畑で街を占拠しよう!
舞台はサンフランシスコ、バークレー、オークランドの3都市。
経済格差の広がる社会状況を背景に、新鮮で安全な食を入手するのが困難な都市で、市民自らが健康で栄養価の高い食べ物を手に入れるシステムを取り戻そうとさまざまな活動が生まれて行く。
Screening Information
- 2025/05/13 ~ 2025/05/16
- [ 岡山県 ] キビコクシネマ第11回「都市を耕す」
- 2025/05/14 ~ 2025/05/14
- [ 東京都 ] 第219回銀座ソーシャル映画祭 x デモクラシーフェスティバル・ジャパン
- 2025/05/15
- [ 福島県 ] 第24回かわうちCINEMO「都市を耕すエディブルシティ」
News
- 2022/11/22
- 『都市を耕す エディブルシティ』動画シェア:監督インタビュー完結編リリースしました!
- 2021/11/15
- 【cinemo】『都市を耕す エディブルシティ』動画シェア:監督をインタビューしました!
- 2020/11/19
- 新作追加!映画『都市を耕す エディブル・シティ』

About the film
舞台はサンフランシスコ、バークレー、オークランドの3都市。
「空き地で、食べ物を作れるんじゃない?」
経済格差の広がる社会状況を背景に、新鮮で安全な食を入手するのが困難な都市を舞台に一部の市民が始めたアスファルトやコンクリートをガーデンに変えて行く活動。それが共感を呼び、世界に大きなうねりを生んでいます。
「食が重要視されないなら 市民がその重要性を訴えるだけ」
「(社会の中で)問題は山積みだけど 食なら人々の力で変えられる」
そんな思いから、健康で栄養価の高い食べ物を手に入れるシステムを取り戻そうとさまざまな活動が生まれて行く。そして、一人一人の活動がコミュニティを動かす力となり、社会に変化をもたらす。卓越した草の根運動のプロセスを実感できるドキュメンタリー。
More info
映画の舞台はサンフランシスコ、バークレー、オークランドの3都市。経済格差の広がる社会状況を背景に、新鮮で安全な食を入手するのが困難な都市で、市民自らが健康で栄養価の高い食べ物を手に入れるシステムを取り戻そうとさまざまな活動が生まれて行く。
そして、一人一人の活動がコミュニティを動かす力となり、社会に変化をもたらす。卓越した草の根運動のプロセスを実感できるドキュメンタリーフィルム。日本人にはまだ馴染みの薄い「食の砂漠」「食の正義」「食料主権」といった概念だが、日本でも子どもの貧困、孤食など少しずつ社会問題として滲み出ている。アメリカで広がりを見せている都市農園、コミュニティーガーデン、エディブル・エデュケーション(栽培から食卓まで全体をいのちの教育として位置づける食育)は、都会生活に食と農のつながりを取り戻す可能性を感じさせてくれる。
Data
原題 | Edible City | 製作年 | 2014年 |
---|---|---|---|
製作国 | アメリカ | 制作 | イーストベイピクチャーズ |
配給 | エディブルメディア | 時間 | 56分 |
Cast & Staff
監督 | アンドリュー・ハッセ | 製作総指揮 | |
---|---|---|---|
プロデューサー | 原作 | ||
脚本 | 音楽 | ||
撮影 | 編集 | ||
キャスト |
Review(1)
上映会主催者の声
一見すると矛盾しているこの取り組みが、いかに効果的であることか。
この映画はそれを見事に教えてくれています。
自分の食べ物に無関心である人はいないはず。
健康で安全な食生活を送りたければ、自分たちで作ればいい。
空き地を次々と畑に変えると、いつの間にか人が集まってきます。
農をきっかけとした新しいコミュニティの誕生です。
元気な子どもが育つ健康な家族を作れば、
健康なコミュニティができる。
ほら! 健全な国家のできあがり!!
大量生産&大量消費のため、広大な面積で単一栽培を行う現代の農業。
そのためには多くの農薬も必要です。
機械化された農場で作られる作物を食べることは、化石燃料を食べることに等しいのです。
持続可能な社会の実現のためにも、地産地消は非常に有効です。
スーパーに並んでいる遠くの生産地のものではなく、個人商店に並ぶ地元の作物が手に入るシステムをつくっていきたいものです。
次回のウナギネマは7/16(土)&7/17(日)です。
作品は『サティシュの学校 みんな、特別なアーティスト』。
現代を代表するエコロジー思想家、非暴力平和運動家であるサティシュ・クマールの語る珠玉の言葉をぜひお楽しみください。
予約は不要です。
2022ウナギネマvol.8『サティシュの学校 みんな、特別なアーティスト』(86分)
7月16日(土)①14:00〜、②17:00〜
7月17日(日)①14:00〜、②17:00〜
会場:交流拠点あかりかたり(福岡県柳川市旭町55-1 古澤邸)
料金:1000円、柳川市民割引500円、中高生は無料。
詳細はこちらから。
https://fb.me/e/4CEvt4US8
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同じ課題で活動している私としてはとても良いヒントになる映画でした。
食が大切だとわかりつつも、時間を割いて考える機会がなかなか無い現代。アメリカらしい分かりやすさと情報量がとても良かったです。
そして、日本が問題として取り上げられるだいぶ前の映画ですが今の日本にとっては時代感もちょうど良いなと思いました。
いわゆる資本主義(?)社会のシステムからこぼれ落ちてしまった人たちをどんな風に自立させ、あたたかな地域をしっかり育んでいくのかという過程を丁寧にそれぞれの立場から映し出していたように感じます。
参加者の方の反応の中には、貧困や麻薬問題がこんなに身近にある社会が先進国アメリカで現実にあるということを改めて知り、
少なからずショックを受けていた方たちもいらっしゃいました。
人口差や文化的、環境的に差があるとはいえ、
地元地域住民が主体になって少しずつ優しい未来へ舵を切っていく大切さを伝えてくれる作品でした。
貧困により、犯罪が多い地域。貧困により、ご飯が質の低い加工食品しか食べられない。
命を支える食品が、産業に組み込まれ、命と分断されている現実。生産手段がないことが、貧困時に危機的な状況を生んでしまう。
映画で、空いた土地に種を植えて、ボランティアがクチコミで広がり、コミュニティができていく。
健康な野菜をみんなで作り出し、ボランティアで手伝うと新鮮で健康な野菜を持ち帰れる。収穫した野菜をコミュニテイスーパーで手に入れられるように。
しかも、理想論ではなく、現実に行われている。
食べ物を自分で作ることができれば、餓死することも無くなるし、孤立することも無くなる、本当に素晴らしい取り組み。
コミュニティづくり、シェア、健康づくり、勉強になる視点は様々あります。必見です。
本作品は市民が耕作できる農園のない東京都北区民にとってはとても刺激的な作品です。畑が大好きで地元で農にかかわりたい人々がたくさん集まり、私たちのこれからの活動に希望をいただきました。