参加者は少なかったのですが、この映画を以前にご覧になり、2回目、3回目だという方が来られました。初めてご覧になる方々も、今の私たちが済む地域の現状を打開できるかも、というような希望を与えてくれる映画の内容に、議論が白熱しました。また来年度もこの映画を上映することとし、その際には友人を連れてきたいとのことでした。
ゆめぱれっとシネマさん 25/11/25 09:13
案外、自分の身近にあるものがどういうプロセスで作られているのかは知らないものだ、という感想があった。
この作品では桑を育て、蚕を飼い、命を奪うことで糸を得て、思い通りの糸を紡ぎ、布に仕立てる。デザインや色彩にもまたそれぞれのプロがいるということが明らかになる。
そこに発見のある人、再発見する人もある。
身近なものが自然と直結することに感動する人がいる一方で、絹織物は衰退産業でもある。工芸品のようになって手の届かないものになってきている。その未来を考える参加者もある。テクノロジーや世界規模の視点で何か新しい試みができないか。産業として残っていくためには何ができるのか、何が残せるのか。
グループに分かれてのディスカッションで対話のすべてをフォローすることはできないけれど、それぞれに充実した対話が続いていたようだ。
ロータスシネマさん 25/11/24 22:12
会場の #路地裏ガレージマーケット はさいたま市中央区にあり、大通りから入る路地裏にあって、材木屋さんの資材庫を改装した木の空間、店主のコーヒー屋さんのほか、こだわりのあるお店が集まる場所です。上映会場は建物の2階にあり、天井の梁がみえていたり、裸電球の光があたたかい雰囲気で、ゆったりとしたソファに座って鑑賞しました。
今回44名の方が参加してくださいました。
みなさんが「今この映画を観て良かった、たくさんの人に観てほしい」とおっしゃっていました。
「パレスチナのこと」をトークゲストをお招きして開催しました。パレスチナとイスラエルの戦争について、歴史を振り返りながら、昔はパレスチナとイスラエルは共存して暮らしていたのに、外部の国々により対立させれられてきたことなど、わかりやすくお話しいただきました。
「私は憎まない」となぜ言えるのだろう?と言う疑問から、私はこの映画を観ました。アブラエーシュ医師はこの悲劇をばねに「医療の力でパレスチナとイスラエルの架け橋になる」とポジティブに転換させようとする意志を持ち、無所属で選挙に出たり、正義のためには裁判で行動でしめしたのかと思います。理不尽な難民生活でも、憎んだり恨んだりするより、そこから抜け出すために勉強して医師になるという方向に持っていくことができる人でした。
また、怒りの解毒剤は教育と、教育の大切さを彼は謳っていて、彼の考え方や生き方は教育によるものでもあり、それは彼の子どもたちにも受け継がれています。ただ、教育は、戦前の日本やイスラエルの、「国のために死ぬのは素晴らしい」と教えられる愛国教育もあるので、注意しなければなりません。
今の日本でも外国人問題と言うようなことがありますが、アブラエーシュ医師は「共存」を謳います。彼が10代で働いたイスラエルの農場主やイスラエルの病院の同僚たちも、優しくあたたかく公平な人たちでした、彼らとの出会いがあったから、イスラエル人が悪い人だとひとくくりにしない考えを持ち、共存という考え方ができるのではないかと思いました。
関心を持って見ようとしなければ見えてこないことがあります。イスラエルのジェノサイドを止められない、国際社会・日本・自分の無力が情けないです。でも、埼玉の #路地裏ガレージマーケット という緩やかな場所で、みんなで集まって、この映画を観て、いろいろな思いを語り合えたことがとても嬉しいです。
1人1人が考え続けて、今日知ったことを誰かに伝えることができれば、少しでも平和につながるのかと思います。
ありがとうございました。
<感想シェア>
◎こんな奇跡のような方がいるんだ、彼の言うことがガザとイスラエルの闘いを止める唯一の道だと思いました。世界のリーダーのお手本!
