正義に反するなら声を上げる。たとえ、たったひとりでも━━
9.11同時多発テロ後、無制限の大統領権限にただ一人反対票を投じた米国下院議員がいた。
全米黒人地位向上協会イメージ・アワード最優秀ドキュメンタリー賞(2022年)
ハーレム国際映画祭最優秀監督賞(2021年)
ベルリン国際黒人映画祭最優秀作品賞(2021年)
ポーランド・アメリカ映画祭観客賞(2020年)
Screening Information
- 2026/09/18 ~ 2026/09/19
- [ 滋賀県 ] 【バーバラ・リーの闘い】宮前舎の上映会(9/18.19)
- 2026/09/24
- [ 東京都 ] あすのえいがかん第6回無料上映会&ゲストトークイベント
- 2026/11/07
- [ 東京都 ] くらもとシネマ「バーバラ・リーの闘い ~権力を恐れず真実を~」
News
©2020 GINZBERG PRODUCTIONS
About the film
2001年アメリカ同時多発テロ後、報復のために大統領が議会の承認無しに戦争を始めることができるという武力行使容認決議に、ただ一人反対した下院議員がいた。彼女の名はバーバラ・リー。ブラックパンサー党のボランティアからキャリアをはじめたリーは、連邦議会でまだ数少ないアフリカ系女性議員の一人である。「人種差別と社会差別の問題は、生まれた時から私に深く関わっている」と、人種差別、貧困、教育、ドラッグなど多岐に渡る政策課題を掲げ、人々の声に真摯に耳を傾ける一方、HIV・エイズの問題には党派を超えグローバルな対策を進言し、ブッシュ大統領(当時)にも協力を求めるなど、真の問題解決と社会正義の実現を目指し取り組む。本作では「民主主義の根幹には異議を唱える権利がある」と、長年民主主義的な政治姿勢を貫き、後進の育成にも尽力する彼女の姿を追う。
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<無制限の大統領権限に反対票を投じた信念の人>
2001年アメリカ同時多発テロ後、報復のために大統領が議会の承認無しに戦争を始めることができるという武力行使容認決議に、ただ一人反対した下院議員がいた。彼女の名はバーバラ・リー。報復感情一色に包まれていた当時のアメリカで、武力行使の抑制を求め、議会が大統領に白紙委任状を与える決議に断固として反対したのだった。裏切り者と非難され、殺害予告すらあったが、徐々にリーの勇気を支持する声が届き始める。作家のアリス・ウォーカーや俳優のダニー・グローヴァー、地元の支援者らが彼女を支えた。本作では「民主主義の根幹には異議を唱える権利がある」と、長年民主主義的な政治姿勢を貫く彼女の姿を追う。
<さまざまな分断を乗り越え、社会正義を実現するために>
ブラックパンサー党のボランティアからキャリアをはじめたリーは、連邦議会でまだ数少ないアフリカ系女性議員の一人である。「人種差別と社会正義の問題は、生まれた時から私に深く関わっている」と、人種差別、貧困、教育、ドラッグなど多岐に渡る政策課題を掲げ、人々の声に真摯に耳を傾ける一方、HIV・エイズの問題には党派を超えグローバルな対策を進言し、ブッシュ大統領(当時)にも協力を求めるなど、真の問題解決と社会正義の実現を目指している。また、黒人女性として初の大統領選にも出馬したシャーリー・チザムや、師と仰ぐロン・デルムズ下院議員の意志を継ぎ、後進の育成にも尽力している。
Data
| 原題 | Barbara Lee: Speaking Truth to Power | 製作年 | 2020年 |
|---|---|---|---|
| 製作国 | アメリカ | 制作 | Ginzberg Productions |
| 配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 83分 |
Cast & Staff
| 監督 | アビー・ギンズバーグ | 製作総指揮 | ジョナサン・ローガン |
|---|---|---|---|
| プロデューサー | ジョスリン・ローズ・ライアンズ | 原作 | |
| 脚本 | 音楽 | オセイ・エセド | |
| 撮影 | アシュレー・ジェイムズ、ヴィンセント・フランコ | 編集 | ステファニー・メチュラ |
