NITOBE CINEMA #8として、映画『森を織る。』の上映会を開催しました。今回は、子どもから大人まで一緒に映画を鑑賞し、上映後には感じたことや考えたことを語り合う「対話の時間」を設けました。
さらに、映画にも出演されている秩父の養蚕農家の方をゲストにお迎えし、養蚕の仕事や、絹がどのように生まれていくのか、そしてその文化を次の世代へつないでいくことについて、直接お話を伺うことができました。
映画を通して印象的だったのは、私たちが普段「完成したもの」として手にしている服の、そのずっと手前にある世界です。
蚕が繭をつくり、その命から糸をいただくこと。
そこから糸を取り、織り、染め、仕立てていくこと。
一着の服ができるまでには、自然や生命、そして多くの人の手と時間がつながっています。
その流れを知ることで、身の回りの「もの」への見方が少し変わっていくように感じました。
上映後には、「伝統文化は意識して守っていくべきなのか」「必要なものであれば自然に残っていくのではないか」といった問いも生まれ、スタッフや参加者の間でさまざまな意見が交わされました。
一つの映画から、それぞれ異なる考えが生まれ、対話によってさらに問いが広がっていく。
NITOBE CINEMAで大切にしたい時間になりました。
また今回も、子どもたちが受付や案内などを担当する「子ども店員」としてイベント運営に参加しました。映画を観るだけではなく、自分たちも上映会をつくる側として関わる姿が見られたことも、今回の上映会の大きな特徴でした。
『森を織る。』を通して、ものの原点を知ること、命や自然とのつながりを感じること、そして文化を未来へつないでいくことについて考える、豊かな時間となりました。
ご参加いただいた皆さま、そして素晴らしい作品を届けてくださった皆さまに、心より感謝いたします。












