会場の #路地裏ガレージマーケット はさいたま市中央区にあり、大通りから入る路地裏にあって、材木屋さんの資材庫を改装した木の空間、店主のコーヒー屋さんのほか、こだわりのあるお店が集まる場所です。上映会場は建物の2階にあり、天井の梁がみえていたり、裸電球の光があたたかい雰囲気で、ゆったりとしたソファに座って鑑賞しました。
今回44名の方が参加してくださいました。
みなさんが「今この映画を観て良かった、たくさんの人に観てほしい」とおっしゃっていました。
「パレスチナのこと」をトークゲストをお招きして開催しました。パレスチナとイスラエルの戦争について、歴史を振り返りながら、昔はパレスチナとイスラエルは共存して暮らしていたのに、外部の国々により対立させれられてきたことなど、わかりやすくお話しいただきました。
「私は憎まない」となぜ言えるのだろう?と言う疑問から、私はこの映画を観ました。アブラエーシュ医師はこの悲劇をばねに「医療の力でパレスチナとイスラエルの架け橋になる」とポジティブに転換させようとする意志を持ち、無所属で選挙に出たり、正義のためには裁判で行動でしめしたのかと思います。理不尽な難民生活でも、憎んだり恨んだりするより、そこから抜け出すために勉強して医師になるという方向に持っていくことができる人でした。
また、怒りの解毒剤は教育と、教育の大切さを彼は謳っていて、彼の考え方や生き方は教育によるものでもあり、それは彼の子どもたちにも受け継がれています。ただ、教育は、戦前の日本やイスラエルの、「国のために死ぬのは素晴らしい」と教えられる愛国教育もあるので、注意しなければなりません。
今の日本でも外国人問題と言うようなことがありますが、アブラエーシュ医師は「共存」を謳います。彼が10代で働いたイスラエルの農場主やイスラエルの病院の同僚たちも、優しくあたたかく公平な人たちでした、彼らとの出会いがあったから、イスラエル人が悪い人だとひとくくりにしない考えを持ち、共存という考え方ができるのではないかと思いました。
関心を持って見ようとしなければ見えてこないことがあります。イスラエルのジェノサイドを止められない、国際社会・日本・自分の無力が情けないです。でも、埼玉の #路地裏ガレージマーケット という緩やかな場所で、みんなで集まって、この映画を観て、いろいろな思いを語り合えたことがとても嬉しいです。
1人1人が考え続けて、今日知ったことを誰かに伝えることができれば、少しでも平和につながるのかと思います。
ありがとうございました。
<感想シェア>
◎こんな奇跡のような方がいるんだ、彼の言うことがガザとイスラエルの闘いを止める唯一の道だと思いました。世界のリーダーのお手本!
◎胸がいっぱいで言葉が出てこない、重く、辛く、深い、、、でも観ることができて良かった。
◎医師が憎まないと言っているが、憎しみはなくても、怒りはある。おかしいと思うことは、声をあげていきたい。
◎とても辛いですが、あきらめない医師の姿に勇気をもらい、励まされた、そこに希望が持てる。
◎圧倒的な映画でした。
◎私たちに何ができるのだろう、、、知ること、そしてそれを誰かに伝えていくこと。
戦争は嫌だとずっと思い続けること。
◎イスラエルのテレビ局の放送は生々しく、心に迫って来た。
◎武器がなければ戦争はできないのだから、武器を売らなければいいのに。
◎なぜ憎まないと言うのか、、、娘たちの死を無駄死にさせたくないからか。
◎自分だったら、憎まないとは言えない。
◎憎むのは相手を知らないから、それが怖い気持ちや差別につながる。
◎ただ、惨状を伝えるだけではない、凄く深い愛を伝えている。
「この映画は、大切な人々を一瞬にして奪われ、泣き叫びながら「それでも」と立ち上がる一人の男性の軌跡です。その苦しみと信念に満ちた幾年がガザの外の人々に共有され、映画館の座席で追体験させてもらえることに、まず感謝したいと思います。 言葉では出てきても、なかなか形にはならない「平和」。いつかそれが実現されるとき、誰のためにどんな姿をしているべきなのか、改めてこの映画は考えさせてくれます。「それでも私は」と、一緒に立ち向かいませんか。」
並木麻衣日本国際ボランティアセンター(JVC)元職員/現ボランティア
「アナタは言えますか?
家族を殺され、同胞が殺されていく現実を
お墓すら作れない
遺体すら見つからない
犠牲になった人々は
亡くなった後も
天井のない牢獄の中に押し込めている
「全ての人のために “あの悲劇をプラスに変える”」
言えますか?
家族を殺されても
アナタは平和を願えますか?」
全文 https://unitedpeople.jp/ishall/cmt_shl
サヘル・ローズ俳優・タレント
「今、ガザで起こっている悲劇に対して私たちは何ができるのか?
私は迷わず、この映画を観ること、そして、多くの人に観てもらうことだと言える。なぜなら、この映画は何が今ガザで起こっているかを明確に教えてくれるからだ。
ガザでの悲劇は2023年の10月7日に始まったことではない。それは70年以上前からパレスチナで続いてきた悲劇と憎しみの連鎖の劇的拡大だ。
2009年1月、ガザのジャバリヤキャンプでイゼルディン医師は3人の娘と姪を同時に失う。しかし、恐ろしいことに今のガザではそれさえもありふれたことになってしまおうとしている。
しかし、決してありふれてはいなかったこと、それは彼がその悲劇に見舞われた後も「私は憎まない」という意思を掲げ続けたことである。それは「私は殺さない。あなたも殺すな」という意思の表明ではないか。そして、それこそが「共存」を可能にする人間の意志なのだと思う。」
吉岡達也ピースボート 創設メンバー・共同代表
「生命と平和の重さに気づかせてくれる映画
イスラエルによる2009年のガザ攻撃で娘三人と姪を自宅への砲撃で失ったアブラエーシュ医師は、イスラエル国家の謝罪を求めて裁判を起こし、最高裁まで争った。裁判所は最後まで国の責任を認めないが、娘たちの死を無駄にしてはならない法廷で闘う父親の必死の思いが、一方でイスラエルとパレスチナの平和を実現しようとする活動とつながっていることが納得できる。それはガザの難民キャンプに住みながら、イスラエルの病院でも働き、人間の誕生に立ち会ってきた産婦人科医としての信念でもあるだろう。いま、ガザで何万という民間人、子供たち、女性たちが虫けらのように殺されていく中で、生命と平和の重みに気づかせてくれる映画である。」
川上泰徳中東ジャーナリスト
「ガザの日常、家族の日常。あまりにも残酷に、国際法違反を臆面なく犯す国家や勢力。アブラエーシュ博士の生きざまに限りない尊敬、そして希望を見出す。」
土井香苗国際人権弁護士
一覧 https://unitedpeople.jp/ishall/rv