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医学生 ガザへ行く

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上映会開催可能期限:2029-02-28

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医学生 ガザへ行く

ジャンル 教育 平和 人権 生活医療 社会変革 問題解決
時間 88分 製作年2021年  監督 チアラ・アヴェザニ、マッテオ・デルボ

救急外科医になる夢を叶えるためにガザ地区に留学したイタリア人医学生の葛藤や成長を描くドキュメンタリー。

Screening Information

2024/07/27 ~ 2024/07/27
[ 兵庫県 ] 『医学生 ガザへ行く』 映画会とお話し会 &「0円食堂」
2024/07/27
[ 北海道 ] 『医学生 ガザへ行く』上映会in北海道大学
2024/07/27
[ 北海道 ] 【国際平和映像祭主催】映画『医学生 ガザへ行く』上映会(7.27札幌)
2024/07/29 ~ 2024/07/29
[ 東京都 ] ガザを知り、ガザを語るための「医学生 ガザへ行く」上映会&交流会
2024/07/31 ~ 2024/07/31
[ 島根県 ] 医学生ガザへ行く One Night Film & Talk Event

上映会 開催者募集

©2021 Arpa Films

About the film

救急外科医を目指し欧州から初の留学生としてガザへ

イタリア人医学生のリッカルドは、奨学金を得て留学することを決意した。行き先は紛争地域であるガザ地区。友人たちは彼の安全を心配し、動揺を隠せない。しかし将来は救急外科医になりたいと考え、爆発性弾丸による外傷についての論文を書いている彼にとってのガザ行きは、医師となるための実践経験になる。周囲をフェンスで封鎖された「天井のない監獄」と呼ばれるガザに入るのは容易ではない。イスラエル、パレスチナ自治政府、そしてハマスの3つの異なる当局からの許可を得なければならないからだ。極めて複雑なプロセスを経て、欧州から初の留学生としてガザ・イスラム大学に到着すると、学長に歓迎され、ガザ内外のメディアから次々とインタビューを受けることになる。

More info

緊迫する医療現場で医師となる決意を固めていく

多くの期待と注目集める彼はプレッシャーを感じ始める。救急医療の現場に入り、本当に外科医に向いているのかと自らに問うなど、不安やストレスに潰されそうになる。悩むリッカルドを救ったのは、同じく医師を目指す医大生サアディなどのパレスチナ人の若者たちだった。やがて片言のアラビア語を話す彼は現地で人気者となり、徐々に自分の居場所を見つけていく。しかし、イスラエルとの紛争が再燃すると、リッカルドは難しい選択を迫られる。安全のためガザを一時的に離れた彼は、ガザを出られない友人達に心配を募らせる。しばらくしてガザに戻り、無事だった仲間との再会を喜び、絆を深めていく。そしてすぐに、緊迫する救急医療の現場へと飛び込み、傷ついた人々の治療に当たっていく。至近距離で爆撃を受ける体験をしながらも、彼は救急外科医になる決意を固めていく。

Data

原題 Erasmus in Gaza 製作年 2021年
製作国 スペイン 制作 アルパ・フィルムズ・プロダクション
配給 ユナイテッドピープル 時間 88分

Cast & Staff

監督 チアラ・アヴェザニ、マッテオ・デルボ 製作総指揮
プロデューサー エヴァ・フォンタナルス 原作
脚本 チアラ・アヴェザニ 音楽 ミケーレ・ストッコ、ミルコ・カルチェン、 アレッサンドロ・グロッソ
撮影 マッテオ・デルボ 編集 アントニオ・ラッブロ・フランチャ
キャスト リッカルド・コッラディ-ニ、サアディ・イェヒア・ナクハラ

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
同世代に関心を持ってもらう良いきっかけとなりました!
さら 2024年07月23日
私自身、ガザで今起きていることに対して声を上げたい、即時停戦を求めていますが、街中で声を上げたりイベントに参加したりしても20代くらいの同世代をあまり見かけないことに疑問を持っていました。今回、九州大学の中での開催ということで、平和への想いが強い教授の方々や興味を持っている同学部の学生、留学生などが映画の上映会に参加してくれました。
テスト期間ということもあり、事前の申し込みに比べて参加人数が少なかったことが反省点ですが、それでも関心を持つきっかけを作れたことが嬉しかったです。
中東政治や植民地支配と紛争に関する研究を行っている博士課程の学生に、映画の後パレスチナの歴史や現状を共有してもらいました。若者の声で発信できる良い機会だったと思います。

映画は日英字幕をつけてくださり、来ていた留学生も楽しんでいました。初めて関心を持った、という日本人の学生もいて、福岡で若者や学生に関心を持ってもらう一歩を踏み出せたと思います。

