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コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~

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コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~

ジャンル 環境 教育 平和 政治経済 人権 多様性 社会変革 問題解決
時間 90分 / 57分 製作年2016年  監督 マシュー・エディー、マイケル・ドレリング

1948年に軍隊を廃止。軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリー。

Screening Information

2024/04/27
[ 京都府 ] ピープル福知山シネマ「コスタリカの奇跡」
2024/05/03
[ 広島県 ] 武力でなく外交で紛争を解決した事例から学ぶ 映画「コスタリカの奇跡」 ~積極的平和国家のつくり方~

上映会 開催者募集

About the film

1948年に軍隊を廃止。軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリー

世界には軍隊なしで国の平和を保ってきた国々がある。そんな数少ない国の一つで、1948年に常備軍を解体した国がコスタリカだ。コスタリカは軍事予算をゼロにしたことで、無料の教育や国民皆保険制度を実現し、環境のために国家予算を振り分けてきた。その結果、地球の健全性や人々の幸福度、そして健康を図る指標「地球幸福度指数(HPI)」2016の世界ランキングにおいて140ヶ国中で世界一に輝いているのがコスタリカである。またラテンアメリカで最も安全とされている国でもある。

『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』は、1948年から1949年にかけて行われた軍隊廃止の流れを追いながら、コスタリカが教育、医療、環境にどのように投資して行ったのかを詳しく説明する。アメリカでは公的債務、医療、そして軍事費が日増しに増大していっていることとは対照的だ。この映画は軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールや、ノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス・サンチェスなどの元大統領や、ジャーナリストや学者などが登場する。世界がモデルにすべき中米コスタリカの壮大で意欲的な国家建設プロジェクトが今明らかになる。

More info

1953年、アメリカのアイゼンハワー大統領(当時)は、軍産複合体を批判する有名な演説「鉄の十字架」別名「平和に機会を」で「世界は別の道を選ぶことはできないのだろうか?」と問いかけた。今日のコスタリカに、その「別の道」を見いだすことができる。

コスタリカは1948年に常備軍を撤廃。1949年には憲法にも規定された。以来、軍隊に頼らず、条約や国際法、そして国際機関との関係を強化しながら国際的な関係性の中で独自の安全保障体制を構築していった。

莫大な予算が必要となる軍事費の支払いから開放されたコスタリカは、この予算をよりよい教育や国民皆保険制度の実現のために振り分けてきた。1948年12月1日に軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールの「兵士よりも多くの教師を」というスローガンは有名だ。

このように、コスタリカは国際的な連帯や国際法を基にした平和国家建設への道を決断し、70年近く常備軍を持つことなく平和を維持し、繁栄してきたのだ。本作は、コスタリカを根底から揺るがした1948年の内戦の頃から軍隊廃止までの道筋を紹介する。コスタリカはこれまでの数十年で幾つかの重大な危機を乗り越えてきた。しかし、現在直面する危機が最も手強いものかもしれない。

「20世紀半ば、ホセ・フィゲーレス・フェレールが非武装を「制度化」した。
その後継者たちは、教育や医療、福祉を充実させることで、非武装を「文化」
にまで昇華させた。
21世紀の現在、彼らは環境問題に取り組むことで、その文化をさらに発展させようとしている。」
- 足立力也(『丸腰国家―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略― 』著者)

「改憲をめぐって自衛隊の存在が論じられている今こそ、70年前に軍隊を解体したコスタリカの画期的な取り組みから学ぶべきことが大いにあります。日本の全国民にぜひ見て欲しい貴重なドキュメンタリーです。」
ー ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

Data

原題 A BOLD PEACE 製作年 2016年
製作国 アメリカ・コスタリカ 制作 ソウル・フォース・メディア、スパイラル・ピクチャーズ(制作協力)
配給 ユナイテッドピープル 時間 90分 / 57分

Cast & Staff

監督 マシュー・エディー、マイケル・ドレリング 製作総指揮
プロデューサー マシュー・エディー、マイケル・ドレリング 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト ホセ・フィゲーレス・フェレール オスカル・アリアス・サンチェス ルイス・ギジェルモ・ソリス クリスティアーナ・フィゲーレス

