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シード~生命の糧~

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監督:クレイグ・リーソン
監督:リック・グレハン
監督:ロバート・エプスタイン

シード~生命の糧~

ジャンル 環境 多様性 伝統文化 問題解決
時間 94分 製作年2016年  監督 タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ

種は人類の命そのもの。
しかし種子の94%が20世紀に消滅。
種子の多様性を守るために私たちのすべき選択とは?

Screening Information

2024/05/12
[ 神奈川県 ] シード~生命の糧~                           月イチ『ちいさな映画館』by 港北みらいカフェ

上映会 開催者募集

(c)Collective Eye Films

About the film

20世紀中に種子の94%が消滅 種子の多様性が失われている

私たちの命そのものというべき種は、1万2千年以上もの間、世界中の人々によって大切に受け継がれてきた。しかし、驚くべきことに20世紀中に野菜の種子の実に94%がすでに消滅。気候変動や、世界の種子市場を多国籍企業が独占するようになったことが大きな要因だ。市場には遺伝子組換え作物(GMO)が登場し、多くの国々で農家が種子を保存し翌年蒔くことが禁止されるようになった。結果、古くからの農業の伝統が途絶え、人類史上最も早いペースで種子の多様性が失われているのだ。

More info

種は未来に実りをもたらすタイムカプセル

在来種が失われ続けている今、人類の未来の糧を守るため、世界中の種の守り人、シードキーパーたちが挑戦を続けている。「種子は私たちの子孫」とトウモロコシの種を守り続けるアメリカの先住民たち。人類の終末に備え、最大300万種の種を貯蔵できる永久凍土にあるシードバンク、スヴァールバル世界種子貯蔵庫に種子を保存する人々。世界中を駆け巡りながら、種を南米やアフリカなど世界中で収集する植物探究者たち。ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドールやウィノナ・ラデュークなど著名な活動家と種子の多様性を守る方法を探る。

Data

原題 SEED: The Untold Story 製作年 2016年
製作国 アメリカ 制作 Collective Eye Films
配給 ユナイテッドピープル 時間 94分

Cast & Staff

監督 タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ 製作総指揮 マリサ・トメイ、マーク・タートルトーブ、フィル・フェアクロフ
プロデューサー タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ 原作
脚本 音楽 ガース・スティーブンソン, ベンジー・ワースハイマー、ガイア
撮影 編集 ガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
キャスト ヴァンダナ・シヴァ、ジェーン・グドール、ウィノナ・ラデューク、ラージ・パテル、ウィル・ボンソール、イグナシオ・チャペラ、ビル・マクドーマン、マリア・チャム

Review(1)

20/05/07 14:43

ユナイテッドピープル さんのレビュー
役立ち 学び
この日本でも「規制緩和」、「民営化」、「自由貿易」の名の下に、グローバル大企業によるタネの支配が進行中だ。命の源であるタネが危ない。ぼくたちもこの映画に登場するタネの守り人たちの輪に連なろう。

- 辻 信一(文化人類学者)

***

多国籍企業によるタネの支配が進むことについて、私が心配していた事をタネの歴史から詳しく紐解き、
現在の遺伝子組換え種子まで 丁寧に描いた良い映画です。
この映画を観ればタネは誰のものか考えさせられます。
私は等しく人類の遺産であって、それを金儲けの道具として囲い込みしてはならないと思います。
- 山田正彦(元農林水産大臣)

***

海の向こうの他人事が、
いつの間にか、
私達日本人の足元にも
火をつけているのが見えるだろうか?
国境を超えたマネーゲームが、
種子を農民から取りあげ、
多様性を壊し、
消費者から主権を奪い、
生命に値札をつけてゆく。
この映画は、私たちに気づかせ、呼びかける。
何を口にしているかを知ること
自然とのつながりを取り戻すこと。
「今だけカネだけ自分だけ」幻想から目を覚まし、
動き出した世界中の仲間とともに、
「おたがいさま」という名のタネを、
今すぐまき始めなさい、と。

- 堤 未果(国際ジャーナリスト)

その他レビュー
https://unitedpeople.jp/seed/rv

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
知らない事実
ゆいまーる・シネマ 2024年03月15日
多くの方が「初めて知った」と驚かれていました。その意味で、気づきのチャンスになったと思います。

鮮やかな映像✖️シリアスな現実
ウナカメuna camera livera 2024年01月17日
ウナカメ夜シネマ、第5回目は、『シード〜生命の糧〜』

種を巡る危機的な状況とそれに対して活動を続ける人々を追ったドキュメンタリー。

ウナカメ夜シネマ名物、作品に因んだお食事は『マメたね雑穀ごはんプレート』。いつもながら美味しかったです!

アメリカ、メキシコ、インド、アフリカ…
中でも、メキシコのとうもろこしの在来種保存の活動が印象的。
遺伝子組み換えの影響で打撃を受ける農村と、種を守る活動をする人たちは『マヤ〜天の心、地の心』でも描かれていた。

会場では、在来種のトウモロコシにこだわった粉を輸入してトルティーヤを作っているメキシコ人の方のお話をうかがったり、農家さんの話を元に農業の現状を知り、世界の種や食品の未来を憂いつつも、身近な場所で小さな畑を耕す、または耕している友達と繋がることで安全な食を確保しよう、と前向きな提案。
メキシコ繋がりのゲストから、アガベのお酒メスカルのお話。今回のシェアタイムも楽しく盛り上がった充実の上映会でした。

世界を知り、その果てしなさに圧倒されつつも、自分はどうするか、を考える。
ドキュメンタリー鑑賞も板についてきた。

映像の鮮やかさ、何種類ものアニメーション、過去の出来事から現在の世界各地へ、キャラの立つ登場人物…飽きさせない展開で、あっという間の90分でした。


SEED感想
一般社団法人農サイド 2023年12月10日
有機農業のイベントでしたが種の問題を考える貴重な上映会になりました。お年寄りからお子さんまで幅広いお客さんに観ていただけたのはうれしいです。

種について考えるきっかけに
(株)あつみ編集舎 2023年09月29日
農業関係者も多い地域だったので、来場者の皆さんがそれぞれ感じたことを上映後にシェアすることができ、とても実りある時間になりました。