おだやかな革命
ジャンル
環境 社会変革 問題解決 時間 100分
製作年2017年
監督 渡辺智史
自然エネルギーによる地域再生。これからの時代の「豊かさ」を巡る物語。
地域を変えた、移住者・被災者たちの「暮らしの選択」、映画に。
「あたり前」を取り戻すために選んだ未来とは…
(c)いでは堂
About the film
-原発被害の残る福島県飯館村で畜産農家がこれからの世代へ未来をつなごうと立ち上げた電力会社
-地域唯一の小学校を守ろうと、岐阜県にある100世帯の集落“石徹白”で立ち上がった小水力電力事業
今、子供達に幸せな未来を残すため、自然と向き合い、人と向き合い、地域と向き合いながら、暮らしの選択を続ける人たちがいます。大きなシステムに依存せず、自らの暮らしを支えるエネルギーを自治しながら、「あたり前」にあったはずの、本当の豊かさを取り戻していく…そんな彼らの、穏やかな、そして力強い挑戦の姿を描きます。
監督は、前作「よみがえりのレシピ」で、在来種のタネをめぐる物語を描いた渡辺智史監督。2014年より本作の取材を始め、全国の自然エネルギーによるまちづくりの取組みを追ってきました。
映画に登場するのは、福島県・秋田県・岡山県、そして、岐阜県で「エネルギー自治」に取り組む人々です。原発事故をきっかけに感じた不安や怒りや恐怖や、疑問。それを誰かのせいにするのではなく、自分たちの手で未来を変えようと動き続ける人たちの姿からは、未来を豊かにする「暮らしの選択」のヒントが見えてくるはずです。
これまでの、成長・拡大を求める経済のあり方とは違う、それぞれの地域の「幸せな経済」が全国で生まれつつある現在。『おだやかな革命』は、原発被害の残る福島県飯館村や、今では移住者の絶えない石徹白、西粟倉の取り組みなど、エネルギー自治の出発点から現在地までを見つめた、未来に向かうおだやかな革命の物語です。
More info
3.11の原発事故を一つのきっかけにして、これまでの成長・拡大を求める経済のあり方とは違う、それぞれの地域での「幸せな経済」が全国で生まれつつある。『おだやかな革命』は、大きなシステムに依存せず、自らの暮らしを支えるエネルギーを自治しながら、本当の豊かさを取り戻していく地域の姿を見つめた物語だ。2年にわたり追い続けたのは、原発事故後に福島県の酒蔵の当主が立ち上げた会津電力。放射能汚染によって居住制限地域となった飯館村で畜産農家が立ち上げた飯館電力。岐阜県にある100世帯の小さな集落が立ち上げた小水力事業。さらに、首都圏の消費者と地方の農家、食品加工業者が連携して進めている秋田県の市民風車。そして、自主自立を目指して村の森を再生しながら森林資源を生かしたビジネスを起こし、若者の起業家を集めている人口1500人の西粟倉村の取り組み。
「当たり前の日常」が今日も当たり前であることの難しさに直面しながらも、そこから逃げずに向き合った彼らの「暮らしの選択」が、穏やかに地域を変えていく。映画に登場するこれらの地域の暮らしの選択には、これからの時代の希望のタネが詰まっていた。
Data
| 原題 |
|
製作年 |
2017年 |
| 製作国 |
日本 |
制作 |
いでは堂 |
| 配給 |
いでは堂 |
時間 |
100分 |
Cast & Staff
| 監督 |
渡辺智史 |
製作総指揮 |
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| プロデューサー |
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原作 |
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| 脚本 |
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音楽 |
鈴木治行 |
| 撮影 |
佐藤広一 |
編集 |
渡辺智史 |
| キャスト |
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上映者の声
上映会を主催された方の声を紹介します
今回、地域での小水力発電の実現を目指しておられる滋賀県高島市牧野区で「おだやかな革命」の上映会を開催しました。
全国各地で実践されている地域関係者が主体となった再エネ導入の事例が紹介されており、行政や外部資本に頼るのではなく、地域に住む人や関わりを持つ人たちが自ら事業を立ち上げ、自分たちが使うエネルギーを自分たちで生み出そうとされていることに感動しました。
映画の事例では、外部から地域に入られた方々の力が大きいことが紹介されていましたが、牧野区ではまず地域にいる人が中心となって、水量調査や事業の可能性を検討されているとのことでした。上映会後の感想共有でも、「うちには映画みたいに活躍してくれる人が外部から入ってくれてないからなぁ…」というような話は一切なく、「まず自分たちで頑張ろう!」とおっしゃっておられた地域の方の言葉が印象的でした。
今回は『おだやかな革命』の上映をしました。
自然エネルギーの活用に興味があるので、セレクトしました。石油や原子力発電に依存せず、地域の資源を見つめ直し、地域で活用していく人々の取り組む姿勢に心打たれました。
発電した余剰電力の売電で地域の耕作放棄地を復活させるために当てるなど、電力事業で得た利益を地域のために使うということも素晴らしいと感じました。
エネルギーだけでなく、経済面でも循環が生まれていくという点はとても良いことです。
参加した方の感想は、
地域で一つのことに取り組むことで人のつながりが生まれること。自立していけるしくみを自分たちでつくること。そこに心動かされたと述べていました。
また、自分たちの地域で活用されていないものを活用していきたい、山の木を伐採して利用したいよね、という具体的な話になり盛り上がりました。
年間ライセンスを取得し、広報の時間が少ない中、上映会を開催しました。運営側に人が殆どで一般参加者【前売り】は一日に一人づつの参加でしたが、上映会後の交流会を通じて地域住民の方の中にこの【渦の環シネマ】に関心を持っていただけることが確認でき、その点は良かった。当日は地域の夏祭りと重なり、運営の半数以上がそちらに人手を割かれたことで映画を見ていただけなかったことは残念であったが、現在、大阪箕面で取り組んでいる【UZUUMU】の活動そのもの、拠点の意味することそのものが【穏やかな革命】であるという共有認識になったことがこれからの上映会運営に希望を与えてくれる。
やはりみんなで観たい映画、これからの地域的な「私たち」のために
昼と夜の2回上映。老若男女様々な人と。
公開当時に観てからずっと、この地域の人たちと観たいと思ってきました。観ていて感慨深い思いになりました。
登場する方それぞれに周りの人を重ねます。
西粟倉村での取り組みを知ったのはこの映画でだったかもしれません。石徹白はここででした。
自ら始めた人たち、一緒に取り組む人たち、その様子に、私たちにもできることがある、動き出そうと思わせてくれます。映画は「エネルギー」を主題としつつ、観る私たちはそれを契機に「地域をつくる」こととして捉えます。
「出てくる食のどれもがおいしそうだった」
「会社の3階に水車がある、ただ作られただけの」
「その後がどうなったかと合わせて観たい」
「(この映画の上映に)公民館を回りたいくらい」
主催の1人が住む町内の人は2人で、一緒にと思う地域内のより多くの人と観たいので、契約期間内に再上映したいと思います。
・各地で未来にむけて色々な取り組みをされている事に驚きと感動と感銘を受けました。地域や自然と共に生きている素晴らしさ、私も映画のように自然に挑戦している訳ではありませんが地域の課題をボランティアで実践している活動を出来るだけ長く元気に続けて行きたいと思いました。映画から元気をもらいました。ありがとうございました。
・消えかけた地域の営みを、再生エネルギーをつかったやり方で文字通り再生してゆく方法があることが分かり勉強になりました。最近はメガソーラーのために広大な森林が伐採される事例もあり矛盾も感じていましたが、この映画のような取組が多くなれば良いと思います。