Review(21)

18/07/13 16:10

「コスタリカという国は名前しか知りませんでした。軍を持っていない国があることに驚きました。何度危機的な状況に陥っても、平和的な方法で問題を解決するようにしていて、すごくいいと思いました。国民にまとまりがあって同じ気持ちでいることもすごいと思います。日本はどうかと考えるよくらい気持ちになります。
私にできることは何か、少し考えていきたいです。」

「日本もコスタリカに続くことができるのではないか。続きたいです。」

「とても考えさせられる。こういう時間が誰にでも必要。もっといろんな人に、特に日本の政治家に見て欲しい!見るべき!」

「勇気とやる気がわいてきました。ジョン・レノンの「イマジン」の世界が実際の社会にすでにあることに感動しました。」

「困難に挑戦し続けていることがすばらしいと思いました。平和を維持させていくことのビジョンと信念の大事さを思いました。未来に希望が持てました。」

「とても良かった。普段の生活の中では無い情報で感動しました。目からうろこの思いでした。平和憲法を持っている日本は現在アメリカと共合して戦争への道を歩み始めている危機を感じていましたが、武器なしにどうすれば平和が保たれるのか、という意見に対して反論がなかなか自分の中でできませんでしたが、「コスタリカを日本の目標に」と今後は言い返せそうです。」

(市民上映会参加者アンケートより)

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
うらやましい
ゆいまーる・シネマ 2024年03月15日
観客のみなさんのコメントには「うらやましい」というお声が多くありました。日本でも実現できなくはないね、という声も。特に沖縄は非武装であった歴史がありますので。

コスタリカの平和国家づくりを初めて知る方が多かった。また、国家予算の使い方についても、戦争の準備ではなく、国民の生活にかかわることにもっと使うべきとの声が多くありました。

視聴された方からは、以下の感想(抜粋)がありました。
・平和国家への道のりは困難であってもあきらめず、戦争国家への道へ反対の声と行動が大切と実感した。
・アメリカの脅しに屈せず、非武装を守ったコスタリカの人々の知恵に我々も学ばなければならない。
・日本にも世界に誇る憲法があることを考えさせられた。

広報しっかりやれば反響も大きかったです。
境港ピース・リビング・シアターとして
第4回目の上映作品は
『コスタリカの奇跡〜積極的平和国家のつくり方~』
でした。

第2回目にご参加の方が
「2月には是非この映画の上映会をやりたいです」
とリクエストしてこられて実現しました。

その方が自ら文字がビッシリ書いてある
チラシを作成して
映画の鮮やかなチラシと合わせて
街頭でチラシ配りをされたそうです。

いろんな施設にポスター掲載依頼
チラシも置いてもらい
いろんなメディアにも
取材を依頼されて
実際に地元の地方紙で記事にして頂き
地元のケーブルTV局の朝の情報番組に
電話で生取材して頂きました。

彼が積極的に広報して下さったことで
とても多くの方にこの上映会のことを
知って頂くことが出来たようです。

その甲斐あって今回の上映会では
「新聞の記事を見て来ました」
「チラシを配ってもらったので来ました」
と言ってこれまでは
上映会のことを知らなかった方が
たくさん来場されました。

2つ感想を紹介します。
「今の日本に失望するところは大きいけれど、だまって何もしないのは現状の肯定になってしまう。発信しつづけ意志表示する事が必要。」
「戦争は最大の自然破壊。これ以上地球をこわしてくれるなと思っている。」

今回の上映会でこの地域での
認知度がかなり上がったと感じました。

これからも毎月上映会開催していきます!!

株式会社アドイシグロ 2024年02月10日
昨年の2月に続き、2回目の上映。1年前に来て、また今年も見たリピーターもいました。
字幕について行けず2回連続で見る方も。
今回から上映会前にサービスで出していたカフェを、終了後に「感想をシェアするカフェタイム」に変えて時間を設けましたが、3回とも白熱でした。何度か戦争寄りの選択をしそうになった時にも、民衆の力で食い止めるなどコスタリカの人達の教育が素晴らしいのではないか?という意見も。若い弁護士さんの数学的な考え方も人気がありました。自分達には何ができるのか?という話合いにもつながる良い映画です。