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医学生 ガザへ行く

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医学生 ガザへ行く

ジャンル 教育 平和 人権 生活医療 社会変革 問題解決
時間 88分 製作年2021年  監督 チアラ・アヴェザニ、マッテオ・デルボ

救急外科医になる夢を叶えるためにガザ地区に留学したイタリア人医学生の葛藤や成長を描くドキュメンタリー。

Screening Information

上映会 開催者募集

©2021 Arpa Films

About the film

救急外科医を目指し欧州から初の留学生としてガザへ

イタリア人医学生のリッカルドは、奨学金を得て留学することを決意した。行き先は紛争地域であるガザ地区。友人たちは彼の安全を心配し、動揺を隠せない。しかし将来は救急外科医になりたいと考え、爆発性弾丸による外傷についての論文を書いている彼にとってのガザ行きは、医師となるための実践経験になる。周囲をフェンスで封鎖された「天井のない監獄」と呼ばれるガザに入るのは容易ではない。イスラエル、パレスチナ自治政府、そしてハマスの3つの異なる当局からの許可を得なければならないからだ。極めて複雑なプロセスを経て、欧州から初の留学生としてガザ・イスラム大学に到着すると、学長に歓迎され、ガザ内外のメディアから次々とインタビューを受けることになる。

More info

緊迫する医療現場で医師となる決意を固めていく

多くの期待と注目集める彼はプレッシャーを感じ始める。救急医療の現場に入り、本当に外科医に向いているのかと自らに問うなど、不安やストレスに潰されそうになる。悩むリッカルドを救ったのは、同じく医師を目指す医大生サアディなどのパレスチナ人の若者たちだった。やがて片言のアラビア語を話す彼は現地で人気者となり、徐々に自分の居場所を見つけていく。しかし、イスラエルとの紛争が再燃すると、リッカルドは難しい選択を迫られる。安全のためガザを一時的に離れた彼は、ガザを出られない友人達に心配を募らせる。しばらくしてガザに戻り、無事だった仲間との再会を喜び、絆を深めていく。そしてすぐに、緊迫する救急医療の現場へと飛び込み、傷ついた人々の治療に当たっていく。至近距離で爆撃を受ける体験をしながらも、彼は救急外科医になる決意を固めていく。

Data

原題 Erasmus in Gaza 製作年 2021年
製作国 スペイン 制作 アルパ・フィルムズ・プロダクション
配給 ユナイテッドピープル 時間 88分

Cast & Staff

監督 チアラ・アヴェザニ、マッテオ・デルボ 製作総指揮
プロデューサー エヴァ・フォンタナルス 原作
脚本 チアラ・アヴェザニ 音楽 ミケーレ・ストッコ、ミルコ・カルチェン、 アレッサンドロ・グロッソ
撮影 マッテオ・デルボ 編集 アントニオ・ラッブロ・フランチャ
キャスト リッカルド・コッラディ-ニ、サアディ・イェヒア・ナクハラ

Review(1)

24/07/30 17:34

りりー=あん さんのレビュー
感動 学び 人生変わる 泣ける
この度は全国47大学無料上映キャンペーンとして、学生たちに貴重な学びの機会を与えてくださり、感謝申し上げます。今回は担当している「法学」の授業の一環として、世界の人権問題をテーマに上映させていただきました。視聴者数は合計90名でした。今回の映画視聴を通じて、学生たちは自分の知らない多様な世界の状況の理解を深め、色々気付かされることがあったようです。多くの感想が寄せられましたので、そのうちいくつかご紹介したいと思います。

・Aさん
映像を通して、ガザ地区ではいつ爆撃されるかも分からない現状であり、それに対しての恐怖心を日々感じている。日本は憲法9条があるため、戦争をすることはないが、ガザ地区ではこのような憲法はないため、爆撃は無差別にやってくる。そのためいつ命が無くなるかも分からない。また、その影響によって日々の生活に苦しむ人もいる。このような状況だと、人権が保たれていないと感じた。支援募金などを通して、少しでも苦しい生活が楽になるように協力して行きたい。

・Bさん
ガザの現状を知り、私は平和の重要性を考えた。ガザのように夜に爆弾が飛び、いつ自宅に当たってしまうか分からない状態、また、自宅がなくなってしまうかもしれない状態で過ごすことは精神的、身体的につらい状態であると考えた。そして、現在のリッカルド・コッラディーニさんのメッセージから、平和を求めることの大切さを学んだ。私たちの世代は戦争を経験していない人々が多い。そのため、未来でも平和のままでいられるように戦争の悲惨さを伝えていきたい。そして、現在戦争を行なっている国は一刻も早く終戦し、少しでも多くの人々が安心して暮らしていけるようにするべきであると考えた。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
田園調布学園大学上映会「世界の人権問題を学ぶ」
りりー=あん 2024年07月25日
この度は全国47大学無料上映キャンペーンとして、学生たちに貴重な学びの機会を与えてくださり、感謝申し上げます。

今回は担当している「法学」の授業の一環として、世界の人権問題をテーマに上映させていただきました。視聴者数は、1年~4年生の合計90名でした。

今回の映画視聴を通じて、学生たちは自分の知らない多様な世界の状況の理解を深め、「天井のない監獄」とも呼ばれるガザ地区における人権侵害の深刻さや平和の尊さを痛感したようです。多くの感想が寄せられましたので、そのうちいくつかご紹介したいと思います。

