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変身 - Metamorphosis

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監督:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ、スティーブン・ゴーリック、ジョン・ページ
監督:ダーヴィド・グロス
監督:リック・グレハン
監督:ベン・ナイト&トラヴィス・ラメル

変身 - Metamorphosis

ジャンル 環境 科学技術
時間 63分 製作年2013年  監督 堀 潤

京都国際インディーズ映画祭2013 特別賞受賞!
ジャーナリスト堀潤が日米で起きたメルトダウン事故を追いかけた渾身のドキュメンタリー。

原発メルトダウン。
知らされることもなく、
未来は奪われていた。

Screening Information

上映会 開催者募集

About the film

ジャーナリスト堀潤が、いずれも過酷なメルトダウンを起こした福島第一原発事故(2011年)、米国のスリーマイル島原発事故(1979年)、そしてサンタスサーナ原子炉実験場事故(1959年)を取材。マスコミ報道されない半世紀の間に起きた日米のメルトダウン事故から見えてくる真相とは?時と共に風化されていく原発事故、しかし、依然として絶えない放射線被曝による健康被害の実態とは?忘れてはならない日米メルトダウンの現実を突きつける渾身のドキュメンタリー。
アメリカのメルトダウン事故と福島第一原発事故から何を学べるのか?

More info

サンタスサーナ原子炉実験場、スリーマイル島原発、そして福島第一原発。日米3か所の共通点はいずれも苛酷なメルトダウンという原子炉災害を起こしたことだ。もう一つの共通点はマスメディア報道が十分されてこなかったことと、時とともに事故が風化し、放射線被曝についての問題意識が薄れていくことだ。

とりわけサンタスサーナ原子炉実験場はマスコミ報道が皆無で、事故が起きた米国でも一般にはほとんど知られることがなかったが、がん、白血病など放射線被曝が原因と思われる疾患にかかった地元住民とその周辺の人々がひっそりと原因究明の努力を続けてきた。EPA(米国環境保護庁)は住民公聴会を主催し、現在もなお空間線量の高いことを認め、除染も約束するが、DOE(米国エネルギー省)は、「50余年以前の原子炉メルトダウンと個々の疾病の間の因果関係は明らかではない」と被曝住民の訴えを切り捨てていく。

1979年にレベル5とされるメルトダウン事故を起こしたスリーマイル島周辺では、その当時の汚染地図と被害状況が語られる他方で、若者や移住者が放射線被曝について無関心である様子を映し出していく。

Data

原題 変身 - Metamorphosis 製作年 2013年
製作国 日本 制作 8bitNews
配給 ユナイテッドピープル 時間 63分

Cast & Staff

監督 堀 潤 製作総指揮 堀 潤
プロデューサー 原作
脚本 堀 潤 音楽 坂本 龍一&U-zhaan「ODAKIAS」・upolu「Ambient!」・青木 健「想い出す頃」「namida」・ Momoka Akiyama 「izureshiniiku」
撮影 堀 潤 編集 堀 潤
キャスト

Review(1)

14/05/13 11:40

うっちー さんのレビュー
役立ち 学び 泣ける
堀潤さんの話題の監督第1作。NHKのアナウンサー人生を賭けて作られたものだけに、とてもぐさりと胸に突き刺さる
内容です。

日本だけではなく、アメリカの原発事故についても知ることで、原発というものをとりまく「構造」が浮き彫りになっています。

また、原発作業員の方による福島第一原発潜入調査。隠ぺい・詐称が横行している現場を赤裸々に映し出す内容はとても衝撃的でした。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
【3-11 & 9-11反転週間】11/3(1日目)『変身 - Metamorphosis』zoomオンライン・Rolling20'sシネマ
政府機関の対応は、米国も日本と同じようだと思った。
3・11東日本大震災・世界初の原発震災を受けて「日本の体制の危うさ」が表に出て国民の知るところとなった。国民はこれを見逃してはならない。
スリーマイル島原発事故と福島第一原発事故から学ばなければならない。
セシウム137(半減期30年)が、50年経過して1000倍の放射線量というホットスポットがあることは、事故当時は4000倍近い放射線量だったことになるのは驚いた。
スリーマイル島原発事故から50年経って、癌などの被害に苦しむ人たちがいるのは、福島第一原発事故の被害が人間の体に現れてくるのが10年後の今からだと思った方がいいと思った。

たねまきプロジェクト 2021年03月13日
もっと早く上映すれば良かったと思いましたが、やはり原発の映画だからか、参加者は日頃から市民活動されている方ばかりでした。
上映後の交流では、10年経っても不十分な体制なのに、なぜ脱原発できないのだろう。エネルギーの問題以前に人権の問題だと皆さんで話しました。今年はエネルギー基本計画の見直しがあり、そこで変えないといけないだろうと話しました。

原発事故の記憶、当事者の声
GRiD CINEMA 2021年03月06日
『変身 - Metamorphosis』上映&ダイアログを開催しました。100名を超える参加者が集まりました。

東京電力福島第一原発のメルトダウン事故から10年になります。このタイミングで、この映画を観ることには大変意味がありました。最大の意味は「忘却」です。やはり、当時のことを忘れていた、語らなくなってしまった。それを痛感しました。

ゲストにはグリーンピース・ジャパンの鈴木かずえさんと、自主避難者の森松明希子さんにお話を伺いました。事故は過去のものではない。そのことを日本中の皆さんで確認した上映会となりました。

日光ソーシャル映画祭vol.15「変身 - Metamorphosis」
日光ソーシャル映画祭 2020年09月16日
先月、今月2か月続けて原発事故を扱ったドキュメンタリ映画を上映。テーマとしては重く、参加者は少なかったが、上映会後の共有会では、繰り返し観るべき映画であると。同感である。
事故は終わっていない。

Happy Cinema #9 『変身』上映後レポート
utako 2019年09月15日
4人の方に来ていただきました。これまでの報道で見たことのなかった安全性の考慮されない除染作業や雇用実態、多くの下請け会社の存在による責任の所在のなさなど、とてもこわくなりました。普段報道されなくて国の対応に盲目的になっていることも怖いと思いました。アメリカでも同様のことが起こっており、被爆者への国家機関の冷たい対応が恐ろしかったです。一方で原発問題がもう日本でもあっという間に風化されつつあるのを肌で感じます。元除染作業員の方が、作業は自分たちの世代で終わることではない、今日明日産まれてくる誰かもやらなくてはいけなくなると言っていたのが印象的でした。ディスカッションでは、皆さん原発がなくなればいいという意見のようでした。日本の電力供給の中で原発に頼る割合はとても少なく、原発なしでも電力はまかなえる。しかし地震後いったんゼロになった原発は再稼働し、また徐々に割合は増加している。自然エネルギー電力が世界的に増加してきている中で、原発輸出を産業にしようとしている日本を恥ずかしく思います。原発がどうしてなくならないか、日本の原発維持の目的のひとつは核転用できるプルトニウム保有であるという話も出ました。これからの電力は自然エネルギーしかないと思いますが、太陽光パネルの安全性を問う意見も出ました。