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コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~

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監督:ガヤトリー・ロシャン、エマニュエル・ボーン・リー
監督:カール-A・フェヒナー

コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~

ジャンル 環境 教育 平和 政治経済 人権 多様性 社会変革 問題解決
時間 90分 / 57分 製作年2016年  監督 マシュー・エディー、マイケル・ドレリング

1948年に軍隊を廃止。軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリー。

Screening Information

2025/11/09
[ 広島県 ] 武力でなく外交で紛争を解決した事例から学ぶ 映画「コスタリカの奇跡」~積極的平和国家のつくり方~
2025/12/20 ~ 2025/12/20
[ 兵庫県 ] コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~映画会&講師を招いてのお話し及び対話会、『0円食堂』

上映会 開催者募集

About the film

1948年に軍隊を廃止。軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリー

世界には軍隊なしで国の平和を保ってきた国々がある。そんな数少ない国の一つで、1948年に常備軍を解体した国がコスタリカだ。コスタリカは軍事予算をゼロにしたことで、無料の教育や国民皆保険制度を実現し、環境のために国家予算を振り分けてきた。その結果、地球の健全性や人々の幸福度、そして健康を図る指標「地球幸福度指数(HPI)」2016の世界ランキングにおいて140ヶ国中で世界一に輝いているのがコスタリカである。またラテンアメリカで最も安全とされている国でもある。

『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』は、1948年から1949年にかけて行われた軍隊廃止の流れを追いながら、コスタリカが教育、医療、環境にどのように投資して行ったのかを詳しく説明する。アメリカでは公的債務、医療、そして軍事費が日増しに増大していっていることとは対照的だ。この映画は軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールや、ノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス・サンチェスなどの元大統領や、ジャーナリストや学者などが登場する。世界がモデルにすべき中米コスタリカの壮大で意欲的な国家建設プロジェクトが今明らかになる。

More info

1953年、アメリカのアイゼンハワー大統領(当時)は、軍産複合体を批判する有名な演説「鉄の十字架」別名「平和に機会を」で「世界は別の道を選ぶことはできないのだろうか?」と問いかけた。今日のコスタリカに、その「別の道」を見いだすことができる。

コスタリカは1948年に常備軍を撤廃。1949年には憲法にも規定された。以来、軍隊に頼らず、条約や国際法、そして国際機関との関係を強化しながら国際的な関係性の中で独自の安全保障体制を構築していった。

莫大な予算が必要となる軍事費の支払いから開放されたコスタリカは、この予算をよりよい教育や国民皆保険制度の実現のために振り分けてきた。1948年12月1日に軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールの「兵士よりも多くの教師を」というスローガンは有名だ。

このように、コスタリカは国際的な連帯や国際法を基にした平和国家建設への道を決断し、70年近く常備軍を持つことなく平和を維持し、繁栄してきたのだ。本作は、コスタリカを根底から揺るがした1948年の内戦の頃から軍隊廃止までの道筋を紹介する。コスタリカはこれまでの数十年で幾つかの重大な危機を乗り越えてきた。しかし、現在直面する危機が最も手強いものかもしれない。

「20世紀半ば、ホセ・フィゲーレス・フェレールが非武装を「制度化」した。
その後継者たちは、教育や医療、福祉を充実させることで、非武装を「文化」
にまで昇華させた。
21世紀の現在、彼らは環境問題に取り組むことで、その文化をさらに発展させようとしている。」
- 足立力也(『丸腰国家―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略― 』著者)

「改憲をめぐって自衛隊の存在が論じられている今こそ、70年前に軍隊を解体したコスタリカの画期的な取り組みから学ぶべきことが大いにあります。日本の全国民にぜひ見て欲しい貴重なドキュメンタリーです。」
ー ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

Data

原題 A BOLD PEACE 製作年 2016年
製作国 アメリカ・コスタリカ 制作 ソウル・フォース・メディア、スパイラル・ピクチャーズ(制作協力)
配給 ユナイテッドピープル 時間 90分 / 57分