・Aさん
日本は憲法9条があるため、戦争をすることはないが、ガザ地区ではこのような憲法はないため、爆撃は無差別にやってくる。
そのためいつ命が無くなるかも分からない。また、その影響によって日々の生活に苦しむ人もいる。このような状況だと、人権が保たれていないと感じた。支援募金などを通して、少しでも苦しい生活が楽になるように協力して行きたい。

・Bさん
ガザの現状を知り、私は平和の重要性を考えた。ガザのように夜に爆弾が飛び、いつ自宅に当たってしまうか分からない状態、また、自宅がなくなってしまうかもしれない状態で過ごすことは精神的、身体的につらい状態であると考えた。現在のリッカルド・コッラディーニさんのメッセージから、平和を求めることの大切さを学んだ。私たちの世代は戦争を経験していない人々が多い。そのため、未来でも平和のままでいられるように戦争の悲惨さを伝えていきたい。現在戦争を行なっている国は一刻も早く終戦し、少しでも多くの人々が安心して暮らしていけるようにするべきであると考えた。

・Cさん
この作品を通じて、戦争が無実の市民の生活と基本的人権を脅かす様子をリアルに感じることができました。また、医療従事者の献身的な姿勢から、困難な状況でも他者を助けることの重要性を学びました。国際社会の責任と人道的支援の必要性を再認識させ、平和と人権の擁護がいかに重要であるかを強く感じました。

貴重な「日常」の経験と映像
主人公である若き医学生の友人や教員との交流や日々の生活は若いエネルギーに満ちていて、留学生活を楽しんでいる様子がよくわかりました。しかし、ガザの日常は、通常の生活と武力攻撃が隣り合わせであることも、主人公の目線から同時に理解されるところでした。特に大きな事件が起こるわけではないからこそ、今のガザの街は、日常はどうなっているのか、を考えさせられる内容でもありました。学生たちも熱心に視聴していました。同世代の主人公の経験に、考えるところがあったものと思います。

医大生 ガザへ行くを観て
bebetaka 2024年07月24日
今回大学のこのような上映会ができたこと大変嬉しく思います。
実際そこまで多くの人に見てもらえることはできませんでしたが、
今ガザで起きていることへの興味を持ってもらえる一助になったと思います。
私自身昨年9月末にヨルダンを訪問し、パレスチナ難民の小学校や幼稚園を見学させてもらいました。そこで実際の状況などを伺い、衝撃を受け。日本に帰国しました。
そしてその2週間後に大規模な攻撃が始まりました。
日本から遠く離れた中東。実際に行っていなければもっと遠いいはなしだった気がしていますが、今の私にとってもはとても近い出来事です。
こうした映画を通じて、ガザだけでなく、さまざまなことに少しでも関心を持ってもらえると良いと持っております。

ありがとうございました。

同世代に関心を持ってもらう良いきっかけとなりました!
さら 2024年07月23日
私自身、ガザで今起きていることに対して声を上げたい、即時停戦を求めていますが、街中で声を上げたりイベントに参加したりしても20代くらいの同世代をあまり見かけないことに疑問を持っていました。今回、九州大学の中での開催ということで、平和への想いが強い教授の方々や興味を持っている同学部の学生、留学生などが映画の上映会に参加してくれました。
テスト期間ということもあり、事前の申し込みに比べて参加人数が少なかったことが反省点ですが、それでも関心を持つきっかけを作れたことが嬉しかったです。
中東政治や植民地支配と紛争に関する研究を行っている博士課程の学生に、映画の後パレスチナの歴史や現状を共有してもらいました。若者の声で発信できる良い機会だったと思います。

映画は日英字幕をつけてくださり、来ていた留学生も楽しんでいました。初めて関心を持った、という日本人の学生もいて、福岡で若者や学生に関心を持ってもらう一歩を踏み出せたと思います。

開催告知期間の短さが悔やまれた
姜 潤華 2024年07月23日
今回このような貴重な機会をいただいたのですが、告知期間が短く、集客がおもうようにいきませんでした。
学内にはったチラシをみて参加してくれた10名の方には感謝しかありません。
映画をみた方々が「いい映画でした」とか、「見てよかったです」とかいろんな感想を寄せてくださいました。
ドキュメンタリー映画の主人公の方のメッセージも見ていただけるようにチラシを配り、カンパの呼びかけの紙を渡したりしました。
今のパレスチナの様子は映画の中の状況よりもはるかに悲惨なことになっていると思います。
せっかくの無料上映の機会だったので、一人でも多くの方に見ていただけたらなぁと悔やまれてなりません。
時間がなくてティッシュの空き箱をカンパ箱にして、現場でカンパをあつめ6,7千円あつまりましたので、近日中にチラシの団体へ少額ながら振り込みたいと思います。

また、ポスター(3枚)1100円も近日中にお振込みし、DVDも返却したいと思います。

大変ありがとうございました。

ここからは余談ですが、私は在日朝鮮人3世です。朝鮮半島は1953年の停戦からいまも休戦が続いており70年がたちました。
イスラエルとパレスチナの問題は詳しくは知らないのですが、私は自分の民族のような感じがあります。朝鮮半島が休戦ではなくずっと戦火にまみれていたら今の私は存在していないかもしれません。休戦状態でもさまざまな苦しみが嫌というほどあるのですが、たくさんの血は流れずに済んでいます。
無辜の民の命ばかりがなくなります。一刻も早い停戦と被害のある人々への支援が必要だと思いますし、イスラエルやアメリカは一刻も早くばかげた「報復」攻撃をやめてほしいです。
私のまわりではあまり関心がない人が多いですが、だからこそ映画を通してしっていただくというのはいい方法だと思いました。
本当にありがとうございました。
自分のできることを少しずつやっていきます。