「修理したいのはモノだけじゃなかった。」
オランダ発祥リペアカフェに集う、人とモノを巡る物語。
Screening Information
- 2026/09/27 ~ 2026/09/27
- [ 長野県 ] 『リペアカフェ』上映会&監督とのオンラインお話会 in さくほゼロカーボンデイ
- 2026/10/03
- [ 山梨県 ] 「リペアカフェ」上映会とリペア体験/交流会
- 2026/10/16 ~ 2026/10/16
- [ 東京都 ] リペアカフェ上映会
- 2026/10/25 ~ 2026/10/25
- [ 東京都 ] 再生循環型社会に必要なこと
- 2026/12/05 ~ 2026/12/05
- [ 群馬県 ] 12月のSO.ラボde cinemo!『リペアカフェ』
News
About the film
お店では修理を受け付けてくれない壊れた家電や服、自転車など、
あらゆるものを地域のボランティアが無料で直してくれる、オランダ発祥のリペアカフェ。実は彼らの役目は、モノを修理するだけではない。
離れ離れになった家族の「思い出」、疎遠になりつつある地域の「コミュニティ」、捨てることを前提に成り立つ消費社会の「システム」…
リペアカフェにはどのような人とモノが集うのか?壊れかけた「モノ以上のもの」を直す人々の物語がここにある。
More info
あなたの周りに眠っている、壊れたままのものはありますか?
ほつれたニット服、ひび割れたタブレット、小さい頃に遊んだおもちゃ……それぞれに思い出やストーリーがあるでしょう。
しかし、大量生産・大量消費が前提となる社会では、私たちは、気付けばモノが壊れたら新しいものに買い替えるのが当たり前になっています。お店で修理を頼むよりも新品を買う方が安かったり、自分で修理するのが難しかったりすることもあります。
そんな壊れた家電や服、自転車など、あらゆるものを地域のボランティアが無料で直してくれる場所があります。その名もRepair Cafe(リペアカフェ)。
IDEAS FOR GOODが贈る、初のオリジナルショートドキュメンタリー『リペアカフェ』は、そんなリペアカフェ発祥の地であるオランダ・アムステルダムを舞台に、彼らの活動に密着。その中で生まれたコミュニケーションから、私たちの身の回りにあるモノと人との関係性や、真の豊かさを見つめ直します。
2024年7月、欧州では消費者が製品の修理を簡単にするために「製品の修理を促進する共通指令」が施行されました。これによって、テレビ、掃除機、携帯電話など11種類の家電について、購入から最大10年間、メーカーが修理サービスの提供を行うこと等が義務付けられました。
製品の設計段階からごみが出ることを防ぎ、資源を高い価値を保ったまま循環させ、自然を再生していくことを目指す、サーキュラーエコノミー。こうしたシステムを推進する上で、最小限のエネルギーで製品の寿命を伸ばす「リペア」は重要な鍵となります。
日本でも、2024年7月にサーキュラーエコノミーに関する関係閣僚会議が開かれ、リペアを通じた地域活性化やライフスタイル転換の必要性が議論されています。
地球の健康状態を示すプラネタリーバウンダリーが限界を迎えつつある現在。これからもこの地球で幸せに暮らし続けるために、「修復」や「再生」を通じて、どうすれば豊かな社会を築き、ともに生きていくことができるでしょうか。
今こそリペアを通して、モノと人の関係性や、真の豊かさについて見つめ直してみませんか?
