動の意味を見つめ直した、同じ映画を見て語り合うことでいろんな気づきがあった、自分も施設で保護者や利用者を招いて上映会をやってみたい、貴重な機会をありがとう、というような声が聞かれました。
普段の仕事と生活のなかではなかなか作ることのできない、ゆっくりと考え、言葉を交わす時間を、提供できたのではないかと思います。
この作品に巡り合えなければ、今回の企画は実現しませんでした。貴重な機会をありがとうございました。
tarumottiさん 25/08/10 12:57
わたしたちに何が出来るだろうかー。。。
この映画を観るのは、3回目くらいになります。製作時から10年が経ち、今はどうなったのかが氣になります。
買い物ビニールが有料化となり、学校の牛乳のストローがなくなったり、ストローが紙になったり、エコバッグ、ビーチクリーン、クリーンウォークなど、周りでは身近な行動が活発になっている感じがあります。
マイクロプラスチック問題を、世界的に重要問題視しており、この10年で、"プラスチックの海"は、減ったのか?増えたのか?
シェア会では、かなり活発な意見が沢山出ていました。誰もが身近にあるプラスチック。買うことも、使うことも、捨てることも、自分次第で変えられる。
一人ひとりが声を上げる事も大事だし、買わない使わないことなんだけど、日本は、プラスチックゴミになるものが多すぎること、過剰包装だったり、プラスチックゴミ分別しても、リサイクルされていない事などが、問題では?
身近な難しい問題を、みんなで話してシェア出来て、とても有意義な時間でした。
ありがとうございました!
みんなのピースシネマさん 25/08/10 11:41
7月のからびなシネマは、『プラスチックの海(A Plastic Ocean)』を上映しました。
本作は、イギリスと香港の合作ドキュメンタリー。
南太平洋の美しい海に漂う大量のプラスチックごみをきっかけに、監督クレイグ・リーソンが世界20か国を巡り、海洋汚染の現実とその背景を追った作品です。
海鳥や魚の体内に入り込むマイクロプラスチック、健康被害のリスク、そして消費社会の構造・・映像はそれらを静かに、しかし容赦なく映し出していました。
日本は世界有数のプラスチック消費大国です。
環境省の調査によれば、日本周辺の海洋ごみの約7割がプラスチックで、その多くはペットボトルやレジ袋、食品トレーなど、私たちの日常生活から流れ出たもの。
特に瀬戸内海や東京湾では、マイクロプラスチックの密度が世界的にも高い水準にあることが報告されており、魚介類を日常的に食べる私たちの健康への影響も懸念されています。
この作品で扱われている問題は「海外の話」ではなく、「わたしたちの台所や食卓につながる話」だとあらためて感じます。
上映後は参加者同士で感想を分かち合いました。
「便利さの裏側にあるものを初めて知った」
「自分の日常で減らせるプラスチックを考えてみたい」
「映像を通して“プラスチック問題”がぐっと近くなった」
率直で前向きな声が多く寄せられ、短い時間ながら深い共有の場となり、また映画を観て終わりにせず、日常の一歩へとつなげる夜になりました。
からびなシネマさん 25/08/09 17:07
まずは様々な事実を知ることが大切であり、このような上映会を行っているが、知ったあとに何が出来るのかを考え続けることがより大切だと感がさせられる映画でした。
竜王町「じんけん映画上映会」さん 25/08/09 08:59
今年度から始めた『静大サステナ映画館』の第2回上映会のご報告をします。
8月4日(月)に第2回『静大サステナ映画館』を開催し、「プラスチックの海」を午前と午後の2回上映しました。当日は静岡大学理学部オープンキャンパスの日でしたので、高校生や保護者の方にも視聴していただけるように、事前にHPにて案内し、当日の朝にはチラシを配りました。その効果もあり、この映画を見るために来たという2名を含む高校生11名、大学生2名、一般大人12名、合計25名が視聴しました。
前回も同じ映画を視聴しましたが、「海洋プラスチック問題」「プラスチック廃棄物の現状」について考えさせられました。参加者からは、「深海に沈んでいるペットボトルが、そのままの形だったことに衝撃を受けた。」「プラスチックの問題をめぐり、国際的な格差があることを知った。」「問題があることはわかっているが、プラスチックを使わない生活は考えられないし、人は使い続けるのではないか。」「国や国際的な枠組みで禁止するようにしないと解決は難しい。」「良いことだからリサイクルしよう、と言っても人は動かないだろうから、リサイクルに参加した人に返金するなどのメリットがあるようにしたら、参加する人は増えるのではないか。仕組み作りが大事だ。」「自分は、できるだけのことはやっているつもりだが、気が付くとプラスチック製品を使っている。どうしたら良いのだろう。」「環境教育が大事。特に未就学児・小学生への教育は有効で、絵本を使うと伝わりやすい。」「この話を周りの人に伝えていきたい。」などの意見が出ました。同じ映画をいっしょに視聴しても、印象に残るシーン、興味を持つシーン、心が揺さぶられるシーンが異なり、それを共有することで理解が一層深まったように思います。参加者のみなさん、有難うございました。
