日本の絹織物の服づくり――。
人と自然の壮大な共創を追った、感動のドキュメンタリー
服をつくる旅――それは、生命への祈りの旅。
About the film
土、水、植物、動物、人――、
過去から今まで、そして未来をも生きる
数えきれない生命が重なり完成する、
壮大な絹織物の服づくりの物語。
More info
森、里山の恵みの中で
生命が織り重なって育まれてきた
日本の里山文化。
八百万神(やおよろずのかみ)
という言葉もあるように
古くから私たち日本人は
自然界のあらゆるものに感謝をしながら
文化を繋げてきた。
失われつつあるその風景が、
織物にまつわる産地に、
それらを守る人々によって
現代でも日本中に残っていた――。
【制作】
監督:エバンズ 亜莉沙
映像監督:高嶋 綾也
作曲・音楽監督:平井 真美子
プロデューサー:小森 優美
構成・台本 :境野 日人 、小森 優美、松田 怜奈 、エバンズ 亜莉沙
録音&MIX:東 岳志 楽器協力:PIANOPIA
ロゴ:文字山下 アニメーション:日下真奈
翻訳:星野 ロビン
映像協力:上田市立博物館、一般社団法人Tangonian、株式会社ROOTS
撮影協力:照光寺、禅定寺、網野神社、叡山電鉄株式会社、
京都大学フィールド科学教育研究センター、Veg Out
影森養蚕所、岡谷蚕糸博物館-シルクファクトおかや-、
株式会社宮坂製糸所、株式会社やまとわ
株式会社ROOTS、丸仙株式会社、谷勝織物工場、一般社団法人Tangonian、
創作工房糸あそび、田勇機業株式会社、京都 川端商店、株式会社森を織る
Data
| 原題 |
森を織る。 |
製作年 |
2025年 |
| 製作国 |
日本 |
制作 |
森を織る。製作委員会 |
| 配給 |
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時間 |
65分 |
Cast & Staff
| 監督 |
エバンズ 亜莉沙 |
製作総指揮 |
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| プロデューサー |
小森 優美 |
原作 |
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| 脚本 |
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音楽 |
平井 真美子 |
| 撮影 |
高嶋 綾也 |
編集 |
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| キャスト |
エバンズ 亜莉沙
久米 悠平(影森養蚕所)
髙林 千幸(岡谷蚕糸博物館)
髙橋 耕一(株式会社宮坂製糸所)
奥田 悠史(株式会社やまとわ)
曽 緋蘭(株式会社ROOTS)
安田 博美(丸仙株式会社)
谷口 能啓(谷勝織物工場)
長瀬 啓二(一般社団法人Tangonian)
山本 徹(創作工房糸あそび)
田茂井 勇人(田勇機業株式会社)
川端 康夫(京都 川端商店)
小森 優美(株式会社森を織る)
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上映者の声
上映会を主催された方の声を紹介します
個人的に自給自足の暮らしの実践を旨としているのですが、衣食住のうち最も難しいのが ”衣” の自給だという実感があります。そのため、今回の映画は上映者としても大変楽しみにしていました。
絹、という素材の過去現在未来を軸に展開されていく「森を織る」というストーリーは、ドキュメンタリーでありながらも物語として完成されているようでもあり。ドキュメンタリー映画の醍醐味でもある「まったく知らなかった世界とつながる」ということをたっぷりと堪能させていただきました。
特に音楽が美しく、映画そのものの芸術性を一段高めてくれているように感じました。
一方で良作だからこそ気になる部分もあり。例えばナレーション(語り)は親しみのある声と口調である一方で、プロのナレーターに比べて聞き取りやすさの面で見劣りするところは否めず。
また、字幕を付けないというのは意図的なものだと思いますが、TVのみならずYoutuneですらも字幕(テロップ)が当たり前となっている現在では、セリフの聞き取りに集中する必要があり映像からの情報を見落とすこともあったように思います。
総じて言えば「クセのある」映画なのかも知れませんが、この分野を扱った映像作品はあまり見ないこと、芸術性の高さと世界観の美しさから、もっと広まって欲しい映画だと感じました。再上映も検討します。ありがとうございました。
自分の足元にある手仕事を大事にしたい。さて、その未来は?
案外、自分の身近にあるものがどういうプロセスで作られているのかは知らないものだ、という感想があった。
この作品では桑を育て、蚕を飼い、命を奪うことで糸を得て、思い通りの糸を紡ぎ、布に仕立てる。デザインや色彩にもまたそれぞれのプロがいるということが明らかになる。
そこに発見のある人、再発見する人もある。
身近なものが自然と直結することに感動する人がいる一方で、絹織物は衰退産業でもある。工芸品のようになって手の届かないものになってきている。その未来を考える参加者もある。テクノロジーや世界規模の視点で何か新しい試みができないか。産業として残っていくためには何ができるのか、何が残せるのか。
グループに分かれてのディスカッションで対話のすべてをフォローすることはできないけれど、それぞれに充実した対話が続いていたようだ。