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リペアカフェ

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監督:クリス・テンプル、ザック・イングラシー
監督:ダーヴィド・グロス
監督:キム・サンマン
監督:アヴィダ・リヴニー

リペアカフェ

ジャンル 教育 政治経済 多様性 伝統文化 社会変革 問題解決
時間 30分 製作年2024年  監督 瀬沢正人

「修理したいのはモノだけじゃなかった。」
オランダ発祥リペアカフェに集う、人とモノを巡る物語。

Screening Information

2025/11/22 ~ 2025/11/22
[ 宮城県 ] 第4回 押忍! がんばリペア部 in 荒井DIY STUDIO. 同時開催:映画『リペアカフェ』上映会
2025/11/29 ~ 2025/11/29
[ 大分県 ] YUNOHIRA LITTLE CINEMA FESTIVAL 2025
2025/12/07
[ 埼玉県 ] お洋服のリペアワークショップと『リペアカフェ』映画映画上映会 Giraffe Communityコラボ!
2026/01/23 ~ 2026/01/23
[ 鹿児島県 ] #カタルシネマ Vol.13「リペアカフェ」

上映会 開催者募集

About the film

お店では修理を受け付けてくれない壊れた家電や服、自転車など、
あらゆるものを地域のボランティアが無料で直してくれる、オランダ発祥のリペアカフェ。実は彼らの役目は、モノを修理するだけではない。

離れ離れになった家族の「思い出」、疎遠になりつつある地域の「コミュニティ」、捨てることを前提に成り立つ消費社会の「システム」…

リペアカフェにはどのような人とモノが集うのか?壊れかけた「モノ以上のもの」を直す人々の物語がここにある。

More info

あなたの周りに眠っている、壊れたままのものはありますか?

ほつれたニット服、ひび割れたタブレット、小さい頃に遊んだおもちゃ……それぞれに思い出やストーリーがあるでしょう。

しかし、大量生産・大量消費が前提となる社会では、私たちは、気付けばモノが壊れたら新しいものに買い替えるのが当たり前になっています。お店で修理を頼むよりも新品を買う方が安かったり、自分で修理するのが難しかったりすることもあります。

そんな壊れた家電や服、自転車など、あらゆるものを地域のボランティアが無料で直してくれる場所があります。その名もRepair Cafe(リペアカフェ)。

IDEAS FOR GOODが贈る、初のオリジナルショートドキュメンタリー『リペアカフェ』は、そんなリペアカフェ発祥の地であるオランダ・アムステルダムを舞台に、彼らの活動に密着。その中で生まれたコミュニケーションから、私たちの身の回りにあるモノと人との関係性や、真の豊かさを見つめ直します。

2024年7月、欧州では消費者が製品の修理を簡単にするために「製品の修理を促進する共通指令」が施行されました。これによって、テレビ、掃除機、携帯電話など11種類の家電について、購入から最大10年間、メーカーが修理サービスの提供を行うこと等が義務付けられました。

製品の設計段階からごみが出ることを防ぎ、資源を高い価値を保ったまま循環させ、自然を再生していくことを目指す、サーキュラーエコノミー。こうしたシステムを推進する上で、最小限のエネルギーで製品の寿命を伸ばす「リペア」は重要な鍵となります。

日本でも、2024年7月にサーキュラーエコノミーに関する関係閣僚会議が開かれ、リペアを通じた地域活性化やライフスタイル転換の必要性が議論されています。

地球の健康状態を示すプラネタリーバウンダリーが限界を迎えつつある現在。これからもこの地球で幸せに暮らし続けるために、「修復」や「再生」を通じて、どうすれば豊かな社会を築き、ともに生きていくことができるでしょうか。

今こそリペアを通して、モノと人の関係性や、真の豊かさについて見つめ直してみませんか?

Data

原題 The Repair Cafe 製作年 2024年
製作国 オランダ、日本 制作 IDEAS FOR GOOD 協力:Repair Café International
配給 ユナイテッドピープル 時間 30分

Cast & Staff

監督 瀬沢正人 製作総指揮
プロデューサー 原作
脚本 音楽
撮影 瀬沢正人 撮影応援:龍ノ口弘陽 編集 瀬沢正人
キャスト

Review(1)

25/10/31 21:13

感動 元気 学び
たった30分の映画。けど、これが実に潔くていい。
映画の中身は、修理市場みたいなところに集まって、知っている人も見知らぬ人も、思い入れのある道具や服や機械を直して、笑顔になっていく。時には直せない。直せるようには作られていないものが多い。私も昨日バリカンが壊れたので直そうとしたら、部品そのものが腐るようにできてて、直らない。バッテリーも元気なのに、綺麗なのに直せない。なんだか「もったいない」し、心がなんとなく「寂しい」。
修理人と呼ばれる人々が楽しそうだ。みんなの寂しいに寄り添い、解決してくれる。早速、似たようなものができないか、考えてみたい。そう、自分の街だってリペアしちゃおう。これまでCinemoで17回上映してきたけれど、一番良かったかもしれない。