開催告知期間の短さが悔やまれた
姜 潤華 2024年07月23日
今回このような貴重な機会をいただいたのですが、告知期間が短く、集客がおもうようにいきませんでした。
学内にはったチラシをみて参加してくれた10名の方には感謝しかありません。
映画をみた方々が「いい映画でした」とか、「見てよかったです」とかいろんな感想を寄せてくださいました。
ドキュメンタリー映画の主人公の方のメッセージも見ていただけるようにチラシを配り、カンパの呼びかけの紙を渡したりしました。
今のパレスチナの様子は映画の中の状況よりもはるかに悲惨なことになっていると思います。
せっかくの無料上映の機会だったので、一人でも多くの方に見ていただけたらなぁと悔やまれてなりません。
時間がなくてティッシュの空き箱をカンパ箱にして、現場でカンパをあつめ6,7千円あつまりましたので、近日中にチラシの団体へ少額ながら振り込みたいと思います。

また、ポスター(3枚)1100円も近日中にお振込みし、DVDも返却したいと思います。

大変ありがとうございました。

ここからは余談ですが、私は在日朝鮮人3世です。朝鮮半島は1953年の停戦からいまも休戦が続いており70年がたちました。
イスラエルとパレスチナの問題は詳しくは知らないのですが、私は自分の民族のような感じがあります。朝鮮半島が休戦ではなくずっと戦火にまみれていたら今の私は存在していないかもしれません。休戦状態でもさまざまな苦しみが嫌というほどあるのですが、たくさんの血は流れずに済んでいます。
無辜の民の命ばかりがなくなります。一刻も早い停戦と被害のある人々への支援が必要だと思いますし、イスラエルやアメリカは一刻も早くばかげた「報復」攻撃をやめてほしいです。
私のまわりではあまり関心がない人が多いですが、だからこそ映画を通してしっていただくというのはいい方法だと思いました。
本当にありがとうございました。
自分のできることを少しずつやっていきます。

爆撃という「日常」を生きる人々
桃山学院大学で私が担当する「現代世界の暴力と平和」という授業の中で上映させていただきました。

現在のイスラエルのガザ地区への攻撃は、日々、報道されていますが、それ以前のおだやかな(だけど爆撃の不安を抱えている)日常を感じました。そしてそれは主人公のような「よそ者」の目を通してだからこそ、同じ「よそ者」である私たちにも、ガザとその人々を身近に感じることができたのだと思います。

受講生たちの感想もいくつか紹介させていただきます。

「自分には帰る国があって脅威から逃れることが出来るけれど、ガザで出会った友達やその家族はこれからもここで生きてかなければいけないということに対してやるせなさのような気持ちを感じているリッカルドに共感しました。」

「爆撃下で友達と冗談を言い合うシーンも、本当の恐怖の下では冗談でも言わないとやっていられないような心持ちになるのでしよう。色々、リアルでした。」

「この作品全体を通して平和への取り組み(医療など)がガザ地区の人々にどのような貢献をしたのか、そして貢献する側はどのようなしんどさがあるのかを学べた。なので、チャリティーイベントに積極的に参加したいと思いました。」

「爆撃を受けている中、その瞬間を楽しんでいるのは、これが最後でも笑って逝けるようになのかなと感じた。」

目撃者で居続けること
フェリス女学院大学では今回、ボランティアセンターとジェンダーセンターの共催という形で開催させていただきました。
関心はあっても日々の多忙な大学生活の中で流れていく世界の現状、一瞬でも気持ちを向ける時間になればと思い企画しました。主人公のリカルドが大学生で、高い志と現実の中で揺れ動く気持ちとが、同年代の人たちにどう映るかも気になりました。そして、日本の私たちの足元にも実は戦争のタネがたくさん落ちていることを知れば、ガザと日本が地続きだということがもっと見えてくるのではないかと思います。
<参加者の感想の一部>
「爆撃や壊された建物の映像など実際の戦闘の様子を見ることができ、改めて戦争の悲惨さや怖さを感じました。」「リカルドさんの姿に勇気をもらいました。」「ガザ地区の現状と、その地に住む人々が住み続ける理由や宗教的な慣習などもみることができる、とても良い映画でした。」
これからもユナイテッドピープルさんの発信を受け止めつつ、自分たちも発信していけるようになったらいいなという願いを込めて開催させていただきました。


パレスチナ問題を自分事にすることの難しさ
 「イスラエルとパレスチナの問題を知ってもらう」ことには少なからず貢献できたのではないかと考えております。
 一方で、来場者アンケートの結果やその後の交流時間の参加率から、「問題を自分事として捉えてもらう」ことについては課題が残ったと感じました。映画が主人公の成長を中心に描いていたため、この点については難しい部分もあったかもしれませんが、映画の演出や客観性を評価するコメントが多かったことが少し残念でした。
 自分たちに何ができるのか、小さなことでも行動したいと思ってもらえるような伝え方や企画ができていればと反省しております。