命懸けで森を守る。これはもはや戦争だ。
気候変動の最前線でフィリピン“最後の秘境”を決死で守る環境活動家たちを追うドキュメンタリー
【文部科学省選定作品】
社会教育(教材)
青年・成人向き 国民生活(環境・資源・エネルギー)
2025年4月24日認定
Screening Information
- 2026/08/28 ~ 2026/08/28
- [ 北海道 ] 命がけで森を守る~DELIKADO(気候変動の最前線の環境活動家たちを追うドキュメンタリー)
News
- 2025/12/12
- 1月5日(月)発売!映画『デリカド』教育機関用DVD予約受付開始!
- 2025/12/12
- 2026年1月1日より年間ライセンス対象に!映画『デリカド』“最後の秘境” を “ 失われた秘境”にしないためにー
- 2025/06/09
- 映画『デリカド』主人公ボビーさん「パラワンはリゾートとして有名ですが森も、海も破壊されているんです」
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©Delikado LLC
About the film
“最後の秘境” を “ 失われた秘境”にしないためにー
フィリピンのパラワン島は“最後の秘境”、“最後の生態系フロンティア”として名高く、アジア屈指のリゾートとなった「世界で最も美しい島」には世界中から観光客やダイバーが訪れる。しかし、この一見のどかな熱帯の島では、違法伐採や違法漁業が横行している。この雄大な生態系を守るため、地元の環境保護団体を束ねるパラワンNGOネットワーク(PNNI)が立ち上がった。環境警備隊である彼らの闘いは戦争に近い。違法伐採者はライフルで武装しており、命を落とすメンバーが後を絶たないのだ。人類は「6度目の大絶滅」や気候変動の危機に直面しているが、この島は開発によって急速に生物多様性が失われている最前線になっている。PNNIの代表ボビーは環境弁護士として仲間と共に、パラワン島の生態系を“経済発展”のために破壊しようとする腐敗した政治家や実業家を相手に命がけの闘いを挑む。パラワン島を守るためエコツーリズムの推進を掲げる候補者の町長再選にも協力するが、時のドゥテルテ大統領に殺害予告を受ける。果たして彼らは“最後の秘境”を守ることができるのだろうか──。
More info
“最後の秘境”を守る環境警備隊による命懸けの闘い
フィリピンの「世界で最も美しい島」パラワン島は“最後の秘境”、“最後の生態系フロンティア”として名高く、手つかずの自然やコバルトブルーに輝く海を求めて世界中から観光客やダイバーが訪れるアジア屈指のリゾートだ。しかし、一見のどかな熱帯の島に見えるパラワン島では、違法伐採や違法漁業が横行している。この雄大な生態系を守るため、地元の環境保護団体を束ねるパラワンNGOネットワーク(PNNI)が立ち上がった。環境警備隊である彼らの闘いは戦争に近い。違法伐採者はライフルで武装しており、命を落とすメンバーが後を絶たないのだ。人類は「6度目の大絶滅」や気候変動の危機に直面しているが、この島は開発によって急速に生物多様性が失われている最前線になっている。
リゾートを訪れる私たちに決して無関係ではない問題
PNNIの代表ボビーは環境弁護士としてタタ、ニエヴェスらのメンバーと共に、パラワン島の生態系を“経済発展”のために破壊しようとする腐敗した政治家や実業家を相手に命がけの闘いを挑む。チェーンソーの音を頼りに森を進み、違法伐採者から押収したチェーンソーは700台に上り、それらは事務所前にクリスマスツリーのように積み上げられている。また、事務所の敷地内は違法に木材を積んでいた船やトラックを展示した博物館でもある。ボビーは、パラワン島を守るためエコツーリズムの推進を掲げる候補者の町長再選に協力するが、2人は時のドゥテルテ大統領に殺害予告を受ける。果たして彼らは“最後の秘境”を守ることができるのだろうか──。
【文部科学省選定作品】
社会教育(教材)
青年・成人向き 国民生活(環境・資源・エネルギー)
2025年4月24日認定
Data
| 原題 | Delikado | 製作年 | 2022年 |
|---|---|---|---|
| 製作国 | 米国・フィリピン・英国・オーストラリア・香港 | 制作 | THOUGHTFUL ROBOT PRODUCTIONS 共同制作:ITVS & POV |
| 配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 94分 |
Cast & Staff
| 監督 | カール・マルクーナス | 製作総指揮 | ジョディ・アレン、ビーディー・フィンジー、サパナ・バシン、アレクサンドラ・ジョーンズ、ジム・バターワース、 他 |
|---|---|---|---|
| プロデューサー | マーティ・シジュコ、マイケル・コリンズ、カラ・マグサノック・アリッパラ、カール・マルクーナス | 原作 | |
| 脚本 | 音楽 | ナイニータ・デサイ | |
| 撮影 | トム・バニガン | 編集 | マイケル・コリンズ、エリック・ダニエル・メッツガー |
| キャスト | ロバート・チャン、ニエヴェス・ロセント、エフレン・バラダレス、ルベン・アルザガ、ロドリゴ・ドゥテルテ | ||















森が泣いている。
静かな葉擦れの音の裏で、木々が倒れ、土が裂ける。
誰かが守ろうとする度に、影が忍び寄る。
それでも、彼らは立ち続ける。
風のように、雨のように。
恐れを超えて、大地に誓う。
この緑は、未来へと続く命なのだと。
スクリーンの向こうの叫びが、僕の胸を締めつける。
見終えた今、自身に問いかける。
「僕らはこの手で何を守れるのだろう?」
――SUGIZO(ミュージシャン)
『資本論』でカール・マルクスはこう述べた。資本主義は「頭から爪先まで、あらゆる毛穴から、血と汚物とをしたたらせながら、この世に生まれてくる」。これは現在進行形の金と資本をめぐる血に塗れたドキュメンタリーである。あまりにも大きな国家と資本の力の前に、何ができるのか。答えはないが、現実から目を背けてはならない。
――斎藤幸平(『人新世の「資本論」』著者)
毎年、森を守る人たちが世界中で消えている。私たちが地球が再生できる量を遥かに超える資源を消費し続ける背景で、その資源を守るために誰かが命を張って戦わないといけないことも、彼らが命を落としていることも、それを私たちが知らないことも、その全てがおかしい。私たちから、変わらなければいけない。それを、心の底から、ずしんと気づかせてくれる映画です。
――濱川明日香(一般社団法人Earth Company代表理事)
希少木材の需要があり、また観光開発で利益をむさぼることができる社会の構図を変えない限り、自然の搾取は止まりません。この映画は自分ごととして観るべき作品だと思います。
――正木 明(気象予報士・防災士)
緊迫感に満ちた『Delikado』。その緊張感は最後まで途切れない。そして描かれる環境保護活動家たちの揺るぎない勇気もまた途切れることはない。圧倒的な作品だ。
――土井香苗(国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表)
「希望と絶望」の両方を、これほどまで強く感じたことはないかもしれない――地球最後の美しき秘境での「善良と腐敗」の壮絶な戦い――日本をはじめ世界中で起きている、この対立の縮図が、この小さな島にある。果たして、善良は腐敗に打ち勝てるのか。
――四角大輔(作家/森の生活者)