中米に興味がある方、自身も対話会を開催している方、社会問題に関心のある方などさまざまなバックグラウンドの8名の方が参加してくれました。年齢は20代から50代まで幅広く。このイベントはいつも参加者の年齢層が極端に偏ることはなく、毎回ちょうど平均が30〜40代になるイメージです。
今回の上映作品は『コスタリカの奇跡』。1948年に軍隊を解体して以降、60年以上非武装を貫いてきたコスタリカの取り組みについて紹介するドキュメンタリーです。
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チャプターは全部で6つに別れており、
「1. 別の道を行く」では、軍隊を撤廃したことで社会福祉や皆保険制度、教育などに投資できるようになり、地球幸福度指数世界ランキング1位に輝いたことを紹介。
「2. 軍の撤廃」では、「母校はボストン図書館」と豪語するフィゲーレスが、人々を恐怖で支配する政府に危機を覚え武装蜂起によって政権の座につき、武装解除を進めた手法が明かされます。
「3. 新たな課題」では、80年代〜00年代にかけて、幾度となく米国から参戦の圧力がかかったことと、常に選挙や裁判を通して国民ひとりひとりが、そして国際法や外交を駆使して国の代表がそれを阻止してきたことが分かります。
「4. コスタリカの国家安全保障モデル」はそんなコスタリカの手法がいかに素晴らしいものであるかを再度さまざまな角度で検証。
しかし最後の「5. 脅かされる平和」「6. 永久戦争国家」では、グローバル化(コスタリカでも僅差で自由貿易化を阻止できなかったそう)によって経済格差が生まれ国民の不満が高まっていること、武器輸出を最大の国の収入とする米国が常に脅かしてくることなどが挙げられ、この資本主義の限界のような社会で非武装を貫く難しさが明らかになります。
ただ、直近の(といっても2014年だけれども)選挙では非武装を進めたフィゲーレスの孫が支援する候補が小党から出馬して当選。コスタリカの人々の平和への意思の強さが見え、そこがやはり日本とは違うところでもあり、希望でもあるなと感じさせられました。
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スタッフ含め参加者11名だったので、5名と6名のチームに別れて対話の時間がスタート。
この作品を見て、日本の平和教育の敗北と権力に対する「怒れなさ」を痛感し、対話の時間にそのことを参加者に投げかけると、「日本は民主化を自分たちで獲得していないから成功体験がないんです」と言われてハッとしました。ではその成功体験がない私たちは、このまま沈んでしまうのだろうか? そうはなりたくないけれども。
対話の時間には、ほかにも「日本も同じような状況だと感じた」「防衛の問題が格差の問題とつながっていくのが興味深い」「格差を産んでいるのは教育費ではないか」などの意見が出ました。
もうひとつのチームでは「私は会社内の対立において中立の立場だが、そもそも中立とはなんなのか」というテーマで話が深まっていったらしく、かなり面白そうでした。
今回は紙のアンケートにも記入いただきましたが、総じて満足度も高く、いい回になったと感じています。ただ、対話時間25分はやや短いと感じる人もいたようで…クロージングが綺麗にできてしまったので、まだ話し足りない方もいたんじゃないかと。
次回からは、会場の片付けのお手伝いを募って、片付けながらの雑談で話し足りない方の熱を拾っていければなと考えています。












映画”コスタリカの奇跡”、何度も何度も繰り返して観ました。
1948年には既に軍隊を廃止したコスタリカ。その後、約70年、どのように平和を維持してきたか。
他の国が攻めて来たらどうするの?そして、実際にアメリカが戦争に参加するように求めてきた時に、中立宣言。
軍を開放、中立宣言、簡単ではないけれど、出来る。
戦争反対って言うだけじゃ、何も変わらないけど、平和エネルギーを発信する人の数が増えれば、何か変わるはず。
この映画には問題を平和的に解決するヒントがいっぱい詰まってます。
家族、友達。みんなにコスタリカからの平和の作り方を受け取ってもらいたいです。
映画の中で、女の子が ”コスタリカ人は毎日をあるがままに受け入れて、楽しんで流れに合わせて生きている” と言ったのが印象的でした。
でも、しっかりとした平和主義が若い世代の中にも根付いていて、いざというときにははっきりとNoといえる国。
コスタリカ人はコスタリカ人であることをとても誇りに思っています。そして国民の幸福度世界1。
移住して4年。私もコスタリカのことをどんどん好きになってきています。これからもっとこの国のことを知りたいです。
この映画に出会えた事に感謝です。
Miho Beaux,