◎胸がいっぱいで言葉が出てこない、重く、辛く、深い、、、でも観ることができて良かった。
◎医師が憎まないと言っているが、憎しみはなくても、怒りはある。おかしいと思うことは、声をあげていきたい。
◎とても辛いですが、あきらめない医師の姿に勇気をもらい、励まされた、そこに希望が持てる。
◎圧倒的な映画でした。
◎私たちに何ができるのだろう、、、知ること、そしてそれを誰かに伝えていくこと。
戦争は嫌だとずっと思い続けること。
◎イスラエルのテレビ局の放送は生々しく、心に迫って来た。
◎武器がなければ戦争はできないのだから、武器を売らなければいいのに。
◎なぜ憎まないと言うのか、、、娘たちの死を無駄死にさせたくないからか。
◎自分だったら、憎まないとは言えない。
◎憎むのは相手を知らないから、それが怖い気持ちや差別につながる。
◎ただ、惨状を伝えるだけではない、凄く深い愛を伝えている。
路地裏シネマプロジェクトさん 25/11/24 00:25
今回の映画は当団体で初の屋外上映会。コミュニティセンターの中庭という場所を生かして、センターの方々にご協力いただき、実現することができました。センターの防災講座とのコラボという形で、映画上映は「地域コミュニティの交流」のための手段という位置づけで取り組みました。周知宣伝段階ではその点が複雑で伝えにくかったところが反省です。しかし、関係者や来場者の多くは、意図やイメージが伝わっている感じがしました。
屋外が暗くなるにつれ、映画画面がはっきりして、用意したライトたちに光が灯り、良い雰囲気ができてきました。天気も穏やかでよかった!チベットの風景と子供たちの素朴な暮らしが暗闇に映えました。子供たちと僧侶の愛ある交流、とはいえ、チベットの子どもたちをめぐる環境には厳しい現実もあることをもしっかり伝える作品でした。
そして、同時イベントの1DAY地域食堂。こども食堂の皆さんのご協力がなければ、今回の上映会が実現しませんでした。企画の段階から、試食、当日の調理と片付けまで、こちらの要望にスムーズに対応してくれて感謝してもしきれません。こうした市民団体とのコラボ、企業様とのコラボも今後、ますます行っていきたいと思いました。参加した皆さんのそれぞれの心に残る時間と空間が提供できたかな、と思います。主催者的には、また暖かくなってきたら屋外上映会を行いたいです。親子で鑑賞できる心温まる作品がいいですね。
参加者36名(内スタッフ5名)
<参加者の感想>
・日頃は見ないような映画なので味わいがありまし た。
・心が温まりました。 ・現実を見つめる機会になりました。
・遠い国の出来事だけど、通ずるところもあって面白かった。
・僧侶がゴットファーザーのようだった。
・想い、希望、選択、現実、むずかしさを感じました。
・同じような子どもたちがたくさんいることを思うと胸が苦しくなりました。
シネマザガウラさん 25/11/23 22:31
観た方が声を揃えてもっと多くの方に観て欲しいと感激されていました。66分という上映時間や内容もわかりやすくて好評でした。2回目を近々上映したいと思っています。
映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』
一般社団法人ひぜん里山学舎さん 25/11/23 21:03
・特別クラスというのを初めて知った
・日本も障害があっても一緒のクラスで学んだりしているとかあるが、異年齢の子どもたちが一緒に学んでいるというのは無い。また、その中でも進級できないとか宗教が違うとか壁がある中で同じ体験を通して分かりあっていく姿がすごい。人が分かり合うというのは理屈では無いのだと思った。
・子どもたちが疑問を持って付箋を貼り付けていく様子が印象に残った。私たち大人は日々に追われている中、多感な子ども達とどう向き合っていけばいいか考えた。
・1人1人インタビューしていく様子(映画をみんなで作っていく過程)が印象深かった