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上映者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
本来求めていることを呼び起こす、心動かされる映画
大山 愛美 2025年11月08日
準備段階で、2,3度視聴するたびに涙があふれていました。
それは私だけかな?と、当日お客さんの反応をうかがっていましたが、何人もの方が涙を拭いておられました。
視聴後のシェア会では、「幼いころ、祖父母や親がやってくれていたリペアを思い出した」「子育て中なので、修理を子供に見せて継承したい。」「多世代で集まって修理を学べる交流の場がほしい」「リペアカフェが近くにあれば参加したい」との感想をいくつもいただきました。
実際に修理が得意で道具もお持ちの方もいらっしゃり、私も服のお直しはできるので、今後地域でのリペアカフェ開催につなげていきたいです。そのきっかけをくださったこの映画に心から感謝いたします。ありがとうございます!

「日本にもあるのでしょうか?」
みどりアートパーク 2025年10月29日
アンケートでも、口頭でも、何人かの方々にそう聞かれました。地域のランドマークたる区民ホールや公会堂などで、フリマと同じくらい見かければいいなと、個人的にも思いました。ゴムや紐がゆるくなったり切れてしまって使用できないアクセサリーが箪笥の肥やしになっていたことが頭をよぎります。
公共の施設にミシンが置いてあって、それを活用するワークショップを主宰していた若い男性がいらっしゃいました。素晴らしい。日本もだんだん、成熟してきているんだなーと、、
リペアすることをもっと身近にするような、スローで成熟した社会生活を私たち一人一人が育てていければと、そんなことを考えさせられる映画でした。また、モノを継承していくことって、素敵なことだとも。特に、戦後のモノ不足の中で育たれた世代の方々に刺さったようでした。
今回は、「コペンハーゲンに山を」と二本立てで鑑賞していただきました。

リペアカフェは何をリペアするのでしょうか?
上映後のおしゃべりが最も充実するのは、できるだけ属性がバラバラな10名前後の比較的少人数のとき、ではないかという気がしています。(主催者側の運営スキルの問題もあるでしょうが。)今回もその好例。デザイナー、主婦、建築家、農業コンサル、映画監督、薬屋、事業承継コンサル、不動産屋さん、お菓子屋さん、子ども、、、様々な職種の、さまざまな年代、性別の人々が偶々集い、同じ映画を観て、感想を交わし合いました。同じ興味の中にさまざまな個性があるからこそ、発見と共感が生まれてくるのだなぁー、と。どんな人であれ、どんな環境であれ、それぞれに日々、なにかをリペアしているのではないかとも感じられ、そのことが生きることへの糧にもなっているのかなと。余談ですが、1歳児が参加してくれていて、終わった後に皆さんで抱っこさせてもらって、それぞれの子育てを思い返してほっこりしていたのも、いい景色でした。笑

全世界で3000箇所?と言われるリアルリペアカフェをムメイジュクで実践してみたいとも思ったことでした。日本ではまだ、そんなに例はなさそうですが。

短いながらも考えを深めるのが捗る作品
山小屋シネマ 2025年10月26日
モノは自分の手に入ったときには他人が作ったものかも知れないけど、自分で修理を重ねることでほんとうに自分自身のものになる。そんな感覚はぼんやりと抱いていました。
私たちが暮らす椎葉村というところは、今でも「修理」が日常だという人がたくさんいるので、この映画で繰り広げられている修理の様子は目新しいものだったというわけではないけれど、都会に暮らす人が、リペアカフェと銘打って集まり、モノもヒトも直していくというのは目からウロコが落ちたような気分です。そんなやり方があるのか、と。
おそらくこの映画を観た人は、修理という行為に着目する人と、リペアカフェという取組み?仕組み?に注目する人とに分かれるのではないかと思います。そんな視点の違いをシェアするだけで、映画を見た後の時間の会話が捗るので、上映時間の短さも含め、シェア会を試すのにちょうどいい作品かも知れないと感じました。

スタイルのあるサーキュラーエコノミー
The C 2025年10月25日
リペアを知ることから学ぶ、人生のスタイルだったり、モノ選び、精神的な成長、人との関係性。。様々な気づきをくれたドキュメンタリー。鑑賞後、コミュニティーやリアルな体験の大切さにまで話が発展。
日本でもこの意識が広がるといいという声があがりました。これをきっかけにリペアのコミュニティーにThe Cとしても役立てればと思います。