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私は憎まない

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監督:リック・グレハン
監督:クレイグ・リーソン
監督:ティム・コール
監督:西倉めぐみ、高木ララ
監督:フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ

私は憎まない

ジャンル 平和 人権 多様性 生活医療 問題解決
時間 92分 製作年2024年  監督 タル・バルダ

平和と人間の尊厳を追求するガザ出身医師の誓い
3人の愛娘を殺されてもなお共存の可能性を信じ、ヒューマニティに基づき行動するガザ地区出身の医師、アブラエーシュ博士に迫るドキュメンタリー

▼5度のノーベル平和賞ノミネート、イゼルディン・アブラエーシュ博士について
https://unitedpeople.jp/ishall/dr

【文部科学省選定作品】
社会教育(教材)
青年・成人向き 国際性(国際理解・平和)
2024年9月11日認定

Screening Information

2025/05/24 ~ 2025/05/25
[ 東京都 ] 映画「私は憎まない」上映会 at 楽々テラス!
2025/05/25
[ 福島県 ] 第74回おおくまCINEMO 私は憎まない
2025/05/28 ~ 2025/05/28
[ 神奈川県 ] みどりアートパーク上映会「私は憎まない」
2025/07/23
[ 島根県 ] 【エシカル・フイルム上映会】私は憎まない@フクミミ木次

上映会 開催者募集

©Famille Abuelaish

About the film

~平和と人間の尊厳を追求するガザ出身医師の誓い~

「医療でイスラエルとパレスチナの分断に橋を架ける」。ガザ地区の貧困地域、ジャバリア難民キャンプ出身の医師で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となったイゼルディン・アブラエーシュ博士は産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人両方の赤ちゃんの誕生に携わってきた。彼は、ガザからイスラエルの病院に通いながら、病院で命が平等なように、外の世界でも同じく人々は平等であるべきだと、分断に医療で橋を架けようとする。しかし2009年、両者の共存を誰よりも望んできた彼を悲劇が襲う。彼の自宅がイスラエル軍の戦車の砲撃を受け、3人の娘と姪が殺されたのだ。砲撃直後、博士の肉声をイスラエルのテレビ局が生放送し、彼の涙の叫びはイスラエル中に衝撃と共に伝わった。その翌日、博士は突然、テレビカメラの前で憎しみではなく、共存を語りだす。イスラエル政府に娘の死の責任を追求するも、決して復讐心や憎しみを持たない彼の赦しと和解の精神は、世界中の人々に感動を与え、“中東のガンジーやマンデラ”とも呼ばれる存在となる。しかし2023年10月7日のハマスのイスラエルへの攻撃、それ以降のガザへの攻撃を経て、彼の信念は再び試されることになる。

More info

悲劇を真の平和の実現のために

「医療でイスラエルとパレスチナの分断に橋を架ける」

ガザ地区の貧困地域、ジャバリア難民キャンプ出身の医師で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となったイゼルディン・アブラエーシュ博士は産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人両方の赤ちゃんの誕生に携わってきた。「ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の赤ちゃんの違いは?みんな同じく生まれたての赤ちゃんだ」「すべての人の平等、正義、自由の上に共存は可能である」と、共存が可能であることを自らの医療で体現してきた。彼は、ガザからイスラエルの病院に通いながら、病院で命が平等なように、外の世界でも同じく人々は平等であるべきだと、分断に医療で橋を架けようとする。しかし、両者の共存を誰よりも望んできた彼の赦しと和解の精神が、究極の試練にさらされる。

「暴力に暴力で対処しても、問題は解決しない。」

2009年1月、アブラエーシュ博士の自宅がイスラエル軍の戦車の砲撃を受け、3人の娘と姪が殺害されてしまうという悲劇が彼を襲う。砲撃直後、博士の涙の叫びの肉声はイスラエルのテレビ局で生放送され、イスラエル中に衝撃と共に伝わった。翌日、テレビカメラの前で、博士は突然憎しみではなく、共存について語りだす。その後、正義を求めてイスラエル政府を訴え、娘の死の責任を追求するも、決して復讐心や憎しみを持たずに、知恵と決意とレジリエンスを持ち続けた。彼の赦しと和解の精神は、世界中の人々に感動を与え、数え切れないほどの賞を受賞し、“中東のガンジー、マンデラ、キング牧師”とも呼ばれる存在となる。自伝『それでも、私は憎まない』は世界的ベストセラーとなった。しかし、2023年10月7日のハマスのイスラエルへの攻撃、それ以降のガザへの攻撃を経て、彼の信念は再び試されることになる。

