新着上映者の声

耕す、ということにフォーカスして観ても良作

相変わらずの集客力の弱さで参加者は常連さんだけだったものの、そのぶん感想シェアの時間で突っ込んだ話ができるのはいいところでもあります。
わたしたちは都市ではなく農村に住んでいるので当然のように”耕す”ことをしているのかと言えばそうでもありません。コンクリートを剥がし、アスファルトの上に土を盛って作物をつくる。そんな社会的なインパクトは生み出せなくても、そもそも”耕す”とは?ということを掘り下げて考えることはできるよね、という話になりました。

害獣の食害に苦しむ身としては、害獣から遠い(はず)の都市を耕すことは、意外と作物を育てやすくていいかも知れないなぁと思いました。映画の趣旨からはいつも微妙に逸れたような話になるのがこの集まりの特徴かも知れませんが、それはそれでいいなと思えた回となりました。

映画『都市を耕す エディブルシティ』

山小屋シネマさん 25/09/06 09:56

ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

2016年の映画。
約10年前の状態を切り取った内容。
まあひどい。
相手よりも少し安ければ仕事をもらえる、という状態がエスカレート。
工場同士の値下げ合戦の循環が起こった。
その結果どうなるかは誰も考えなかった。

景気が良くなったかのような錯覚は起こったが、10、
20年単位でみると、破壊と搾取でしかない。
結果何千人もの人が死ぬことになった。
建物にミシン、従業員をみちみちに詰め込み、「出して欲しい」と要求したのに、出してもらえず、建物が崩壊した。

「少しでも安くしないと従業員を養えない」という思考から、誰も抜け出せなかった。

考えればわかる、と思うが、考える方向について、なぜ目をつぶってしまうのか。なぜだ。考えないようにしている、としか思えない。

「世の中のセオリーどおりにやってるだけですけど」と思っているのだろう。

発注する方もおかしい。考えれば結果がどうなるかはわかるはず。
発注担当は「私達がやっていることは服をつくるだけ。何の危険もない」と発言。「発注して、糧を作っているのだから、よいことをしているはず」とも。

びっくりした。
現地での循環経済を壊しているだけなのに。

10年経って、企業は変わったのか?工夫しているのか?知りたい。

自分にできることは、こういったことに加担しないところから購入することだけ。

映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』

楽々テラスさん 25/09/04 09:51

映画&トークイベント 解決策を一緒に見よう・考えよう 「2040 地球再生のビジョン」

集客には苦心したが、学生さんやお子さん連れのお母さんも来場いただき、また3人のトークゲストの方からも2040年に向けたお話が聞けて充実した映画会となりました。

映画『2040 地球再生のビジョン』

ソシアルシネマクラブ杉並さん 25/09/03 20:04

温泉deCINEMO

治安が良いとは言えない中米の地で小国でありながらも武力を持たずこんなにも賢く平和に暮らしている人がいることに衝撃を受けました。口コミが広がり上映期間の後半は多くの鑑賞者があり最終日にはコスタリカ人ファミリーが来られていました。
映画を通して人がつながって行く、しっかり醍醐味を味わわせて頂いてます。

映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』

ニュー筑水荘さん 25/09/03 10:26

戦後80年、今一度みんなで戦争について語り合おう。

今回は、日本は戦後80年、原爆投下終戦の8月は、やはり戦争について、今一度みんなで深く考え語り合いたいと思い、私は憎まないを上映しました。
今、まさにリアルな戦争に巻き込まれている、ガザ家族の生々しい映像に、誰もが深く深く考えさせられました。

シェア会では、答えのない重い深刻な映画は、みんなで観て、みんなで共有して出てくる想いをアウトプット出来るのは、とてもいいねと
熱い話しがたくさん出ました。
みんなのいろんな意見、話しを聞けたことが、また更に深く柔軟にしてくれ、最後はやはり、みんな愛でしか平和にはなれないねとなりました。

娘が無差別的に殺された直後、あの状況で、パレスチナとの共存を訴えられるだろうか?
爆弾を受け怪我をした後、相手を憎む?と聞かれて、ん?誰を?と言えるだろうか?

