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抱く{HUG}

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抱く{HUG}

ジャンル 環境 その他  口コミ数 19件 時間 69分 製作年2014年  監督 海南友子
review!
19

<Sole Luna Documentary Film Festival Parlemo 2015 審査員評>
原発事故に苦しめられる人々の苦しみと恐怖を、感情や日々の暮らしを通じて巧みに描いた。
緊張感溢れる優れた編集で魅せる、胸をしめつける物語。
「核のゲーム」がたやすく奪う我々の暮らしと、「低コスト」エネルギーの真の代償を繊細に描いた。
自身と我が子を危険にさらしながらも、冷静に悲劇を記録する監督の勇気ある決断と信念に。

Screening Information

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Synopsis

Introduction ーイントロダクションー

あの日から変わってしまったこの空の下で、君を抱きしめる——。

生まれてくる命のために、私はどんな未来を描けるのだろう。
これは、わが子とその未来を守る母の、愛と絆の記録。

「あなたを全力で守るから。だからどうか、無事に生まれてきてください。」
そう言って自分のおなかを優しく抱きしめる母。
映画『抱く{HUG}』は、新しい命と、強く美しい母の愛が生まれる瞬間を捉えた、感動のドキュメンタリーです。
監督は、これまで一貫して環境問題や逆境に生きる人々に焦点を置いた作品を発表してきた海南友子。次なる取材地に福島を選び、3.11直後に原発4キロ地点にまで肉薄して取材をしていた海南監督は、その矢先に妊娠していることに気づきます。不妊治療の末、とうに諦めていた初めての妊娠でした。

Story

命の輝き、母の愛、この世界に生きるということ。

水を飲み、大きく息を吸うたびに赤ちゃんへの影響が心配になる。福島で出会った母たちの苦しみが、そのまま自分のものとなりました。そして、生まれてはじめて自分にカメラを向ける決心をするのです。
40歳での初めての出産、そして放射能の不安との闘いの日々。壮絶なつわり、緊急搬送されるまでの激痛。これは年齢のせいなのか、それとも放射能の影響なのか。取材を続けるべき?それとも?
監督は、迷い、苦しみながら自身にカメラを向け続けます。何もかもが変わってしまったこの世界で、母となる意味を記録する為にーーーー。
ここに、ひとりの母親による心揺さぶる魂の記録が誕生しました。

Data

原題 製作年 2014年
製作国 日本 制作 ホライズン・フィーチャーズ
配給 ユナイテッドピープル 時間 69分

Cast & Staff

監督 海南友子 製作総指揮 南幸男、向山正利
プロデューサー 向山正利、向井麻理 原作
脚本 音楽
撮影 南幸男、向山正利 編集
キャスト

Review(19)

15/12/18 12:35

さんのレビュー 削除
学び 泣ける
やさしい映画だ。こわい映画ではない。けれど、現実はやさしいだけではない。
水、空気、山、人。なにを信じればいいのだろう。なにを信じ続けていたいのだろう。
どのような距離感で向き合えばいいのか、答えのないまま揺れつづける。

ほんのちいさなことでいい。不安ではなく、希望を抱きたい。
今日明日のことだけでなく、もう少し長い未来を見たい。
一児の母として、共感することが多かった。
母以外の人にもきっと届く映画だと思う。

15/12/19 13:36

ロータスシネマ さんのレビュー
学び 泣ける
気が付いたら泣いていた。
これまで、このことで涙を流した記憶が無い。
押し込めていたものが出てきてしまった。

あの事故以来、自分もまた直視できない絶望の中にいる。
事故の後、東京にいて「だいじょぶだいじょぶ」と過ごした母親がいただろうか。
デモや意見表明に参加しながらも、日常と未来を壊した人の中に自分もいると思う。
だからこそ、してはいけないことがあると思っている。
心の底の絶望と共存しながら、毎日を淡々と送る以外にわたしにやれることがあるだろうか。
今より少しだけ、自分の気持ちを大切にしながら、毎日を普通に暮らそうと思う。
自分のできることをやりながら。

未来は変えられると思う。

15/12/22 00:02

さんのレビュー 削除
感動 役立ち 学び
改めて震災や原発問題について考えるきっかけのなるだけでなく、子供の被曝問題に焦点をあてて
いるところが、一児の母としてやはりより共感するところも多かった。
監督が自らに体を張って取材をしているのにも大変驚いた。
前半のシーンで、赤ちゃんを抱いている福島のお母さんの放射線レベルを
防備した計測員が測っているのはやはり衝撃だった。人々は、無防備に見えない恐怖と日々直面していて、
何かしなければと思わさせられた。

15/12/22 15:12

ちょこざい さんのレビュー
感動 学び
震災後、ボランティアで岩手県へ数回足を運んでいるが福島を通過するとき多くの車の速度が早くなることに、目に見えない恐怖があることを体感した。その後、今年43才で高齢出産をむかえ、監督の味わった恐れを私も味わい、あのときのボランティアでの影響が子供にないのか、確信がないままに日々を過ごしている。淡々としかし赤裸々に流れる映像には「自分ならどうするか」という強い問いかけの力がある。移住も思うままにならない福島の母たちの心境を思うと心が痛む。東京で立ちすくんだままの私は途方に暮れつつも、まるでなかったことのように日々を営み続けている。再考を促される作品だった。

15/12/22 18:28

瀬戸内千代 さんのレビュー
泣ける
多くの子育て中の母親に共通の、あの日を境に決定的に変わった「何か」を描いてくれた作品だと思う。何か、というのは、安心感かも知れない。子どもと空を見上げて深呼吸しても心底は清々しくなれない、そういう喪失感かもしれない。あのころ、しつこく余震が続いたことも、あれほどの規模の脱原発デモがあったことも、たった5年くらいで遠くに流れていって忘れ去られたようだ。今では当たり前のように「再稼動もやむなし」といった論調が世間にあふれている。改めて、これって異常なんじゃないの?と思った。

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