この度は映画をご提供いただき、本当にありがとうございました。
私は池袋の地域で実際にリペアカフェを開催している立場として、
「地域の方に見てもらえたら」という思いで上映会を企画しました。
しかし実際には、千葉・山形・神戸など、旅行や出張の合間に足を運んでくださった方もいて、想像以上に広い地域から参加があり、新規の方も多く驚きました。
リペアカフェという取り組みに関心を持っている人が、各地にいることを実感する機会になりました。
上映後にはトークセッションも開催しました。
私は実際に地域でリペアカフェを実践している立場からお話しし、もう一人の登壇者は、同じ地域でこれからリペアカフェを始めようとしている方で、今年1月にアムステルダムを訪問し、現地のリペアカフェの様子を見てきた経験を共有してくださいました。
その対話を通して、参加者からは
「こういうやり方なら自分たちの地域でもできるかもしれない」
という声が多く聞かれました。
また、日本には日本に合った形があり、リペアカフェにも地域や場所ごとにいろいろな色があってよいのではないか、という話にもなりました。
自分で直すスタイル、直してもらうスタイル、ドネーション形式や料金を払う形など、運営の形も一つではなく、最初から決めるのではなく、関わる人たちと一緒につくっていくものなのだと思います。
そして、その場には市民だけでなく、行政、教育機関、NPO、地域企業など、さまざまな立場の人がそれぞれできる形で関わっていく。
そうした関係性の中で広がっていくことが、リペアカフェの理想の姿の一つなのではないかと感じました。
今回の上映会は、映画を通して「直す文化」の可能性を改めて考える、とてもよい機会になりました。
このような機会をいただき、本当にありがとうございました。
映画の中身は、修理市場みたいなところに集まって、知っている人も見知らぬ人も、思い入れのある道具や服や機械を直して、笑顔になっていく。時には直せない。直せるようには作られていないものが多い。私も昨日バリカンが壊れたので直そうとしたら、部品そのものが腐るようにできてて、直らない。バッテリーも元気なのに、綺麗なのに直せない。なんだか「もったいない」し、心がなんとなく「寂しい」。
修理人と呼ばれる人々が楽しそうだ。みんなの寂しいに寄り添い、解決してくれる。早速、似たようなものができないか、考えてみたい。そう、自分の街だってリペアしちゃおう。これまでCinemoで17回上映してきたけれど、一番良かったかもしれない。