いったいその人類に対する愛の深さ…それって、どうしたらみんな愛に気付いたり、深まったり、本当の愛について考えたりするんだろう。

ぐるぐるぐるぐる考えていたら、やはり憎しみも愛も、両方とも知ることでした。
体験して経験して感じて知ること。
今生きているのが、当たり前では無いという事、笑って食べている事は幸せなこと、自分は周りのありとあらゆる者から愛されて育ってきたということ。それらは、愛とは反対の苦しみ憎しみ悲しみを経験して知ることで、何が本当に大切なのかを初めて考えて気づくのではないかな。

日本は、原爆戦争の痛みも悲惨さも憎しみも経験したからこそ、愛の深さ命の尊さを知っているのだろうと思います。
日本人は、産まれた時から先祖のやってきたこと、戦争の憎しみ苦しみ悲惨さがDNAに刻み込まれている。そんな氣がしています。
そんな大きな経験をしてきた日本人は、愛の深さも知っていて、その愛で、自分の周りの人から日本中、世界中へと包み広がり、愛で戦争が終わる事を願うというか、確信しています。
ユナイテッドピープルの皆さんとも、いつかお会いして、愛のシェア会をやりたいと思っています。ありがとうございました!





映画『私は憎まない』

みんなのピースシネマさん 25/09/02 17:29

物を大切にしていらっしゃる方が多く、
大切な思い出のあるぬいぐるみや傘などを修理して使っていらっしゃるリペア話も聞けました。
モノを直すということは、心も治すんですね。
修理する人も、してもらう人も、
みんなハッピーで良い循環です。

広島市内の公民館で「おもちゃ病院」というボランティアの皆さんがおもちゃを直してくれる、まさにリペアカフェ的な場所がありますが、最近は電子的なおもちゃが多く、修理できないものも多いそうです。

当店でも何かできないかなと思わせてくれる作品でした。
特技をお持ちの方がいらっしゃらないか、呼びかけてみようと思います。

ありがとうございました。

映画『リペアカフェ』

しまのぱんsouda!さん 25/09/02 15:29

今回は親子での参加も多く、
子どもたちも子どもたちなりに色々感じてくれました。

多くの方は、野菜や卵、お肉などを購入するときにそのものの背景を知って買うことが大切と思ってくださいました。

市内にある産直市場も、カリフォルニアのファーマーズマーケットのように実際に農家さんが販売したり、どうやって作られたのかを掲示してあると良いという意見がある一方で、農家さんの立場からは、生産から販売までするのはなかなかに大変なことなので、仲買のシステムも必要という話も聞けました。
島には、大きく仕入れて提供できるお店はなくても、
小さなお店がそれぞれ地産地消やファーマーズファーストの想いを持っていれば、食の島にもなれるのでは?とも。
給食についても、今は、市全体の給食を作るセンターがあるので、学校単位で畑を耕し、何かを育てても、給食で使えず、子どもたちが自宅に持ち帰っているそうで、給食でみんなで食べられたら良いのにという想いも聞けました。

この作品は毎回食いしん坊な皆さんが集まってくださるので、アフタートークも盛り上がります。

映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』

しまのぱんsouda!さん 25/09/02 15:18

いつものイベントは高齢者がほとんどですが。今回は若い世代の参加者がいつもより多かったです。高校生の参加もあり、よかったです。ガザに関心を持っている人たちが多いと感じました。
参加者の感想
映画は、話があちこち飛んで少し分かりにくかったです。50代
日本で生きている私たちには遠い話のように思えましたが、すべての人類が知らなければいけない悲惨な事実だと思いました。この映画を機に、更に私たち若者世代が教育や様々アプローチをもって働きかけないといけないと気づかされました。10代

映画『私は憎まない』

茂野裕子さん 25/09/01 15:52

2025ウナギネマvol.8『もったいないキッチン』

8月のソーシャルシネマ上映は『もったいないキッチン(短縮版)』でした

上映時間が30分とコンパクトになったのですが、主要な部分はしっかりと残っていて、きちんと観客の皆さんにメッセージが伝わりました

上映後の感想共有会でもっとも盛り上がった話題は、野草を食べること

作品内では、京都のおばあちゃんが娘さんと一緒に、野草を採取して天ぷらにしていただくシーンが出てきます
私たちが暮らす地域もいわゆる田舎なので、自宅の庭にもいろいろな野草が生えていますが、雑草として草刈機で一気に片付けてしまうのが普通です
でも、詳しく知っている人が見れば、そんな庭も食べられるものがたくさん
ツユクサだってタンポポだってドクダミだって、みんな美味しくいただけます

では、なぜそれを口にすることがないのでしょうか?

