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“敵”の子どもたち

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監督:チョ・ソンヒョン
監督:アンドリュー・ハッセ
監督:リック・グレハン
監督:アヴィダ・リヴニー

“敵”の子どもたち

ジャンル 教育 平和 政治経済 人権 問題解決
時間 97分 製作年2021年  監督 ゴルキ・グラセル・ミューラー

《クラクフ国際映画祭2021》国際批評家連盟賞
《AJB DOC 2022》メイン賞
《チャグリンドキュメンタリー映画祭 2022》ベスト国際ドキュメンタリー賞
《CPH:DOX 2021》DOX賞ノミネート
《ベルリン・ヒューマンライツ映画祭》ベストドキュメンタリー賞ノミネート

子どもに罪はない。せめて孫だけでも救いたい。
娘がISIS(イスラム国)に参加し死亡。
遺された孫7人を救いたいと命がけの旅に出た男性の真実のヒューマンドラマ。

Screening Information

2025/07/19 ~ 2025/07/19
[ 兵庫県 ] 『敵の子どもたち』映画会とお話し会&「0円食堂」

上映会 開催者募集

©Rena Effendi

About the film

世界を恐怖に陥れたISIS(イスラム国)は、とあるスウェーデンの家族を引き裂いていた。ミュージシャンのパトリシオ・ガルヴェスの娘、アマンダは元妻と共にイスラム教徒に改宗。スウェーデンで最も悪名高いISISメンバーと結婚し、2014年にシリアに密航してしまう。帰国の説得は上手くいかなかった。そして2019年、ISIS掃討作戦で夫婦共に殺され、1歳から8歳の7人の幼い子どもたちが遺された。「娘は救えなかったが、孫は救いたい」。決意を固めたパトリシオは、たった一人で危険を顧みずに孫の救出に乗り出していく。孫がシリア北東部のアルホル難民キャンプにいることを知り彼は、スーツケースにおもちゃや靴を詰め込みシリアとの国境近くのイラクの都市へと向かう。SNSでは「敵の子どもたちを連れて帰るな」など大量の批判があった。危険で衛生環境も悪い難民キャンプから、孫を救い出すために自らシリア入りすることにしたパトリシオ。果たして無事に孫を救い出すことは出来るのだろうか?

More info

娘がISISメンバーと結婚しシリアへ密航

世界を恐怖に陥れたISIS(イスラム国)は、とあるスウェーデンの家族を引き裂いていた。ミュージシャンのパトリシオ・ガルヴェスの娘、アマンダは元妻と共にイスラム教徒に改宗。スウェーデンで最も悪名高いISISメンバーと結婚し、2014年にカリフ国家建設に加わるため、シリアに密航してしまう。帰国の説得は上手くいかなかった。娘から支援を求められたが、ISISにお金が渡る恐れがあるため支援出来なかった。そして2019年、ISIS掃討作戦で夫婦共に殺され、1歳から8歳の7人の幼い子どもたちが遺された。「娘は救えなかったが、孫は救いたい」。決意を固めたパトリシオは、たった一人で危険を顧みずに孫の救出に乗り出していく。

難民キャンプに残された罪のない子どもたちを救いたい

毎晩、シリアから逃れてきた子どもたちの大量の写真を確認するのが日課となった。援助団体に連絡を続けていると、孫がシリア北東部のアルホル難民キャンプにいることが判明。パトリシオは、スーツケースにおもちゃや靴を詰め込みシリアとの国境近くのイラクの都市へと向かう。SNSでは「敵の子どもたちを連れて帰るな」「孫と一緒にシリアにいろ」など大量の批判があったが、「子どもたちには罪はない」と諦めなかった。スウェーデン当局も解放に前向きにならないなか、危険で衛生環境も悪い難民キャンプから、孫を救い出すために自らシリア入りすることにしたパトリシオ。果たして無事に孫を救い出すことは出来るのだろうか?

Data

原題 Children of the Enemy 製作年 2021年
製作国 スウェーデン・デンマーク・カタール 制作 シネニックフィルム
配給 ユナイテッドピープル 時間 97分

Cast & Staff

監督 ゴルキ・グラセル・ミューラー 製作総指揮 ジョン・バトセック、アニカ・ヘルストロム
プロデューサー クリストフ・ヘネル、エリカ・マルムグレン 原作
脚本 ゴルキ・グラセル・ミューラー 音楽 リサ・ノードストロム
撮影 編集 オーサ・モスバリ、カスパー・レイク、ソーレン・B・エッべ、エリカ・ゴンザレス
キャスト

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
敵の子どもたち
高島市働く女性の家 2025年05月24日
色々と考えさせられる内容で圧倒されました。活発な意見交換が出て、とても良い上映会になりました。

他のこどもたちは、今。。。
広田まゆみ事務所 2024年09月27日
重いテーマであった。

スウェーデンというと、こどもの権利にも日本以上にセンシティブであると思いますが、その国においても、困難な課題。8万人の子どもたちが難民キャンプにいて、そのうち約80人がスウェーデン人の親を持ち、7人のこどもがスウェーデンに戻れたが、他の子どもたちはどうなっているのだろうか?

イスラム国に参画してしまった娘さんのことについて、主人公である父が「何が間違ったのか」自問する。そして、「何もできず、娘は失ったが、孫は絶対失わない」この悲痛な叫びのような思いからの行動力が、マスメディアの力も借りつつ、政府を動かしたのだ。


下川すまっこシネマ 2024.22月上映会 「“敵”の子どもたち」
下川りくらしネット 2024年02月24日
難しいテーマの映画にもかかわらず、思ったよりも多くの方々が見にきてくださいました。
答えのない難しいテーマだけに、参加者の方々の感想も様々でした。

▼参加者の感想▼
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今までいろいろな「すまっこシネマ」の作品を見ましたが、環境問題などは現状認識と行動変化で明るい未来が見えそうな感じがしたけれど、今回の映画は出口が限りなく見えない感じがしました。家族を思う主人公の粘り強さは伝わってきたけれど、その背景にある、宗教観の違い、マスコミ・SNSの動き、国家間の駆け引き、NGOや様々な団体の動き、それぞれの思惑、根が深くて、ハッピーエンドにはつながらないと思ったのが、今回の映画を観た感想です。
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ISISの問題は当時よく報道されていたのは覚えているが、当然、事後に映画のような問題がおきているはずなのに あまり実感はなかったので、非常に考えさせられた。
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世界の一部で起こっている争いの中で、複雑な環境にいる子供達がいることを初めて知りました。子供に罪はなく、またイスラム教自体もいけないのではないのに、相手国は悪のように扱ってしまうその気持ちも、また反対にイスラム信奉する側の気持ちも両方わかる気がして辛いと感じました。
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 2024年02月17日
子どもがもう少し大きかったら叶わなかったのではないか。
娘が幸せならどんな宗教でも構わないという言葉が印象に残った。