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戦火のランナー

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監督:クリス・テンプル、ザック・イングラシー
監督:シアオ・ヤーチュアン(蕭雅全 )
監督:ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル
監督:アレクサンドリア・ボンバッハ

戦火のランナー

ジャンル 平和 人権 その他
時間 88分 製作年2020年  監督 ビル・ギャラガー

8歳の頃、グオル・マリアルはスーダン内戦を生き延びるために走って逃げた。
走り続け、一時は“国のない男”と呼ばれた彼には栄光の舞台が待っていた─ ─

力強く感動的な実話に心をさらわれる! ── ハリウッド・リポーター誌

「出来ないから嘆くのではなく、出来ない中で何が出来るかを考え、一歩を踏み出すことが未来を大きく変えるという大切なメッセージが胸に刻まれました。」
── 高橋尚子(シドニー五輪女子マラソン金メダリスト)


「逃げて生き延びるために走り、みんなに希望を与えるために走る。スポーツというにはあまりにも切実な走る理由。
やっぱりオリンピックは平和の祭典でなければいけないんだと強く思わされる。」
── 為末大(Deportare Partners代表/元陸上選手)

他、感動のコメント多数! https://unitedpeople.jp/runner/rv

文部科学省選定作品:
学校教育教材 中学校生徒向き 社会
学校教育教材 高等学校生徒向き 公民
社会教育(教材) 青年向き 国際性(国際理解・平和)
社会教育(教材) 成人向き 国際性(国際理解・平和)
(2021年6月2日選定)

Screening Information

上映会 開催者募集

©Bill Gallagher

About the film

戦争の続くスーダンはどこもが戦場で、子どもはさらわれ、家は燃やされていた。

8歳のグオル・マリアルの命を守るために、両親は苦悩の末、彼を村からたった一人で逃がすことにした。戦場をさまよい歩くグオルはやがて武装勢力に捕まってしまう。“逃げよう”。彼は夜明け前、走って逃げることに成功する。幸運にも難民キャンプで保護された彼は、アメリカへ移民するチケットを手にする。“もう逃げなくていい”。高校に入学した彼は、走ると他を圧倒。初めて走ったマラソンで2012年ロンドン五輪出場資格を得る。まるで走ることが彼の運命だったかのように──。しかし、南スーダンが建国されたのはロンドン五輪開催の一年前。国内オリンピック委員会がなく、代表する国がなかった。出場が危ぶまれたが奇跡が起こる。国際オリンピック委員会(IOC)が“国のない男”といわれた彼の個人参加選手としての出場を認めたのだ。そして彼は、祖国南スーダンの人々の期待を背負い走り、完走する。不屈の精神で走り続けるグオルの人生に感動せずにはいられない感涙のドキュメンタリー。

More info

難民からオリンピック選手になったグオルは次世代のためにも走り続ける。

「このままでは目の前で息子が死んでしまう。」戦争の続くスーダンはどこもが戦場で、子どもはさらわれ、家は燃やされていた。8歳のグオル・マリアルの命を守るために、両親は苦悩の末、彼を村からたった一人で逃がすことにした。戦場をさまよい歩くグオルはやがて武装勢力に捕まってしまう。“逃げよう”。彼は夜明け前、走って逃げることに成功する。その後4年間、スーダン南部を放浪する。幸運にも難民キャンプで保護された彼は、16歳でアメリカへ移民するチケットを手にする。飛行機に乗るのも初めてだった。“もう逃げなくていい”。新しい人生の始まりだった。高校に入学した彼は陸上部で走ると他を圧倒。その後、初めて走ったマラソンで2012年ロンドン五輪出場条件タイムをクリアしてしまう。まるで走ることが彼の運命だったかのように──。

