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ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

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ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~

ジャンル 環境 教育 人権 社会変革 問題解決
時間 93分 製作年2015  監督 アンドリュー・モーガン

ファッション業界でも大量生産・大量消費が問題化
誰かの犠牲の上に成り立つファッションに変化が起き始めた!
トレンドはエシカル&フェアトレード・ファッション
ファッション産業の今と、向かうべき未来を描き出すドキュメンタリー

華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実とは?リヴィア・ファース、ヴァンダナ・シヴァフェアトレードブランド「ピープルツリー」創設者サフィア・ミニー等登場。

ファッションを取り巻く悲惨な状況には何度見ても涙が出る
― サフィア・ミニー(ピープルツリー代表)

なぜピープルツリーのコレクションのデザインをしたのか知ってほしい。ザ・トゥルー・コスト を見て!
― エマ・ワトソン(女優)

Screening Information

2025/08/02
[ 東京都 ] くらもとシネマ
2025/08/23 ~ 2025/08/24
[ 山形県 ] シネマシェア米沢第8回上映会

上映会 開催者募集

©TRUECOSTMOVIE

About the film

これは衣服に関する物語で、私たちが着る服や衣服をつくる人々、そしてアパレル産業が世界に与える影響の物語だ。これは貪欲さと恐怖、そして権力と貧困の物語でもある。全世界へと広がっている複雑な問題だが、私たちが普段身に着けている服についてのシンプルな物語でもある。

More info

この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。

この映画は、きらびやかなランウェイから鬱々としたスラムまで、世界中で撮影されたもので、ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファースなどファッション界でもっとも影響のある人々や、環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへのインタビューが含まれている。またまたフェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てている。私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、まず身近な衣服から変革を起こせるのかもしれない。

Data

原題 THE TRUE COST 製作年 2015
製作国 アメリカ 制作
配給 ユナイテッドピープル 特別協力:ピープルツリー  協力:Dr.Franken 時間 93分

Cast & Staff

監督 アンドリュー・モーガン 製作総指揮 リヴィア・ファース、ルーシー・シーゲル
プロデューサー マイケル・ロス 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト サフィア・ミニー ヴァンダナ・シヴァ ステラ・マッカートニー ティム・キャッサー リック・リッジウェイ ほか

Review(23)

15/12/01 11:05

まさまさ さんのレビュー
人生変わる
私の町には某ファストファッションの本社が有り、何故安くしかも品質が高いものが買えるか常日頃から疑問でした。リサイクルショップに行けば目新しくてまだまだ着れるものが溢れかえっています。今貧乏な家庭の家の子供でも目新しいデザインの服が変えますがその裏には何があるか直視できる映画だと思います。

23/06/30 21:25

里山シネマ さんのレビュー
役立ち 学び 人生変わる
業界の裏側を描いた作品。

この作品が作られた当時、バングラデシュの縫製工場の倒壊事故に衝撃を受けた。
途上国の劣悪な環境・低賃金は昔から問題視されていたが、改善されるどころかますます肥大化している現状を知る。

アメリカ人は一人年間37キロの衣服を廃棄すると。
本国で中古市場に出回るのは1割、あとは廃棄か途上国への寄付。
ハイチに寄付される膨大な量の衣類。山積みの衣類から自由に持ち去る…結果地元の縫製業は衰退。
インドではコスト削減のため遺伝子組み換え種子、農薬、肥料の購入で農家は借金…返済出来す自殺者が続出。化学薬品まみれの土地で障害や小児がんも多発。
かつての美しい農村には二度と戻れない。

オイルショックだの省エネだのと言われ育って来たのに、なぜ逆行?
昔は数少ない持ち物を大切に使うことが当たり前だった。
それがいつの間にかあふれるほどモノを所有するようになり、どうもおかしいぞと思われ出したのはいつごろからか。
「捨てる技術」「シンプルライフ」「断捨離」と持たない生活が謳われて久しい。それなのに同時進行でfast fashionの市場拡大とはなんとも不思議な現象。
グローバル経済と巨大企業の独占が世界を牛耳る中、このまま大量消費、大量廃棄を続けたらどうなるか…誰しもその先の未来に凄惨なものを感じながら、日常的に過剰な消費を続けてしまう。

グリーンランドで昔ながらの狩猟生活をしていた少数民族の男性の言葉を思い出す。
「最近では我々の生活にも随分モノが増えた。モノが増えると時間が無くなる」
嗚呼、広まり始めた消費に夢中にならず、モノに侵食される危機にいち早く気付く感性よ!
まだ汚染されていない、その感覚がいかに貴重か。
しかし、こうしている間にもTVからH&Mのコマーシャルがリビングに流れ、彼らの眼差しをとらえる。
(2015/10)