Cast & Staff

監督 マシュー・エディー、マイケル・ドレリング 製作総指揮
プロデューサー マシュー・エディー、マイケル・ドレリング 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト ホセ・フィゲーレス・フェレール オスカル・アリアス・サンチェス ルイス・ギジェルモ・ソリス クリスティアーナ・フィゲーレス

Review(24)

18/03/16 12:36

軍事費を減らして、医療費、教育費に回すこと大賛成!!
日本も小さい国で。しかも島国なので、戦争になんてなったら勝てないし、
市民が犠牲になるなんて絶対いやです!平和が一番!!
コスタリカに習ってほしいです!
国会議員全員がこの映画を見るべき。

(市民上映会 参加者アンケートより)

18/03/18 21:55

片野 健太 さんのレビュー
役立ち 学び
「コスタリカの奇跡」というか題名から、
勝手に泥臭い表現活動によって軍事力を手放すストーリーだと思っていたら、

「小国が大金を払って軍を持つ事は非合理だ」というフレーズを聞いて、
ロジック的な要素を感じました。

僕自身ポイ捨て問題の解決を目的として、捨てない選択肢を提案し続けるものとして、
僕が苦手なロジックな部分も突き詰めれば…と尻を叩かれたようでした。

戦争を終わらせないように裏で操作する組織も、
紐解けば人一人。

ロジックな部分も勉強し、
その一人一人の一挙手一投足にも、
利益だけでなく「人にもたらす豊かさ」という選択肢を与えられるよう、

僕もやっていこうと、改めて感じさせられました。

18/05/21 11:27

「改憲をめぐって自衛隊の存在が論じられている今こそ、70年前に軍隊を解体したコスタリカの画期的な取り組みから学ぶべきことが大いにあります。日本の全国民にぜひ見て欲しい貴重なドキュメンタリーです。」

ー ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

18/07/13 16:10

「コスタリカという国は名前しか知りませんでした。軍を持っていない国があることに驚きました。何度危機的な状況に陥っても、平和的な方法で問題を解決するようにしていて、すごくいいと思いました。国民にまとまりがあって同じ気持ちでいることもすごいと思います。日本はどうかと考えるよくらい気持ちになります。
私にできることは何か、少し考えていきたいです。」

「日本もコスタリカに続くことができるのではないか。続きたいです。」

「とても考えさせられる。こういう時間が誰にでも必要。もっといろんな人に、特に日本の政治家に見て欲しい!見るべき!」

「勇気とやる気がわいてきました。ジョン・レノンの「イマジン」の世界が実際の社会にすでにあることに感動しました。」

「困難に挑戦し続けていることがすばらしいと思いました。平和を維持させていくことのビジョンと信念の大事さを思いました。未来に希望が持てました。」

「とても良かった。普段の生活の中では無い情報で感動しました。目からうろこの思いでした。平和憲法を持っている日本は現在アメリカと共合して戦争への道を歩み始めている危機を感じていましたが、武器なしにどうすれば平和が保たれるのか、という意見に対して反論がなかなか自分の中でできませんでしたが、「コスタリカを日本の目標に」と今後は言い返せそうです。」

(市民上映会参加者アンケートより)

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上映者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
コスタリカの専門家を招いて解説していただきました
はしのまち映画会 2025年10月26日
上映会の日は、参加者の方のアレンジ+市の助成金のおかげで、コスタリカ専門家の足立力也さんを遠く福岡から招くことができ、映画を見た後にたっぷり解説していただきました。

質疑応答もいっぱいありましたが、そのすべてにしっかり答えていただき、そしてコスタリカの民主主義や平和を守るための努力や仕組みについて、たくさん学ぶことができました。

当日は13名のご参加がありました。橋本市やかつらぎ町、九度山町を中心に、岩出市、和歌山市、大阪府富田林市、泉佐野市、豊能郡、京都府、そしてなんと北海道札幌市というはしのまち史上最も遠方からの参加者もいらっしゃいました…!(びっくり!)

