紛争や戦争の多くは飢餓と貧困が原因といわれています。その飢餓や貧困の原因が世界規模で起きている異常気象や気候変動によるものであり、それが先進国が中心のCo2ガスの排出によるものだとしたら…。
また、異常気象や気候変動の影響は、経済的、社会的弱者ほど大きいとの指摘もあります。まさにこの映画で描かれているアフリカがその典型ではないか…。
映画ではヨーロッパを目指して故郷を離れるアフリカの人たちが描かれていますが、そのヨーロッパでは昨今、移民や難民の排斥を声高に叫ぶ政治が支持を集めています。
しかし、その移民や難民を生む元凶が、自らのCo2ガスの排出による異常気象や気候変動だとしたら…。
折しも上映会当日の新聞記事では、「米、遠のく脱炭素社会 「温室ガス8%増」予測」とのタイトルが踊っていました。地球は一つ。アフリカだけの問題にとどまらず、世界中が一つになって考えるべき事柄だと改めて気付かさせられます。
参加者アンケートでは、「世界的に砂漠化が進んでいるし、日本も作物の適地が北上化している。山形もみかんやバナナの産地になるのか?Co2削減を!世界中で手を取り合い、ガンバロー!!」「いい映画でした。音楽が流れ、現実、希望、闘いも」「・音楽でつながる(世界共通)・生きる(水、森)・日本ではどうか?何ができるか?」などの感想が寄せられました。
シネマシェア米沢さん 25/07/09 10:29
3回目の上映会でした。口コミも広がってきてか、沢山来てくれて賑わいました。うれしかったです。年配の方も多く椅子を6.7個か用意しました。すると、後ろの人が見えづらくなり、場所の配置が難しいところ。工夫が必要だなと思いました。
内容は、複雑で深刻な貧困問題がテーマだったたので、みんな考えさせられたような感想が多かったです。一体わたしたちに何が出来るのだろうか?お金を寄付するだけでは、得られない何か、幸福感幸せ安心とは何から来るものだろうか?。。。
地域、近所との強い繋がり、貸し借りしやすい付き合い方、何でもいい助け合える関係性、などなどが、やはり1番安心した豊かな暮らしになるのでは?それと、温かい国と寒い国でも、気持ちの余裕さが違う?植物がよく生える気候の方が安心感があるかな?海で魚が摂れるなど。
日本は、豊かで安心の幸せな国なはずなのに、幸せ度が低く、貧富の差が大きくなっている。
やはり、お金ではなくて地域や近所の繋がりなのかな?もっとコミュニティを深めて、繋がりをつくっていきたいと、強く思いました。
ありがとうございました!
みんなのピースシネマさん 25/07/09 10:24
ここまで生態系が壊れているのに私たちは今のままの生き方でいいのだろうか?いや、いいわけがない。映画の中で紹介されたのは実際に起こっていることの一部に過ぎないと思いますが私たちの消費行動など様々な選択の結果だと思うと胸が痛みます。2人が大人に向ける真っ直ぐな質問に対し大人の一瞬困惑した表情が見えるシーンはこの社会の矛盾のあらわれだとおもいました。でも、こんな絶望的な社会の中にいながら子どものように目を輝かせそれぞれの立場で命を守るために力を尽くして生きている人達に希望をもらいました。自分の命と同じように動植物、小さな命を大切にに思えるような学び、それには自然体験がいかに重要かがよくわかりました。ベラとヴィプランと一緒に旅をしながら多くを学ぶことが出来ました
小林の環境を守る会さん 25/07/07 16:43
日本の「もったいない」は、いつからか形骸化したのか。私が子供の頃は、もったいないが当然で、最近までラーメンのお汁さえ、環境に問題あるかもと思って、飲み干していたぐらい。このラーメン飲み干しについては、ビートたけしさんの兄である北野大さんもかつて同じことを言っていた。それほど、体に染みついた「もったいない」。明るいトーンの映画だけれども、見るたびに切ない。ちょっとずつ自分はやっているものの、毎晩見る近くのスーパーの見切り商品の多さを見ると、ちょっとげんなりしている。
キビコクシネマさん 25/07/07 09:51
第17回マチリノシネマは、大人気作品『食べることは生きること』
「オーガニックの母」「おいしい革命家」と呼ばれるアリス・ウォータースさんのドキュメンタリー映画です。
今回、食育心理研究所代表・ミネラルアドバイザーの国光美佳先生がゲストに来てくださいました。国光美佳先生も、この映画は今回の場で初めてご覧になられたそうで、上映中、何度も涙がつたいました!と。。。長年、活動されてきたからこその臨場感あふれる感想と、給食を中心としたお話をしてくださいました。
