
「幸せでありたければ、ただ愛すること。愛、愛、愛、いつでも愛!」
― サティシュ・クマール
Screening Information
- 2025/09/10
- [ 大阪府 ] トヨカツcinema『ラディカル・ラブ ~サティシュ・クマール 巡礼の旅~』9/10大阪・豊中市
- 2025/09/20 ~ 2025/09/20
- [ 福井県 ] 【9/20(土)】「ラディカル・ラブ」上映会 in福井
News

©SUPER A FILMS and CAFE ROYAL 2024
About the film
かつて核兵器廃絶を求め1万3,000キロの平和巡礼の旅を成し遂げた
現代を代表する思想家・平和活動家サティシュ・クマールの信念とは ――
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<ガンジーの非暴力思想で平和のメッセージを届ける>
サティシュ・クマールは9歳の時にジャイナ教の修行僧となり、18歳の時に還俗。ガンジーの非暴力と自立の思想に共鳴し、現代の代表的な思想家、平和活動家、教育者、エコロジストとして70年近くにわたって世界中に影響を与え続けている。冷戦の最中には、核兵器廃絶を訴え平和のためにインドからアメリカのワシントンまで2年半をかけ8,000マイル(約1万2,872km)の平和巡礼を行ったことで知られる。その際、師と仰ぐマハトマ・ガンジーの弟子のビノーバ・バーベから「お金を持たない」という“非暴力の武器”を授かる。「お金を持っていれば食事にも宿にも困らず一人で事足りるが、お金がなければ他人と自分を信頼し、必要とせざるを得ない」という師の教え通り、一銭も持たずに長い道のりを踏破した。このことは、その後の彼の人生にも絶大な影響を与えた。
<人生は巡礼の旅、私たちはみな巡礼者>
本作では、これまでのサティシュの”巡礼の旅”を振り返り、サティシュが先人や母、妻との暮らしから学んだ自身の根底にあるものを再確認する。1973年からイギリスに定住。1991年に設立した、自然から学びホリスティックな教育を目指す先駆的な教育機関シューマッハ・カレッジでは自らも料理し世界各国から集う人々と食事を共にし語り合う。故郷のインドでは、著名な環境活動家であり盟友のヴァンダナ・シヴァと共同設立した生物多様性や種子の保全、有機農業を推進するナヴダーニャの哲学講義で平和を説く。愛のエネルギーに満ち溢れ、力強い言葉とあたたかいまなざしで、現在も愛と平和のメッセージを伝え続けている。
Data
原題 | Radical Love | 製作年 | 2024年 |
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製作国 | ブラジル | 制作 | Super A Filmes 共同制作:Café Royal |
配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 81分 |
Cast & Staff
監督 | ジュリオ・ヘイ | 製作総指揮 | アドリアナ・タヴァレス 、ルーカス・ダンタス、マリオ・パトロシーニオ |
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プロデューサー | ジュリオ・ヘイ | 原作 | |
脚本 | ジュリオ・ヘイ | 音楽 | ゼ・ゴドイ |
撮影 | ペドロ・パトロシーニオ | 編集 | グスタボ・ヴァスコンセロス |
キャスト | サティシュ・クマール、ヴァンダナ・シヴァ、ソーヤー海 |
Review(1)
上映者の声

・言葉はやさしいけど、強さも感じた。「自分しか変えれらない」。いろんな人の言葉が自分を作っていると感じている。ママパパシネマでは、一人で観るのではなく、人と一緒に観て、話してきた。いい取り組みだったと思う。
・“家族の平和”と“世界の平和”が今の自分の課題。サティシュの言葉を胸に刻んで、その両立をめざしたい。
・言葉にしづらい。シネマに参加していつも「自分は何もしていない」と落ち込む、知識だけためて、行動できていない。でも「今は仕方ない」「人と知り合うことだけでもいいこと」と思っている。感想を分かち合う時間を持てて、良かった。
・自営+コミュニティをつくることが大事。大量絶滅型社会に加担しない生き方をしたい。それと同時に、次の社会を作っていきたい。両方必要。どうやったら生きものたちを救えるか。誰かが救うのではなく、自分が救う。
・地球上から種がなくなると、生物多様性がなくなる。食べつくすのではなく、次に残す。種を残すことが重要だと感じた。
・職につかないで、現実的にどうやって生活するのだろう。コロナで貯金がなくなったときも、自給自足の方向にはならなかった。人を攻撃しなければ、攻撃されないというのは本当? シューマッハ学校に行けば学べるのだろうか。
・「お金を持たないで行きなさい」というのも凄かった。いま畑をしていて、野菜の種を集めている。お金をかけなくても、土地さえあれば、いろいろできる。自分ができることをやろうと思う。
・インドの人がサティシュを受け入れたのが印象に残った。お母さんが赦したことも関係あったのだろうか。自分の母も尋常小学校にあまり行っていなかったが、サティシュのお母さんと同じようなことを言っていた。今日の映画を観て、納得した。
・サティシュのお母さんが断食をして死を受け入れたのも興味深かった。お母さんが凄かった。

上映会を終えた後に、NVCを使ったワークシートによるシェアリング会を開催。
それぞれ心に響いたことを、まずは自分自身と対話し、そのあとグループに分かれ分かち合い、最後は全体に共有。
サティシュの人生が描かれたラディカルラブを受け止め、私はどう生きるか?について、深い考察を行う中で、新たなひらめき、そして新たな仲間とのつながりが生まれる、極上の時間になりました。
サティシュが大切にしている、一杯のお茶にちなんで、リジェネラティブ・ティー(アイクリエイト社提供)を飲むという体験も心地よかったです。

北欧で盛んな対話のフェスを日本でも定着ようと活動するNPO法人Democracy Festival Japanとの共催で、来る1/31、2/1、2/2にオンライン開催のデモクラシーフェスティバルジャパン2025の案内やボランティア募集の説明もいただきました。参加無料なので、ぜひウェブサイトからpeatixへお申込ください。
https://www.democracyfestivaljapan.jp/demofes-20250131-0202/
今回も初参加の方々を含め、良い集まりとなりました。上映後の感想共有も少数ながら様々な話題でおしゃべりが続きました。
ゆるい上映会なので、気軽にご参加ください。

中にはサティシュ・クマールの運営していた「シューマッハ・スクール」へ入学するつもりであった方もおられ「現在は運営母体河変わって受け付けていないそうです」とのレア情報も。
以下参加者様からの感想
・感動した
・1度見ただけでは消化しきれない
・何度も見たい
・人間も自然界の一部
・行動することが大事
・とても参考になった
・サティシュさんの母親が自分で最期を決め断食をするとは
・巡礼者として見事に実践を成し遂げた姿に感動
・旅行者・消費者ではなく巡礼者・アーテイストでありたい
・「自由・平和」言葉にするのは簡単だけど実践するのは困難
・
などなど。
再度上映したい作品です。
検討します。