アンケートでは、
「生物回廊が興味深かった」
「もっとお話を聞きたかった」
「たくさんの刺激をいただきました」
「すべては教育からスタートしているんだなあ…」
「自分や周囲の平和や人権について(中略)実践もしていきたい」
「社会がよくなる工夫をしたり、考えたりする人が増えたらいいな。自分もその一人になりたい」
など、たくさんのポジティブな感想をいただきました。

映画だけでも、ポジティブな気持ちになりますが、解説付きだともっと深まると思います。

軍事費を湯水のように使う今の政権に見てもらいた映画
難波 希美子 2025年10月25日
映画「コスタリカの奇跡」の上映を挟んで、足立さんの映画の補足とお話

軍事費を湯水のように使う今の政権に見てもらいた映画だ。
軍事費って地球を壊し、人々を壊す。そんな無駄なお金は使ってもらいたくない!

また、私のリクエストで、コスタリカの刑務所の映像とお話をしてもらった。
「犯罪を犯す人は「人権」についての寛容さを知らない人が多い」と、いう事で人権を意識した運営をしている。
受刑者には人権が無いかの様に扱われる日本とは大違い!
刑務所内には、お花が植えられ、公衆電話で自由に外部との連絡がとれる。
驚いたのは「愛の家」
愛の家は、パートナーとの面会のための小さな家で、面会中は刑務官も近づかないそうだ。
その結果、再犯率も低い
コスタリカ 15%(2020)
日本 47%(2023)

対話を続ける
中通島シネマ 2025年10月19日
コスタリカが軍隊を持たず、社会福祉を充実させているとこまでは知ったいたが、米国の圧力にも負けず、このような背景があったことは知らなかった。
映画を観てない方も(社会の話がしたいと)シェア会に加わり、政治の話になる。話が全くかみ合わない相手と話すのはめんどくさい!との意見も出たが、意見が違う人たちとも対話を続けないことには、分断は広まるばかりとも。

コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~
楽々テラス 2025年09月13日
コスタリカには軍隊がない。持たない選択をした。1948年。
なぜか?それと
その後の流れを語る映画

最初に選ばない選択をした人が穏やかな方法で実現
話し合いにより味方になってもらうという方法で
アメリカ以外の国に賛同をもらう

「あのコスタリカに何をやっているんだ」という気風を醸成し、アメリカが手を出せない空気を作った。

軍隊を持った方がいいという流れになることもあったが、
市民の中から「そうではない」という人が政局につくことで回避

民意が政治に反映される

若者にとっては不戦、軍隊を持たない、は当たり前の感覚。
これからもそうだと思いこんでいる

今向き合うべき問題は?市民に問うた。
一般の人でもすらすらとこれに答えることができる。

軍にかけるコストをすべて福祉と教育にかけている。
国民の意識レベルはどんどん上がっている。

登場した弁護士が「軍隊持ったとしてどう思う?」と半笑いで語った
我が国が軍備にかける予算は、戦闘機1台にもならない。
それでアメリカから国を守れるか?
軍を持ったとして、どこに攻めにいく?
真っ当に考えると本当にムダ。ハハハ。

ただ、映画の最後に、国にお金を落とさない大資本のモールが登場する。
現地の人は時給で働くだけ。
そのような状況から守るためかもしれないが、再軍備の議論が上がってきたりもしている。

約60年の間、アメリカが中南米に「軍を持ち、テロを起こせ」と
裏で動かしていた件数は、わかっているだけでも20件。

資本を持つ人たちは、なぜ、そこまでやるのか。
彼らは最終的には何を目指すのか。
永遠に搾取し続けたいのか。

温泉deCINEMO
(有)ニュー筑水荘 2025年08月01日
治安が良いとは言えない中米の地で小国でありながらも武力を持たずこんなにも賢く平和に暮らしている人がいることに衝撃を受けました。口コミが広がり上映期間の後半は多くの鑑賞者があり最終日にはコスタリカ人ファミリーが来られていました。
映画を通して人がつながって行く、しっかり醍醐味を味わわせて頂いてます。