【文部科学省選定作品】
社会教育(教材)
青年・成人向き 国際性(国際理解・平和)
2024年9月11日認定

Data

原題 I Shall Not Hate 製作年 2024年
製作国 カナダ・フランス 制作 Filmoption
配給 ユナイテッドピープル 時間 92分

Cast & Staff

監督 タル・バルダ 製作総指揮 マヤ・カデュー=ルイヤー、マルタン・カデュー=ルイヤー、マリーズ・ルイヤー
プロデューサー ポール・カデュー、マリーズ・ルイヤー、イザベル・グリッポン、タル・バルダ 原作
脚本 タル・バルダ、ジェフ・クライン、サスキア・デ・ボア 音楽 ロベール・マルセル=ルパージュ サウンドデザイン:マルタン・カデュー=ルイヤー
撮影 ハンナ・アブ・アサド 編集 ジェフ・クライン
キャスト イゼルディン・アブラエーシュ、クリスティアン・アマンプール、シュロミ・エルダー 他

Review(1)

25/02/13 11:46

ユナイテッドピープル さんのレビュー
感動 学び 泣ける

「この映画は、大切な人々を一瞬にして奪われ、泣き叫びながら「それでも」と立ち上がる一人の男性の軌跡です。その苦しみと信念に満ちた幾年がガザの外の人々に共有され、映画館の座席で追体験させてもらえることに、まず感謝したいと思います。 言葉では出てきても、なかなか形にはならない「平和」。いつかそれが実現されるとき、誰のためにどんな姿をしているべきなのか、改めてこの映画は考えさせてくれます。「それでも私は」と、一緒に立ち向かいませんか。」

並木麻衣日本国際ボランティアセンター(JVC)元職員/現ボランティア


「アナタは言えますか?
家族を殺され、同胞が殺されていく現実を
お墓すら作れない
遺体すら見つからない

犠牲になった人々は
亡くなった後も
天井のない牢獄の中に押し込めている

「全ての人のために “あの悲劇をプラスに変える”」

言えますか?
家族を殺されても
アナタは平和を願えますか?」

全文 https://unitedpeople.jp/ishall/cmt_shl 

サヘル・ローズ俳優・タレント


「今、ガザで起こっている悲劇に対して私たちは何ができるのか?

私は迷わず、この映画を観ること、そして、多くの人に観てもらうことだと言える。なぜなら、この映画は何が今ガザで起こっているかを明確に教えてくれるからだ。

ガザでの悲劇は2023年の10月7日に始まったことではない。それは70年以上前からパレスチナで続いてきた悲劇と憎しみの連鎖の劇的拡大だ。

2009年1月、ガザのジャバリヤキャンプでイゼルディン医師は3人の娘と姪を同時に失う。しかし、恐ろしいことに今のガザではそれさえもありふれたことになってしまおうとしている。

しかし、決してありふれてはいなかったこと、それは彼がその悲劇に見舞われた後も「私は憎まない」という意思を掲げ続けたことである。それは「私は殺さない。あなたも殺すな」という意思の表明ではないか。そして、それこそが「共存」を可能にする人間の意志なのだと思う。」