Data
| 原題 | The Repair Cafe | 製作年 | 2024年 |
|---|---|---|---|
| 製作国 | オランダ、日本 | 制作 | IDEAS FOR GOOD 協力:Repair Café International |
| 配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 30分 |
Cast & Staff
| 監督 | 瀬沢正人 | 製作総指揮 | |
|---|---|---|---|
| プロデューサー | 原作 | ||
| 脚本 | 音楽 | ||
| 撮影 | 瀬沢正人 撮影応援:龍ノ口弘陽 | 編集 | 瀬沢正人 |
| キャスト | |||
Review(1)
上映者の声
偶々ではありますが「設計」を仕事にしていたり学んでいたりする参加者が多い回でした。そこでの少々マニアックな会話から「リペアする」ということは「設計する」という行為の中に既に含まれているのだ、と改めて気づきました。設計したり建築をつくったりしているとき、さまざまな状況を想定しながら、寸法や仕様を決めていきます。モノである以上、永遠はあり得ず、時間の流れに逆らえずに次第に朽ちていき、経年変化をする宿命にあります。であれば、常にリペアをしながら、使い続ける、ということになる。考えてみれば当然で、たいそう大変なことですが、映画でも語られていたように、手を入れたり、モノと関わることそのものを通じて、モノや人との距離が縮んで愛着となり、長くそこにあり続けられる存在になるのでしょうね。
なんとも気付きと学びのある時間となり話は尽きず、大半は近所の鉄板焼き屋さんへと流れて、ハコザキの夜は更けていきました。
設計にせよまちづくりにせよ、「つくる」ことに関わる人には、特に、ぜひ観られたい作品でありました。
つながる図書館では2度目の上映となる『リペアカフェ』短い映画ながら、パワフルな内容に、
初めて観た参加者の方から、「感動した!」との声も頂きました。
また今回は、実際に修理のWSも行う、リアルリペアカフェを同時開催しました。
家電、ニット、書籍、革製品のリペアをできる事を呼びかけ、また、陶器のリペアでもある金継ぎの展示も行いました。
ハンドルが千切れてしまった、お母さんの形見の革のハンドバッグを持って来てくれた参加者の方もいらして、
映画の内容にもあったように、ただ物を元のように使えるようにする、だけに留まらず、
そこにまつわる思い出と、そのモノを通して繋がる誰かへの想いも、大切に復元されていくようでした。
そして手を動かしながら、映画についてや、暮らしの事など、お話しする時間そのものも豊かな時間だったと思います。
参加者の方々からも、修理の講師の方々からも定期的にやれたらいいよね!というお声をいくつも頂き、半年に一度位のペースで開催したいね、という話になりました。
関東に台風大接近という予報だったので、前日からキャンセル連絡4件、当日1件のほか、ご連絡無くキャンセルが4件ありました。ただ、事前の予約が多かったのは、この作品への期待の大きさが感じられます。
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上映の感想として多かったのは、登場人物がみな楽しそうだったということ。そして、人の孤独感を埋められるようなコミュニティとしての機能していることがよかったということ。
来場者には「あなたは何を直しますか?何を直してあげられますか?」という問い掛けをしたのですが、自分の着るものを繕ったり、持ち物を修理したりしている人はけっこうありました。電化製品などブラックボックス化しているものを直せるかもしれないと思う人は少ないようです。また、2組に分かれて感想シェアしたので、組によっては教育の話になったり、職人の話になったり、差が出るのが面白かったです。
日本にリペアカフェが認識している人はあまりありませんでした。検索結果をお渡ししたところ、行ってみたいと考える人は何人かあり、これからも拠点が増えていくといいという意見はみなさん共通のものでした。
4回、上映しました。上映の前後に、監督の瀬口さんのご挨拶を流したのですが、上映会の雰囲気がとても優しいものになりました。毎回、10名弱の参加でしたが、どの回も、たくさんの感想が寄せられたほか、毎回終了後に、知らない人同士の会話が生まれていました。みなさんの想いを引き出すすばらしい映画だと思いました。2日間の「えべつ環境・SDGs広場2026」の一環として開催しました。映画にあわせて集めた「リペア・リメイクエピソード」を会場に掲示したほか、2日目には、映画の感想も掲示しました。
以下、長いですが、みなさんの感想です。
・物を大切にするオランダらしい取組だと思いました。タイパを重視する価値観とは対極にあるうらやましい活動だと思います。近くにリペアカフェがあれば、ぜひ、見学に行きたいです。
・リペアという言葉を初めて知りましたが、興味深いとりくみです。直してくださる方が「天使」とは、すごいですね。
・大変良好 OK!
・行政も一緒に取り組むことで、ボランティアでできていいなあと思いました。人とのつながりも嬉しいことですね。修理人も訪問者も両方嬉しいことだと。こんな仕組みが多くできるといいですね。
・物を大切に使いたいと思います。
・日本にもリペアカフェが身の回りにあると良いと思いました。物を大切にする暮らしをぜひしないといけないですね。
・私は、家電の修理を担当したことを仕事にしていました。日本は、メーカー直結ですが、映画のような国があると初めて知りました。今後は、心をも修理しようと思いました。
・江別市にもあればいいなーと思いました。
・日頃から修理について考えていたことがまとめられていた映画でした。なぜ、最近のモノは難しいのか、なぜ、一つのモノを長く使い続けられないのか。アパレル業界の南米の服の墓場を思い出します。江別にもあったらイイなあと思います。(日本各地)
・いい活動。サーキュラーエコノミーの実践。札幌には、ないのかな?
