私は希望。新たな居場所を求めて、あなたと歩む。
戦争によって家や家族、日常生活のすべてを失った子どもたちの声を
伝えるため、3.5メートルの人形アマルがヨーロッパ横断の旅に出る──
戦争、暴力、迫害に苦しむ子どもたちに対する国際社会の意識を高め、子どもたちへ希望のメッセージを届けるために、9歳のシリア難民の少女をかたどった3.5メートルの人形 “アマル” が世界中を旅するアートプロジェクト「The Walk」を映画化
https://unitedpeople.jp/walk/project
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©JEAN DAKAR
About the film
現在、世界で1億人以上の人々が国内外に避難し、難民状態にある。そして、その内の約4割が18歳未満の子どもである。戦争により子どもたちは住み慣れた家や大切な人、教育を受ける権利をも奪われ、貴重な子ども時代を失っている。そうした子どもたちの悲しみや願いを伝えるため、2021年、身長約3.5メートルの人形アマルの旅プロジェクトThe Walkが始まる。アマルはアラビア語で「希望」を意味し、9歳のシリア難民の少女をかたどっている。本作はアマルがシリア国境からヨーロッパを横断する旅路を追いながら、アマルの眼差しから世界の実情を伝え、アマルとともに難民の人たちの声を聴いていく。
タマラ・コテフスカ監督(アカデミー賞ノミネート『ハニーランド 永遠の谷』2019年)
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1億人以上の難民のうち40%は18歳以下の子ども。彼らの存在を伝える3.5メートルの人形アマルの旅。
現在、世界で1億人以上の人々が国内外に避難し、難民状態にある。そして、その内の約4割が18歳未満の子どもである。戦争により子どもたちは住み慣れた家や大切な人、教育を受ける権利をも奪われ、貴重な子ども時代を失っている。そうした子どもたちの悲しみや願いを伝えるため、2021年、身長約3.5メートルの人形アマルの旅プロジェクトThe Walkが始まる。アマルはアラビア語で「希望」を意味し、9歳のシリア難民の少女をかたどっている。本作はアマルがシリア国境からヨーロッパを横断する旅路を追いながら、アマルの眼差しから世界の実情を伝え、アマルとともに難民の人たちの声を聴いていく。
難民・移民をめぐる政策論争が激しさを増す世界。新たな居場所は見つかるのか?
訪れた国々でアマルは世界のリアルと向き合うことに。トルコの難民キャンプでは、先行きが不透明なまま留まらざるをえない子どもたちや女性たちの想いに触れ、ギリシャでは難民受け入れに抗議する市民デモに遭遇し、憎悪がこもった言葉を浴びせられる。さらに、ローマ教皇やフランスの欧州議会なども訪ねていきながら、アマルは安心できる新たな居場所を探し続ける。アマルの旅に同行する人形遣いのムアイアド(シリア出身の難民)とフィダ(パレスチナ人)や、アマルの声を表現している実在のシリア難民の少女アシルも、それぞれの戦争で多くのものを喪い、家族とも離れ離れだが、アマルとの旅の中で希望を見つけようとしていく。思いやりと人権の国際的なシンボルとなったアマルが旅の終わりにたどりつく居場所とは── 。
【文部科学省選定作品】
社会教育(教材)
青年・成人向き 国際性(国際理解・平和)
2025年6月11日認定
Data
原題 | The Walk | 製作年 | 2023年 |
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製作国 | イギリス | 制作 | Grain Media |
配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 80分 |
Cast & Staff
監督 | タマラ・コテフスカ | 製作総指揮 | アミール・ニザール・ズアビ、スティーブン・ダルドリー、ジェフ・スコール、デイヴィッド・リンディ他 |
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プロデューサー | ハーリー・グレース、オーランド・ボン・アインシーデル、デイヴィッド・ラン、トレイシー・シーウォード 共同プロデューサー:ハッサン・アッカド、エリー・ブレイン | 原作 | |
脚本 | 音楽 | デューク・ボジャジエフ | |
撮影 | ジャン・ダカール、サミル・リュマ | 編集 | マルティン・イワノフ |
キャスト | アシル・エルセプティ、ムアイアド・ルーミエ、フィダ・ジダン、マリア・アブドゥルカリム、ラナ・タハ、ローマ教皇フランシスコ |