16/02/25 17:10

なぜピープル・ツリーのコレクションのデザインをしたのか知ってほしい。ザ・トゥルー・コスト を見て!
- エマ・ワトソン(女優) ※本人のfacebook投稿より

16/03/04 14:51

感動 役立ち 学び
2016/02/29『THE TRUE COST』上映会@Ishinomaki金曜映画館に寄せられた感想を一部ご紹介します。

「難しい相当難しい問題。だからこそ気付いている人から動かなければならない。」
「自分が想像していたよりファッション業界の衣服労働者の環境が悪くてビックリしました。とても考えさせられた。」
「心動かされました。ありがとう」
「フェアで人道的な世界になるようにお金を使いたいと思いました。」
「ファストファッションについてネットの情報でしか知らず、改めて自分が消費者であること、その選択をそう考えていくべきか考えるきっかけになった。」
「A basic introductiion to consumer capitalism.
映画の選択、観客の方々におどろきました
 同時に感銘も受けています。これだけの方々がこの種の映画を見に来られている事はステキな事です。」
「本日、このドキュメンタリー映画を観ることが出来て感謝しています。ずっと心にとめておきたいと考えています。」
「いつも何気なく購入していた。ショックでした。」
「人間の欲を痛烈に感じました。地球規模での問題点を解決したいです。」
「知ることが出来て、衣類を手に取る基準が変わりました。」
「ショッキングな内容でしたが、意識を強く変えてくれました。ありがとうございました。」
「常々消費社会に疑問は抱いていましたが、“洋服”という切り口で接したのは初めてでしたので興味深かったです。
 今日の映画を観て今の途上国の現実は日本が今日に至るまでのプロセスと似ている部分があると思いました。」
「洋服を大切に着ていきたいと思いました」
「洋服を生業にしている身として胸が苦しくなった。どこのだれがどんな風に作ったものを売っているのか知らない。」

16/03/30 15:40

中村陸八 さんのレビュー
役立ち 学び 人生変わる
何気なく買っていた服の裏側を観て悲しくなりました。
「私達の血でできた服なんて誰にも着て欲しくない」とバングラデシュの工場で働く女性が言っていたのが特に衝撃的でした。
安さの代償はあまりに大きく、深刻なのだと。

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上映者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
見えにくい、忘れてしまう、綺麗な服の裏側
ここさんぽ 2025年06月15日
服作りや服の流通、農業に関わる方が参加して、大変活発な意見交換がされました。

なんとなく知っていたファストファッションの過酷な労働状況について、現場の人びとの環境や声を聞くと、事態の深刻性がリアルに感じられました。
また、服に使われる綿栽培の農薬問題についても深く取り上げられていて、農薬と病気の因果関係を立証できないから、では済まされない恐ろしさを感じました。

いただいた感想を紹介します。

・大量生産の服を作るのに、多くの貧しい人が安い賃金で働かされ、自然も破壊され、自然破壊による大気、食物、水など、最終的には人間に戻ってくることを世界中の人が理解し、少しづつでもいいので、継続的な行動を起こしてもらいたいと思いました。
やはり、それには子供の学校教育にもっと取り入れていくべきだと感じました。

・ファッション生産の裏側に潜んでいる、過酷な労働環境、暴力、環境破壊、健康被害、教育機会の剥奪、地域経済の破壊、、
実際の苦しみの現場と、その犠牲のうえに成り立っているファッション業界の矛盾、(自分を含めて)そこから生活の糧を得ている人に加えて、さらに余剰利益を得ている人がいる構造があること。
利益構造の歪み・アンバランスさを痛感させられる映画でした。

・とてもショックでした。他国の人が安い賃金で縫製してくれていることは漠然と知っていたものの、賃金を少し上げてと訴えただけで暴力で封じ込められるような世界だったとは…。Tシャツ1枚買うにもこれからは胸が痛みます。

10年以上前から言われているファストファッション問題なのに、ファストファッションは衰えるどころか、ウルトラファッションまで台頭して、ラナ・プラザの悲劇は風化していきます。

多くの人がこの映画を観て、綺麗な服の裏側を知り、行動を起こすことを願っています。

問いかけ、考え、行動すること
一生もんshop緑々 2025年05月26日
「みらいカフェ」自主上映会(in旧縁寺)に多くの方に参加していただき、みなさんと感想をシェアしました。
「この映画のことを知らなかった」「いつか観たいと思っていた」「10年以上前にバングラデシュでこんなひどい事故があることを知らなかった」「好きで買っていたファストファッションの服の背景でこんなことが起きているなんて全く知らなかった」「今やウルトラファストファッションが現れているけどどうなの?」という声がたくさん。
10年前とさほど変わらぬ現状からして、今なお、この映画を上映する意義を強く感じました。
また、子供たちにもわかりやすく編集して上映してほしいとの声も多数上がりました。
ファッションは毎日のことなので、この映画を観たことにより、今までとは違う選択をする方が増えるのではと思われました。

ファッション業界も大きくかかわる貧困の格差、人権侵害、環境破壊、気候変動といった諸問題を解決することは、とんでもなく困難な道のりに感じるけれど、何も考えず何もしなければ、何も変わることはありません。よりよい未来のためには毎日のお買い物、一人一人の選択が大切なことを認識し、できることを皆さんと一緒に取り組んでいこうと思っています。(みらいカフェM)