"この奇跡を僕だけではなく君たちにも経験してほしい"
オリンピックで走る資格を得たものの、南スーダンが建国されたのはロンドン五輪開催の一年前。国内オリンピック委員会がなく、代表する国がなかった。出場は困難に思われたが開催直前に奇跡が起こる。国際オリンピック委員会(IOC)が“国のない男”といわれた28歳の彼の個人参加選手としての出場を大会直前に認めたのだ。かつては逃げるために走っていた彼は、祖国南スーダンの人々の期待を背負い走り、完走する。その後、アメリカの市民権を取得した彼は、20年ぶりに両親との感動の再会を果たし、次の目標に向かって走り続けていく。不屈の精神で走り続けるグオルの人生に感動せずにはいられない感涙のドキュメンタリー。

Data

原題 Runner 製作年 2020年
製作国 アメリカ 制作
配給 ユナイテッドピープル 時間 88分

Cast & Staff

監督 ビル・ギャラガー 製作総指揮 ジェイ・ナライン、リンジー・ナライン
プロデューサー ビル・ギャラガー 原作
脚本 ビル・ギャラガー、エリック・ダニエル・メッツガー 音楽 エドゥアルド・アラム
撮影 ニッキー・ブラムリー、ピーター・グメ、ジェイコブ・ベンジャミン・アテニー 編集 ビル・ギャラガー、エリック・ダニエル・メッツガー
キャスト グオル・マディング・マケア(グオル・マリアル)、ラスティ・コフリン、コーリー・イーメルス、ブラッド・プア他

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します

2022ウナギネマvol.3『戦火のランナー』
太宰治『走れメロス』に以下の一節があります。
「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い! フィロストラトス。」

自分のすべてをかけて走るグオル・マリアルの姿に、このメロスの言葉を思い出しました。
人の命すら超越した大きなもの。
それはいったい何なのでしょうか?

内戦のために住む場所を追われたグオル。
兄弟もみな命を奪われた故郷に、それでも帰りたいと願う彼の心は、私には理解しがたいものがあります。
国という存在はそこまでして守らなくてはいけないものなのでしょうか。

また、ランナーとして活動を始めた後も、様々な困難が彼を襲います。
人とはこんなにも醜く邪悪な面を持っているのかと、絶望的な気持ちにさせられます。
しかし、困難を一つずつ乗り越え、常に前に向かう彼の姿に、人への希望と勇気をもらいました。

人としての尊厳、その国の国民であることの誇り。
多くの犠牲の上で勝ち取ったものだからこそ、こうした思いが強いのかもしれません。

太平洋戦争では日本でも多くの若者が、国を守るために進んで命を捧げました。
現代に生きる私たちは、2度とこのような悲劇を繰り返さないことを誓っています。
しかし、同じようなことは世界の至るところで今も起きています。

2020年の時点で、世界の難民の数は8000万を超えています。
その後もおそらく増え続けていることでしょう。
日本の人口に匹敵するほどの数の人々が、今も故郷に帰ることができず、苦しい生活を送っているのです。

戦争を1日でも早くなくそう。
文字にするとありきたりのものになってしまいますが、あらためてその思いを強くしました。
地球上に生きるすべての人々が、心安らかに過ごせる日が来ることを切に願っています。

現在、ウナギネマでは、新規会員募集中です。
月に2本ソーシャルシネマをオンライン鑑賞できて、年会費8800円(5/21までにご入会の場合)です。※2023年3月まで有効
ぜひこの機会にウナギネマへの入会をご検討ください。
詳細は以下のリンクからご覧いただけます。
http://www.unaginema.com/

次回のウナギネマは5月21日(土)『幸せの経済学』

今、問われる幸せとは?真の豊かさとは?
人や自然とのつながりを取り戻す暮らし方を探るドキュメンタリー。
本当の豊かさとはなにか? それを、今こそ考える時ではないでしょうか。
GDPからGNHへ。グローバリゼーションから、ローカリゼーションへ。世界中に広がるローカリゼーション運動のパイオニア、ヘレナ・ノーバーグ=ホッジが、人と自然とのつながりを取り戻す、「ローカリゼーション」を提唱します

詳細・ご予約はこちらからどうぞ!
https://2022unaginema04.peatix.com/

#映画 #オンライン #SDGs #ソーシャルシネマ #cinemo #unitedpeople #ウナギネマ

タイムリーでした
2週連続での実施で参加者は少なかったが、UNHCRの講演も素晴らしく、良い会となりました。
コロナで会場実施が難しい状況ですが、反面オンラインでの上映は魅力があります。