静大サステナ映画館さん 25/08/07 14:52
○軍隊を持たぬ国に共感しました。
日本も本当はコスタリカのようになっていたはずなのに、そうしたら全方位外交が実現し、世界にもっと平和貢献ができたはずなのに残念です。
○私は以前からコスタリカに興味を持っていて、なぜ日本は戦後も軍備を持ってしまったのか残念です。今回コスタリカの映画「軍隊をすてた国」を持ってきたので、この会で利用してください。
かくだドキュメンタリー映画会さん 25/08/06 16:56
どこか遠い国のように感じていたガザという国。美しい映像の中、素顔の人々の暮らしを見ることで、親近感がグッと高まる作品でした。
「ガザでのイスラエルによる攻撃の死亡者は○○人」とニュースで足早に数字だけ読み上げられてきた情報とは違う、生身の人々の悲しみと美しさ、暮らしの背景、葛藤、そしてパレスチナ以外の世界に向けて語られた言葉たちがとても頭に焼き付き、何度も涙しました。
上映後のダイアローグの時間には、この時よりさらに深刻化している現状のガザのことを来場者と共有し、何もできない無力感もありながらも、「民衆の署名によって終わった戦争もある」というお話も出たり、イスラエル兵のPTSDによる自殺者が絶えないこと、両国に悲劇をもたらしていることを知りました。
何もしないこと、見て見ぬ振りをすることは容認しているのと同じ。
私たちも署名活動に参加し、できることで示していきたいと思います。
2019年公開作品ながら、今観てもガザの地域とそこに暮らす人々を知るのに本当に素晴らしい作品でした。参加者からもとても高評価をいただいています。
ぜひ、全国で上映を続けてほしいです。
湯平藝文會(YACA)さん 25/08/06 11:47
こんなに近くにあるのに、極めて偏ったある一面しか知る機会がなかった、閉ざされた社会主義国家 北朝鮮。
この映画の制作に対して政府の検閲が入っているということもあり、作中の人々の言葉や暮らしが嘘か本当か、疑念が晴れない中、それでも施設や空間、衣食住にも焦点を当て、たわいもない会話から実態を掴もうとする監督とともにゆっくりと旅をするような作品でした。
個人的には第二次世界大戦後に独立しまだ80年満たない国が、ここまで独自の社会を築いていることに、あらためて驚きを感じるとともに、1948年という大戦後の時代の大きな変化の中、その時に主権を持った人たちの意図によって、こうも国民の未来、社会は変わるものだろうかと恐ろしくも感じました。
今世界はまた戦争のムードに飲み込まれているように感じます、こんな時期だからこそ、日本もどんなリーダーが立ち舵取りをしていくのか、しっかりと見つめて発言していきたいと思います。
湯平藝文會(YACA)さん 25/08/06 11:24
「積極的平和国家のつくり方」と副題にある通り、『平和』は積極的なはたらきかけをもって、つかみ取り続けるものなのだと感じました。
「平和ボケ」なんていう言葉が、日本ではしばしば聞かれるけれど、ボケっとしていて保てるほど、甘いものではない。
利害対立の当事者以外との、関係構築する力や、信頼の獲得こそが、平和を守る力。
誰かの生命を奪う暴力が、平和を作る土台にはなり得ない。
何度も危機を迎えていて、その都度、勇敢な指導者があって乗り越えて来た事かもしれないけれど、何より国民の非武装を貫く覚悟が、そうした指導者を選んできたのだな、とも思いました。
午前の部、午後の部と合わせて、24名の方が参加して下さり、
鑑賞後にはグループ対話の時間を持ちました。
それぞれで話題は様々な方面に及んだようですが、どのグループでも、「突き詰めれば教育」とい話にはなったようでした。
学校教育や家庭教育もさることながら、
こうした映画の鑑賞を通じて対話する、学べるコミュニティがある事のありがたみを、参加者の皆さんと共有できた時間でもあったと思います。
つながる映画館さん 25/08/05 08:12
大変重く衝撃的な映画だったので、どれくらいの方に来ていただけるのだろうと思っていましたが、前回よりも多くの人が見に来てくださいました。
コンゴでの悲惨な状況にショックが大きかったが、ムクウェゲ医師の行動で女性たちや地域の人々が立ち上がる姿は感動だった。しかし、形だけの裁判の様子を見るともやもやしたものを感じた。結局は国や権力者たちが変わらなければ何も変わらないのでは…と思ってしまう。少しずつでも前に、良い方向に進んでいければいいのだけれど。
いろいろと考えさせられる映画でした。
そよかぜCINEMAさん 25/08/04 18:43
※ 上映者の声投稿数で集計