以下に匿名でいただいた参加者アンケートを抜粋して掲載させていただきます。
みなさまご協力をありがとうございました。

・「ビジネスや経済が拡大すればするほど、お金が循環して、企業も人々も皆が幸せになり、世界が笑顔で満たされていく」という理想を持って、以前は銀行に勤めていました。
しかし、昨日の上映会で、発展に伴う闇の部分、世界で起きている真実を知って、目を覆いたくなりました…
労働問題、人権侵害、自然破壊、環境汚染、健康被害…大切な命の犠牲のうえの発展とは…と考えさせられます。
なぜ、なぜ、なぜ…どうしたら良いのだろう…ぐるぐる頭を巡っています。問いの先には、必ずまた新しい問いが生まれ、ずっと続いていく。
それは果てしないことで、途方に暮れることかもしれないけれど、答えは出なくても、正解に辿り着かなくても、それでも問い続けることを諦めないことが大切なんだろうと感じます。
また皆さんと一緒に話せたら嬉しいです!
・子供を産んで、食や消費について考えるようになった。食べ物には気をつけているものの着るものについて考えることがなかった。知らないことばかりだった。ファストファッションが大きな犠牲の上に成り立っていたんだと思い知らされた。これからは少し服について考えていきたいと思った。小さなことから取り組んでみます。
・ファストファッション、消費生活の裏側の現実を「知る」ことは自分も含め、もっと広がっていくことが大事だと実感した。
・毎回何気なく着ていた服に対して意識が変わるきっかけとなりました。今回の映画を観ることによって服・食物をはじめ、自分を取り巻く環境に対して考えていこうと思いました。
・学生時代、服飾に関わっていたにもかかわらず知らないことばかりでした。「お金は目的ではなく何かをするための手段」は自分のテーマであり、うれしかったです。「We have to change」という言葉が印象的でした。
・ビジネスは愛が根底に、みんなが幸せになるシステムであってほしい
・衣服工場の崩壊事故をニュースで見ていたけど、もうすっかり忘れていました。ショックでした。日頃、こうしたことを考えずに生活していることに危機感を覚えました。
・前から労働者が大変ということは知っていたがこんなことになっているとは知らなかった。 (20歳以下)
・同じ人間同士だけど、国や立場によって公平に関わることができないことがもどかしく感じた。 (20歳以下)
・自分たちが着ている服はバングラデッシュの人たちなどが作ってくれたものであってあそこまで苦労して作ってくれているので大切にしたいと思いました。そしてもっと服のことについて知っていきたいと思いました。 (20歳以下)


はじめても上映会
えしかる屋 2025年04月29日
鎌倉市が今年3月にフェアトレードタウンに認定されました。
多くのフェアトレード商品を取り扱っている弊店でもそれを記念したイベントを開催しようということになり、今回「ザ・トゥルー・コスト」の上映会を実施しました。
参加人数は残念ながら少なかったのですが、皆さん、熱心で、上映後のトークで大変盛り上がり、映像の持つ力を改めて実感しました。

【PEMovie】ザ・トゥルー・コスト上映会
PEM 2025年04月21日

ファッション業界の裏側
想像をはるかに超える闇でした…

ショッキングな映像が次々と出てきて
感情を整理するのに時間がかかった方も
多いのではないかと思います

スポンサーが必ずつくテレビという媒体では
絶対にみることができない現実
ドキュメンタリー映画だから知れた真実

洋服は本来、家具家電と同じように「ながく使うもの」ですが今は文房具のような「消耗品」になってしまっている

大量生産大量消費
ファストファッション
激安アプリ
ブラックフライデー

これらの皺寄せとして描かれた

劣悪で監獄のような作業環境
労働者デモへの戦場のような暴力
薬品や農薬による健康被害
大量の泡だった廃液の川で遊ぶこども達

知っていたつもりだったけれど
映像として観るとやはり目を背けたくなる

が、、、!
衣服も靴も雑貨も家具も食物もどれもこれも
「つくったひとがいる」という当たり前のことに
ハッと気付くことができ、深い深い感謝が。

まとまりませんがこれからも私は
一切の搾取がない末永く愛せるものを
愛すべき大切な友人やお世話になった方たちから
有り難く購入していこうと再確認しました

ファッションレボリューションウイークに向けて
しゃんてぃこっこ 2025年04月19日
地域の学校関係者や学生の皆様、また役所関係の方々や議員の方々にもご覧いただきたく、働きかけを行ってまいりましたが、残念ながら大きな反応を得ることはできませんでした。この点が最も心残りです。

多くの参加者の方々が「ぜひ若い世代にこそ観てほしい」と強く感じておられるのですが、その思いを届けることの難しさを痛感しております。このような状況は、原発問題や食品の安全性といった他の社会的課題についても同様で、主催者の皆さまが共通して抱えている悩みでもあります。

今回の上映作品は、特にファストファッションをテーマに扱っていることもあり、若い世代の生活に直結した内容となっております。こうした背景から、今後は学校での上映が実現できないか、関係機関と連携しながら積極的に働きかけていきたいと考えております。