| キャスト | バーバラ・リー、コリー・ブッカー、アヤンナ・プレスリー、アリス・ウォーカー、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス、 ダニー・グローヴァー、ジョン・ルイス、カマラ・ハリス | ||
Review(0)
上映者の声
【ひろまるシネマ上映会報告】バーバラ・リー――「異議を唱える勇気」が民主主義を支える
7月24日、「ひろまるシネマ in リファインド」で、ドキュメンタリー映画『バーバラ・リーの闘い ~権力を恐れず真実を~』を上映しました。
今回の作品は、2001年9月11日の同時多発テロ直後、アメリカ議会で大統領に無制限の武力行使権限を与える決議に、ただ一人反対票を投じた下院議員バーバラ・リーさんの歩みを描いた作品です。
彼女の行動は決して「反対のための反対」ではありませんでした。
「私たちが悪そのものになってはいけない。」
その信念に従って投じた一票でした。しかし、その代償は大きく、激しい批判や殺害予告まで受けることになります。それでも彼女は歩みを止めず、18年後には戦争権限を見直す法改正へとつながる大きな流れをつくりました。
映画の中でも印象的だったのは、恩師シャーリー・チザムの言葉です。
「席がなければ、自分で折りたたみ椅子を持っていけばいい。」
誰かに居場所を与えられるのを待つのではなく、自ら道を切り拓く。その姿勢は、多くの人に勇気を与えてくれます。
バーバラ・リーさん自身も、人種差別や貧困、家庭内暴力、シングルマザーとして生活保護を受けながら子育てをした経験など、自らの「痛み」を政治の原点にしてきました。「痛みに最も近い人が、権力に最も近い場所にいるべきだ」という信念は、政治の本来の役割を改めて考えさせられます。
上映後のアンケートでも、参加者の皆さんから多くの気づきが寄せられました。
「ネセサリ・トラブル(良きトラブル)」という言葉に励まされた方、「全会一致が本当に民主主義なのか」と考え直した方、「ダメなものはダメと言い続ける勇気を持ちたい」と決意を新たにされた方など、それぞれが自分自身の課題として映画を受け止めてくださいました。
私は議会で仕事をしていますが、多数決は民主主義の大切な仕組みである一方、その前提には少数意見に耳を傾ける姿勢があります。「異議を唱える権利」が保障されてこそ、民主主義は健全に機能します。
「人気(Celebrity)ではなく、目的(Purpose)のために。」
映画の最後に伝わってきたこのメッセージは、政治に携わる者だけでなく、地域で活動する一人ひとりにも通じるものではないでしょうか。
これからも「ひろまるシネマ」では、映画をきっかけに社会や地域、そして自分自身について静かに考える時間を、皆さんと共有していきたいと思います。
上映後には、普段からすまっこシネマに参加してくださっている近隣の議員さん2名との座談会も実施しました。当日、たまたま映画を見にきていた別の議員さんも飛び入りで座談会に参加してくださり、10名ほどでざっくばらんに意見交換ができて良い時間になりました。
<参加者の感想>
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バーバラ・リー下院議員のドキュメンタリー映画を見て感動。日本では「はりぼて」「なぜ君は総理大臣になれないのか」「れいわ一揆」など政治の腐敗や、改革派政治家の負け戦映画がヒットしているが、国は違えどマイノリティ女性政治家の闘い方に学びたいものです。
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バーバラさんを初めて知ったが凄い女性だと思った。特に素晴らしいのは、若い頃の彼女がそうであったように、政治に関心を持ち発言する力のある若者、特に若い女性が育っているところ。
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あっという間の、とてもよい映画でした!
バーバラはすごい!
熱いハートと賢さと人柄を兼ね備え、真っ当なことを声高に攻撃的に言うのではなく、相容れないと思える人にも粘り強く訴えかけ歩を進める。
議員という仕事は、希望と力のある仕事だなーと思いました。
映画を見たら、議員をやってみたいかもと思いました。やらんけど。
現職議員や将来の議員にも見て欲しい映画です。
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