「この映画のことを知らなかった」「いつか観たいと思っていた」「10年以上前にバングラデシュでこんなひどい事故があることを知らなかった」「好きで買っていたファストファッションの服の背景でこんなことが起きているなんて全く知らなかった」「今やウルトラファストファッションが現れているけどどうなの?」という声がたくさん。
10年前とさほど変わらぬ現状からして、今なお、この映画を上映する意義を強く感じました。
また、子供たちにもわかりやすく編集して上映してほしいとの声も多数上がりました。
ファッションは毎日のことなので、この映画を観たことにより、今までとは違う選択をする方が増えるのではと思われました。
ファッション業界も大きくかかわる貧困の格差、人権侵害、環境破壊、気候変動といった諸問題を解決することは、とんでもなく困難な道のりに感じるけれど、何も考えず何もしなければ、何も変わることはありません。よりよい未来のためには毎日のお買い物、一人一人の選択が大切なことを認識し、できることを皆さんと一緒に取り組んでいこうと思っています。(みらいカフェM)
以下に匿名でいただいた参加者アンケートを抜粋して掲載させていただきます。
みなさまご協力をありがとうございました。
・「ビジネスや経済が拡大すればするほど、お金が循環して、企業も人々も皆が幸せになり、世界が笑顔で満たされていく」という理想を持って、以前は銀行に勤めていました。
しかし、昨日の上映会で、発展に伴う闇の部分、世界で起きている真実を知って、目を覆いたくなりました…
労働問題、人権侵害、自然破壊、環境汚染、健康被害…大切な命の犠牲のうえの発展とは…と考えさせられます。
なぜ、なぜ、なぜ…どうしたら良いのだろう…ぐるぐる頭を巡っています。問いの先には、必ずまた新しい問いが生まれ、ずっと続いていく。
それは果てしないことで、途方に暮れることかもしれないけれど、答えは出なくても、正解に辿り着かなくても、それでも問い続けることを諦めないことが大切なんだろうと感じます。
また皆さんと一緒に話せたら嬉しいです!
・子供を産んで、食や消費について考えるようになった。食べ物には気をつけているものの着るものについて考えることがなかった。知らないことばかりだった。ファストファッションが大きな犠牲の上に成り立っていたんだと思い知らされた。これからは少し服について考えていきたいと思った。小さなことから取り組んでみます。
・ファストファッション、消費生活の裏側の現実を「知る」ことは自分も含め、もっと広がっていくことが大事だと実感した。
・毎回何気なく着ていた服に対して意識が変わるきっかけとなりました。今回の映画を観ることによって服・食物をはじめ、自分を取り巻く環境に対して考えていこうと思いました。
・学生時代、服飾に関わっていたにもかかわらず知らないことばかりでした。「お金は目的ではなく何かをするための手段」は自分のテーマであり、うれしかったです。「We have to change」という言葉が印象的でした。
・ビジネスは愛が根底に、みんなが幸せになるシステムであってほしい
・衣服工場の崩壊事故をニュースで見ていたけど、もうすっかり忘れていました。ショックでした。日頃、こうしたことを考えずに生活していることに危機感を覚えました。
・前から労働者が大変ということは知っていたがこんなことになっているとは知らなかった。 (20歳以下)
・同じ人間同士だけど、国や立場によって公平に関わることができないことがもどかしく感じた。 (20歳以下)
・自分たちが着ている服はバングラデッシュの人たちなどが作ってくれたものであってあそこまで苦労して作ってくれているので大切にしたいと思いました。そしてもっと服のことについて知っていきたいと思いました。 (20歳以下)