・近くにあったら、毎日、通いたいと思いました。
・リペアカフェの考え方、日本でもどんどん広がっていけばいいなと思いました。ありがとうございました。
・私は、70歳です。洋裁をしていました。子ども、孫と、まだ使えるジャージー、洋服。しかし、直すことができないつくりになっている物が多くありました。映画の中にも何度も出てきましたが、昔のように作ることができるようになってほしいです。
・安い製品を購入して、結果、修理のきかないモノをどんどん廃棄して、ごみの山を作ることにしてしまいました。粗悪品を淘汰する仕組みを復活させましょう。
・発掘→消費→廃棄の一直線の経済は、”そんなものなんだ”と思っていたり、”自分の成長のため”だと思っていたりしたけど、こんな新しい世界があるのだと知り、いいなと思った。心があたたかくなった。
・修理を通して、コミュニケーションを取ることで、いろいろな学びを得ることも出来るし、地域のきずな・防災にもつながると思う。 コミュニティにも入りやすさがある。
・何でも簡単に手に入れられる時代に、こういった、一つのものを大切にする考えは大事だと感じました。
・たくさん考えさせられました。本当に、今世界中で物があふれ、処分されている現状を変えていかなければいけない。そして、物を大切に修理していくことが、人の心をも修理していくように思いました。
・とても良かったです。わが町にも欲しいカフェ!自分も修理人の1人になれたら、豊かな人生を送れそうだと思いました。
・リペアカフェ、いいですね。近くにできるとうれしい!自分は、何かの修理人として動けるかなあ、と思いながら観ていました。修理人、あこがれます!
・社会人になった頃(35年前)の産業用製品は、細かく修理部品が提供されていたが、近年の製品の修理部品は、ユニット化されており、提供される部品点数が極端に減少していることに実感が湧いた。
・物を大切に長く使えることがいいなあーと思ったし、そういう方が集まり、コミュニティにつながるのは、すばらしいと思いました。
・私は、何でもすぐ捨ててしまう人です。何か壊れても、修理する方が高くつくからです。でも、まずは、買い方から見直すことが大事かな、と思いました。うちにあるTシャツを捨てようと思っていましたが、今は、どうやって起用かとワクワクしています。リペアカフェを探してみようかな。
・もったいないを形にすることの大切さを感じた。
・「ものを修理することはその人の記憶や時間、思い出を修理することである」という言葉がとても印象に残りました。 また、このような活動を初めて知り、私も家に帰って、大切なモノの思い出や記憶について考えてみようと思いました。
・私のリペアは、洋服、着物の布系です。例えば、子供服(店をやっていて売れ残り品)を私の夏服にリメイク。両袖をカットし、上着の脇部分に足して、広げます。とても着やすいです。ズボンは、お尻の上部分に、ポケット、共布を足して広げます。14歳くらいのサイズは、大丈夫。ぜひ、やってみて下さい。
残菜は、1.5坪の畑の堆肥に。土はとても良いです!
・ランニングのバッグのファスナーが雨や汗で青サビになってスライドしにくくなっていましたが、クエン酸でパックして拭き取り、ファスナーがスライドし直しました。修理が出来て、再び背負い、ランニングができています。
・義母がウールで編んだ靴下の穴を直してくれました。感謝と温もりを感じ、久々の電話ができました。













映画の中身は、修理市場みたいなところに集まって、知っている人も見知らぬ人も、思い入れのある道具や服や機械を直して、笑顔になっていく。時には直せない。直せるようには作られていないものが多い。私も昨日バリカンが壊れたので直そうとしたら、部品そのものが腐るようにできてて、直らない。バッテリーも元気なのに、綺麗なのに直せない。なんだか「もったいない」し、心がなんとなく「寂しい」。
修理人と呼ばれる人々が楽しそうだ。みんなの寂しいに寄り添い、解決してくれる。早速、似たようなものができないか、考えてみたい。そう、自分の街だってリペアしちゃおう。これまでCinemoで17回上映してきたけれど、一番良かったかもしれない。