母子のみ参加
WAHAHAシネマ 2022年03月12日
高校生とお母さんが参加してくれました。以下お母さんの感想です。
戦火のランナー、ご紹介いただきありがとうございました。すごくよくできた作品で、「紛争とは?」「国家とは?」「オリンピックとは?」等々、色々と考えさせられました。
最初のオリンピックに出場するまでは少年ジャンプみたいな展開なのですが、そこからは現実社会の苦悩と壁と(恐らくは)利権みたいなことが絡んで、もやもやした気持ちになりますね。でも、この「もやもや」があるからこそ、人は色々と勉強したり運動(社会運動の方の)したりする必要があるのだなぁと思いました。

「戦火のランナー」オンライン映画上映会+講演会開催!
JICA九州 2022年02月13日
2022年2月13日(日)、オンラインにてJICA海外協力隊ナビを開催しました。
2021年度第11回目となる今回の協力隊ナビでは、「戦火のランナー」のオンライン映画上映と国境なき医師団 川内氏による講演会を行いました。当日は23名の方にご参加頂きました。
映画「戦火のランナー」はスーダン、南スーダンを主な舞台としたドキュメンタリー映画です。スーダンで生き延びるために走った主人公の彼は、その後難民としてアメリカに移住しその「走る」という行為によって人生を切り開いていきます。彼が、南スーダンのオリンピック代表になるまでの軌跡を描いたこの作品は、ちょうど冬期オリンピックが開催されている今月のイベントにぴったりという事で、この度の上映に至りました。
映画の中で多くは語られませんでしたが、映像から見て取れるスーダンでの生活は察するに余りある悲惨さで、主人公も命からがら逃げ伸び、主人公は彼以外の兄弟7人全てを失っています。しかし、そんな中に於いても祖国を思い、そこに生きる人たちの想いを背負って走る彼の姿を応援せずにはいられませんでした。スーダン・南スーダンの方々が経験してきた過去は、私たちの生きる日本とはかけ離れており、自分事として捉えるには難しい内容でしたが、国際社会に身を置くものとして、決して我々にとっても他人事ではありません。そんな現実に対し、私たちには何が出来るだろうかと考えさせられる機会となりました。
映画上映ののち、スーダン・南スーダンにて国境なき医師団ロジスティシャンとして活動されていた、川内勇希氏(元青年海外協力隊タンザニア隊員 職種:自動車整備)にお越し頂き、両国の現状に関しご講演頂きました。まず、国境なき医師団に関しご説明頂き、団体として行われている支援活動についてや両国の文化的背景・宗教等について、両国に於いてのロジスティシャンとしての活動に関してお話されました。その後JICA海外協力隊での活動紹介や、協力隊からのキャリアチェンジのお話を分かりやすくお話頂きました。ご参加頂いた皆様からも積極的な質問が出され、活発な質疑応答の場となり、現地状況や川内さん自身について、それぞれでの活動内容に関して、深く知る事の出来る機会となりました。

ここで、参加いただいたみなさまの声を紹介します。※一部抜粋
・映画で南スーダンの状況をだいたいわかってからの、川内さんのお話だったので、話がわかりやすかったです。南スーダンについて、分離・独立したくらいしか知らなかったので状況を知れてよかったです。(30代女性)
・いい映画とお話でした。ありがとうございました。(60代男性)
・映画の話から,経験者の川内さんの話まで12歳の私には将来を考えていく中でとても参考になりました。(10代女性)
・グオル氏はアメリカ行きの難民に選ばれたということでしたが、その選考はどのように行われたのか気になりました。そして、選ばれなかった人たちのことを思うといたたまれないです。そして、難民をほとんど認めない日本という国のあり方を考えさせられます。軽くしか触れられていませんでしたが、壮絶な過去のことを語るのはものすごく大きな精神的負担だと思います。彼と南スーダンの今後が幸せであるように願っています。(40代女性)