牛乳を飲むと骨がもろくなる?
動物性の栄養素はガンを促進する!?
食に対する常識を覆し、全米大ヒットを記録した現代人必見のドキュメンタリー映画!
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About the film
約半数の国民が何らかの薬を常用し、3人に1人が糖尿病を発症、毎年100万人が心臓疾患とガンで命を落とすと言われているアメリカ。医療費の増大が社会問題となり、ダイエットが注目を浴びる一方で、真の問題は見過ごされたままになっていた。しかし、動物性食品こそが不健康の原因だと唱えるこの映画は、問題の本質を明らかにし、多くの人々の支持を得て全米で大ヒットを記録することになった。
卵や乳製品を含む、一切の動物性食品を食べない菜食主義はビーガンと呼ばれ、最近ではクリントン元大統領が実践していることで話題となっている。クリントン元大統領はエセルスティン博士の著作に影響を受け、助言をもらってビーガンを始めたと言われる。また、マドンナやナタリー・ポートマンなど、多くのセレブもビーガンを実践しており、幅広い人々に支持を広げている。そのきっかけとなったのが、本作で紹介されているキャンベル、エセルスティン両博士の研究だ。
本作には実際に菜食主義を実践して、病から立ち直った多くの実例が紹介されている。それと同時に、菜食を阻む見えない力についても言及している。菜食主義は極端だという偏見、加工食品に偏った手軽な食生活。食品業界の意向が優先される学校での食事プラン。肉を食べないと力が出ないという思い込みなど、日常に潜む問題点に警鐘を鳴らす。見れば自分の食生活を見直すきっかけになるはずだ。食(フォーク)はメス(ナイフ)を征するという事実を明らかにする衝撃作である。
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1940年代から、完全食品として推奨されてきた牛乳。酪農業を営む家で少年時代を送っていたキャンベル博士も、これを当然として疑わなかった。しかしあるとき、動物性タンパク質とガンの関係に気付いた博士は、どの食物が何の病気の原因となるかを調べる大規模な調査に乗り出す。
一方、外科医としての実績を積んでいたエセルスティン博士は、いくら手術で患者を治しても、これから病気になる患者はけっして減らないという現実にジレンマを抱いていた。
栄養学と外科の世界的権威である、二人の博士が達した結論は、動物と加工食品を食べず、菜食の実践で病は防げるということ。そして多くの生活習慣病を治療することも可能だということ。
両博士の考えにインスパイアされたリー・フルカーソン監督は、膨大なインタビューと科学的検証を通じて、”食”の常識に鋭く切り込む。薬漬けの日々を送る男女や、回復が見込めない心疾患だと診断された患者たち。彼らに現れた変化を知った監督は自らも菜食に挑み、驚くべき効果を目の当たりにする!
加工食品に偏った手軽な食生活。食品業界の意向が優先される学校での食事プラン。肉を食べないと力が出ないという思い込みなど、日常に潜む問題点に警鐘を鳴らし、食(フォーク)はメス(ナイフ)を征するという事実を明らかにする問題作である。
Data
原題 | Forks Over Knives | 製作年 | 2011年 |
---|---|---|---|
製作国 | アメリカ | 制作 | |
配給 | ユナイテッドピープル 提供:メダリオンメディア | 時間 | 96分 |
Cast & Staff
監督 | リー・フルカーソン | 製作総指揮 | |
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プロデューサー | 原作 | ||
脚本 | 音楽 | ||
撮影 | 編集 | ||
キャスト | コリン・キャンベル博士(著書『葬られた「第二のマクガバン報告」』グスコー出版 コールドウェル・エセルスティン博士(著書『心臓病は食生活で治す』角川学芸出版) ニール・バーナード医師/パム・ホッパー博士/他 |
Review(12)
14/05/13 11:53
19/04/02 06:26
実際には私達の周りには手に入れやすい食材は体に悪い物の方が手に入れやすく、
完全な有機野菜のみで生活するのはもはや困難かもしれませんがそれでも、
この映画の内容に少しでも自分の食生活を近づけるよう努力することは
自分自身の未来の為に必要なことかもしれません。
15/11/23 14:20
動物性たんぱく質にまつわる神話
欧米型の肉食中心生活が、身体だけでなく地球環境に与える負荷
等々、
しっかりとした研究と
データを元に収められていました。
牛乳神話が生まれたいきさつ等、
関心はあったけれど後回しにしていたことを、
ささーっと知れました。
後は自分の身体にききます。
肉食批判がメインではなく、
菜食の可能性を明示した楽しい映画だと思います。
トレーラーはいかにもアメリカな感じのショッキングな作りですが、
作品は恐怖を煽るような作りではなく、
楽しく学べる、考えさせられる内容です
なんで日本の広告会社はこのような作品予告にしたのだろう。。。
24/05/18 09:52
「ナイフ(で肉を切る)」より、フォークで豆やお米を食べよう。
この映画を10年前に見ていたなら、わたしもここまで重症にはならなかっただろう。
この作品は医学の専門家と菜食実践者の意見と主張が丹念に取材されているので信頼性はある。高名な執筆者のナマの姿が見られるのも嬉しい。
17/04/26 15:42
上映会主催者の声
参加者の声として、
「内容が食にまつわることで見やすかった」
「詳細なデータに基づいて説明されていた点が良かった」
「内容がしっかりしていて、食生活に関するリスクが良く伝わってきた」
「ヴィーガンや菜食を知らない人にも見てほしい」
などの肯定的な意見が多く寄せられ、上映会の満足度としても大変高かったです。
上映後に意見交流会も実施しましたが、そこで映画の感想や菜食に関する悩みの共有などが出来たことも良かったかと思います。
この映画は主に「健康」の視点から菜食やヴィーガンを取り上げているので、環境面等他の観点からこのトピックにアプロ―チとしている映画(Seaspiracyなど)も上映可能であれば、より広い層の関心のある方々にも参加いただけるかなと思いました。
全体を通してとても充実した内容となりました、このような機会を提供いただき誠にありがとうございました。
シンプルで誰にでも受け入れやすい内容でした。
上映後には、自転車で全国を旅しながら、地球のためになる「私たちの選択」を伝えている「AKOちゃん」にお話をしていただきました。
健康的な食に変えていけば、気候問題にも貢献でき、世界のアンバランスを改善できるというお話を伺いました。
参加者の皆さんからも分かりやすかったと好評でした。
食生活が、いかに大切かを痛切に感じさせる作品です。