吉岡達也ピースボート 創設メンバー・共同代表


「生命と平和の重さに気づかせてくれる映画
イスラエルによる2009年のガザ攻撃で娘三人と姪を自宅への砲撃で失ったアブラエーシュ医師は、イスラエル国家の謝罪を求めて裁判を起こし、最高裁まで争った。裁判所は最後まで国の責任を認めないが、娘たちの死を無駄にしてはならない法廷で闘う父親の必死の思いが、一方でイスラエルとパレスチナの平和を実現しようとする活動とつながっていることが納得できる。それはガザの難民キャンプに住みながら、イスラエルの病院でも働き、人間の誕生に立ち会ってきた産婦人科医としての信念でもあるだろう。いま、ガザで何万という民間人、子供たち、女性たちが虫けらのように殺されていく中で、生命と平和の重みに気づかせてくれる映画である。」

川上泰徳中東ジャーナリスト


「ガザの日常、家族の日常。あまりにも残酷に、国際法違反を臆面なく犯す国家や勢力。アブラエーシュ博士の生きざまに限りない尊敬、そして希望を見出す。」

土井香苗国際人権弁護士

一覧 https://unitedpeople.jp/ishall/rv

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
シネマシェア米沢 2025年05月17日
参加者からは「このドキュメンタリーを観て、深く考えさせられました。世界の人々が、この作品に共感できたら、戦争も少しは減るのかと思います。でも、私自身がこの医師の立場になったら、このような考えにいたる事は、たぶんできないとも思いました。」、「考えさせられました。私達に何ができるのでしょう?未来に恨みを伝えないという姿勢はとてもマネできないと思います。(人間ができていないナァと思います。)傍観者でいる自分、平和呆けしている自分…少し、目線を上げて、平和のあり方を考えたいと思います」「パレスチナ自治区?名ばかり。イスラエルの法、都合が、全て。なぜ、世界の多くの国がイスラエルのばん行をゆるしてしまっているのか?」などの声が寄せられました。
子どもを含む多くの民間人が犠牲になり、国際法や国際人道法に違反しているといわれる中で、国際社会が一日も早くイスラエルを止めることを願わずにはいられません。

映し出される映像に涙
あまりにも悲劇の連続、砲撃を受け、家族が亡くなる。部屋は血まみれ。その状況を嗚咽とともに電話で友人のテレビキャスターに伝える主人公。そしてそれを切らずに生放送で伝えるテレビ。
私たちが過ごしてきた平和な時間。それと同じ時間にガザでは殺戮が行われていた。
観終わって、みんなしばらく無言だった。
ドキュメンタリー映画の圧倒的な映像に釘付けにされた。

戦争について
今まで観た映画の中で一番生々しく、衝撃的でしたとの声が多かったです。民間人への攻撃は、戦争というのは本当に容赦ないものだと思いつつも、これが戦争だからという感想もありました。今現在進行している戦争、過去の戦争、そしてこの先起こるかもしれな戦争について考えました。

ヘビーではあるが観ておきたい作品
Lab&Village 2025年04月28日
名古屋のシネマスコーレで観てこれは上映したい!と思っていた作品。

相変わらず集客には苦しんでおりますが
上映後にはみなさん目を真っ赤にされてなかなか言葉が出てきません。

しかし1人でも多くの方に観ていただいて
ガザとイスラエルのことに関心を持ってもらえればと言ってもらえました。

第二次世界大戦を経験された人が少なくなり
戦争が架空のものと思ってしまう人が出てくる恐れもあり
世界のどこか、ではあっても現実に起こっていることを知る機会としては映画は素晴らしいツールだと思います。

ありがとうございました!

止まない戦争への強い憤りとアブラエーシュ医師への尊敬の念
KOSUGI-de-Cinema 2025年04月25日
本日、上映会7回目にしてこの作品への興味関心なのか、過去最大の15名の方に参加いただけました。
昨今ますます酷いガザ地区の状況である事は周知の通りで、止まない戦争に対しての無力感、何故この憎しみの連鎖、戦争が終わらないのか、、、憤りのコメントが伺えました。
そんな中で、アブラエーシュ医師やご家族の慈愛に満ちた言動に、驚きと尊敬の眼差しを述べる感想コメントも多数あがりました。
改めて、このような上映会を通して、事実を知ってもらう事の大事さ、何か感じてもらえた事の喜び、やり甲斐を感じた会でした。
引き続き、小さなアクションを続けたいと思います