また、会場に参加された方々は、長年活動されてきたアクティビスト、料理を専門とされる方々、子育て中のお母さん、自営業の男性、そしてまさに「ファーマーズ・ファースト!」の主役ともいえる生産者さん…などなど。映画にも出てくるような方たちが一同に介しました。上映後は残れる方で、持寄りランチを囲みながら映画のシェア会。それぞれのお料理には、メニューと作った方のお名前を貼って。
あちこちから「すごーい!」「豪華!!」「どうやって作るんですか?」
そんな声が終始絶え間なく。。。みなさんと幸せな魔法のテーブルを囲むことができました。手作りマルシェのような、いつもと少し雰囲気が違った今回のマチリノシネマ。熱い想いと、美味しい料理、そしてみなさんから溢れるあたたかな笑顔。
ここには確かに、不調和や諍い、憎しみは似合いません。
美味しい食べ物、豊かな食材が世界中に行きわたれば、世界から戦争が消える。
映画に出てきた言葉です。それを映画が終わって、すぐに実感した時間でした。
始まりはベランダからでも、ひとつのポットからでもいい。みんなが、土に触れ、何かを作りはじめたなら。。。そうしたらそれは、生産者の一歩であり、大地を守る人の誕生の産声でもあります。上手にできる、できない…よりも、この大地を、地球を守る人として一歩を踏み出せたことを、これからもっともっと喜び合いたい!感じあえる場所を作りたい!そんな想いで胸がいっぱいになりました。
ご参加くださったみなさま、そして国光美佳先生、ありがとうございました。
映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』
マチリノさん 25/07/06 16:32
同じ映画を同じ空間で鑑賞し、その直後に自分の人生と映画を重ねた、上っ面ではない心の対話をし、それぞれのグループで話した内容を全体シェアし合う、という稀有な時間を過ごして魂が震えました。映画が素晴らしいのはもちろんのこと、リラックスした環境(お寺)で、人と一緒に映画を観て、その感想を正直に飾らずに語り合うことで、単に一人映画館でいい映画を観るより100倍素敵な時間になりました。
taketong@mac.comさん 25/07/06 15:59
参加者のうち半分ちょっとの人が感想シェアに参加してくれました。2組に分かれてグループごとに感想シェア。
どちらのグループも、アリスの温かいポジティブなメッセージに後押しされて、自分たちができることがあるのではないかと話が盛り上がりました。
自分の仕事に引き寄せた会話が弾んだり、食の基本としての農業の話が盛り上がったり、どちらも会話が途切れず、30分ほどのシェアタイムではおさまらない様子でした。
映画自体は1時間ちょっとの作品ですが、日本の現場を回った作品でもあり、関心の度合いが高かったのだろうと感じました。
映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』
ロータスシネマさん 25/07/05 22:51
前回は花まつりというお釈迦様ご生誕の法要に合わせての上映会で、今回が初めてのテンプルシネマとしての上映会でした。集客はうまくいきませんでしたが、参加した方は何かしらの気づきを得て楽しまれていたようです。最新のドキュメンタリーでなくとも、心に響くものは確かにあるようです。また、共通の話題として考えられる内容も多く、終了後の懇親会ではみなさんが自身のケースから幸福や人のつながりについてお話されていました。また、テンプルシネマでは、お客さんに薬草茶をふるまっていて、お茶菓子にはダンマパダから抜粋したお釈迦様の言葉をくくりつけています。その言葉もおみくじのようで、それぞれのみなさんの境遇に合った言葉になっていたことも驚きでした。次回も参加してくださる方がいると嬉しいです。
TEMPLE CINEMA JORAKUJI~浄楽寺~さん 25/07/04 16:43
大学図書館での上映会ということで、所蔵本に関連する映画を選びました。また、本学ではSDGsの授業も多いこともあり、この映画の上映を企画しました。
アリス・ウォータースが半世紀かけて積み重ねた功績は大きいですが、なにより彼女自身から語られる言葉の美しさに、大きく心を揺さぶられ、食について考える貴重な時間となりました。
学生にとっても、この映画がこれから生きていく上での教養の一つとして、心の片隅に残ってもらえたら嬉しいです。
映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』
京都外国語大学付属図書館さん 25/07/04 14:41
※ 上映者の声投稿数で集計