・最後テストに向けて、1人1人色々な事情ある中で勉強する姿がかっこ良かった
・勇気をもらった
・環境に負けず頑張っているのに感銘を受けた。恵まれている日本にいるのだから、もっと子どもと向き合えるのではと考えさせられた
・子ども達は色々な事情で集まってぶつかりながらもまとまって、色々な苦難があったけど前向きに過ごしているんだと感動したし、私も頑張ろうと思った。
・自分の話を聞いてくれる存在(友達)がいかに大切か、相手の良いところを見ることが大事か改めて感じた
・ドキュメンタリーはあまり見ないが、この映画は学びがあると思った。日本は履修主義だが、この映画の舞台のフランスのような海外はテスト修得主義。少し古い映画ではあるし、日本とは違う所もたくさんあるが、社会に出ていく日本の子ども達にとってこの映画を観ることは異文化を知ることができて学びが多い。
早川さん 25/11/22 18:27
もう少し伸びるかなと思っていましたが、20名でした。
参加者からはアニメだからあまり期待しなかったけど、いい映画だったねとの感想もいただきました。
ボッシュホールさん 25/11/21 09:10
このたびは「私は憎まない」を上映させていただきまして、ありがとうございました。
ガザで起きている目を覆いたくなるような現実に、対話を通して立ち向かうアブラエーシュ博士の勇敢な姿に、強い感銘を受け、この作品を一人でも多くの方に知っていただきたいと思い上映させていただきました。
また、アブラエーシュ博士が来日された際の講演動画も上映をさせていただき、博士からの私たち日本人へのメッセージを届けることができました。
ご来場いただいた皆さまにとって、この作品との出会いが、遠くの地の出来事ではなく、ガザの現実を知るきっかけとなりましたら大変ありがたく存じます。
KAWASAKIしんゆり映画祭さん 25/11/20 18:04
オランダの話。
上映時間30分にもかかわらず思いが伝わる映画でした。
出てくる人みんなが素朴でシンプルな考え方をする。
「壊れたから直せるよね」という前提でスタートする。
現代のものづくりが修理を拒む製品である。
そのことに気づき、人間は何をやっているのかと思った。
全く元にもどらなくても用は足りる
ひと手間加えることで愛着が生まれる
しかし、中には修理できないものがある
そのものができた背景について考えてしまった
鑑賞者の中に定年退職後、役立ちたいと思い、
電気工事士の資格を取り、リペアカフェのようなことをやりたいと考えている人がいた
楽々テラスでも、こうしたカフェを時々でも開催したい。
楽々テラスさん 25/11/20 09:44
世界中が自国ファーストで、外国人に優しくないと感じる昨今だからこそ、皆さんで観ようと上映しました。
参加者は少なめでしたが、それぞれにしっかり感じてくださったようです。
とっつきにくい難民問題をアマルという人形を通して、深い感情に触れる作品で、子供の視点から訴えているのでより響いた。アートを使って現実を見せてもらった。
ミュージカルのようでもあり、現実を「知る」アプローチとしても、素晴らしい。
アマルが居場所を探して、歩き続ける姿を見て、住む場所がない子どもたちが大勢いることを忘れないで!と訴えているような気がした。
歩いていく先の国々が平和であれば、受け入れやすくなるのでは?という小学生の言葉も。
どの国から来たのか?で態度が違うのは差別でもある。
イスラム教など馴染みがない宗教だと、知らないことが怖さにもつながる。国にしても、宗教にしても、知って理解することがまずは大事。
例えば、江田島に難民が漂着したら、市民は受け入れるのか?居場所を作れるか?
などとの意見がありました。
世界中の子どもたちが安心して暮らせる地球であってほしいと、願います。
しまのぱんsouda!さん 25/11/19 17:54
※ 上映者の声投稿数で集計