それは、私たちにそれをする時間の余裕、そして心の余裕がないから

野原に野草を摘みに行くには、どうしても時間と手間がかかります
それよりもスーパーの野菜を買った方が手っ取り早いし何よりも楽です
これが食べられると知っていて、食べ方もわかっていても、たぶんスーパーの野菜を買う方を選ぶでしょう

6月に『食べることは生きること』を上映して、その中でアリスさんが触れていた「ファーストフード文化」がここでも最優先されてしまっているわけです

どうして私たちはこんなに忙しくなってしまったのでしょうか?
私個人としては、豊かな生活を求めて経済優先で回してきたツケが回ってきたように感じてなりません

テレビのドラマで、平安時代の暮らしが映し出されることがあります
この時代は、人々は今ほど忙しくはなかったことでしょう
自分が豊かに使える時間がたくさんありました
でも、その代わりに、今の生活と比べれば、貧しかったとしか言いようがありません

豊かな毎日を求めることが決して悪いことだとは思いませんが、たまには、豊かさの背後には何があるのかについて、思いを巡らすことも必要ですね
何も考えないでただ暮らすだけなんて、もったいない!!

一緒に映画を観た方の感想です
「暑くなっても野草は茂っています。食べられる野草を知らないなんて、もったいない!キッチンでした」
「私たちのクラブでも廃棄食材と野草であんなのしてみたいですね
コンビニやスーパーなどの賞味期限廃棄・・そして、過剰なプラ梱包(ちーん)
「何故食べれるのに捨てるの?あなたはほんとに捨てなきゃいけないと思う?」私もずっとおもってました。
また、田舎のおばあちゃん??が、近くから野草とって食事にされていましたが、それができれば一番いいなぁと
(スーパーの袋もいらない、無料、新鮮、食べれるだけ)
そんな山の土は生態系がちゃんとなりたってるから、肥料も農薬もいらず、健康で虫もつかない葉っぱを育てます・・?
今人間が作り出している野菜は・・薬薬薬
そんな野菜を私たちは食べているなぁと。
ネット、スマホデジタル化は進み、時短になったようだけど、なんか空回りで「豊か」って言葉がどっか行ってる現代の生活・・ほんとに怖い
「もったいない」日本にしかない素晴らしい言葉。
まずは、自宅のキッキンを通して行動・発信していきたいと思います・・」

次回の上映は9/24水曜『ラディカルラブ~サティシュ・クマール 巡礼の旅~』
「幸せでありたければ、ただ愛すること。愛、愛、愛、いつでも愛!」
― サティシュ・クマール
かつて核兵器廃絶を求め1万3,000キロの平和巡礼の旅を成し遂げた
現代を代表する思想家・平和活動家サティシュ・クマールの信念とは ――

詳細はこちら
https://facebook.com/events/s/ソーシャルシネマ上映会『ラディカル・ラブ~サティシュ・クマール 巡礼の旅~』

映画『もったいないキッチン』

ウナギネマ〜ちくごソーシャルシネマ倶楽部さん 25/09/01 10:31

一度映画をご覧になった方がとても良いからと、ご友人などに声をかけてご参加を促してくれました。服や革製品のリメイクをされている方や材料屋さん、時計や電化製品の修理をおこなっている方、福岡市でお直しマルシェを主催されている方、金継ぎをされる方、市議会議員さん、土地のリペア(環境改善)に関わられている方も、一緒に映画を鑑賞し話し合う場がとても充実していて盛り上がりました。具体的にこれから行政と連携して修理のプロを集めた場を作っていく企画にアイデアを出し合ったり、リペアカフェの概念は基本的にボランティアなので、どうあるべきor自分たちがどうしたいのか、継続していけるやり方は、等々、話し終えてもまだ頭の中に考えが巡り続けています。今月の始めと終わりに合計6日間上映をし、繋がれた40名の皆さんと連絡を取り合い、今後ノドカフェやまるゐとで実際にリペアの日を設けてやってみながら考えていこうと思います。初回は9月下旬になりそうです。映画の上映も、短い時間の中にとても沢山のテーマがあるので、今後も上映しつつ場を設けていきたいです。

映画『リペアカフェ』

いとしまリトルシアターさん 25/09/01 10:26

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※ 上映者の声投稿数で集計