
【参加者の感想】
・オサ半島の緑あふれる景色や生き物たちの映像が常に背景に流れていて、癒された
・コスタリカのことは、軍隊を持たない国として知っていたが、環境保護の分野に関して具体的に取り組みなど知るのは初めてだった
・保護派と開発派、どちらの立場も扱われていた
・軍隊の廃止を実現させた国としての背景が伝わってきた
・観る前は、国立公園ができるまでの歩みを取り上げた作品だと思っていたが、メインがその後の話だったのが意外だった
・環境保全のために国立公園にするというスタイルは、今は世界的には推奨されていない。国立公園であるがゆえに、かえって自然保護とは逆の方向に利用される事例もある
・森は、人の手で特別なことをしないと残せない
・生物多様性の大切さ
例えば「この木は食べられる実をつけるから価値がある」というのではなくて、存在すること自体に意味があることをわかっていないと失われていく。多くの種類の植物や生き物が存在するということ自体に価値がある
↑これが理解されてない現状なので…
多様性を守るためには、木の本数ではなくて、種類の数に応じて報酬があるとか、そのような制度があればいいかも
・観光客が海外から多く来ることが、本当に長期的にみても持続可能といえるのか
・映画は2015年のものなので、観光業を大きな収入源としたオサ半島がコロナ禍を経て現在どうなっているのか気になる
・観光業だけに頼るのは心配と感じた
・価値観は人によって様々。価値を見出す人と見出さない人がいる
・自然を守ることは、合理的を超えた人の想いだけで成り立ってると思う
・自然は力強いので、人に守られるようなものではないのでは
・汚染源となるものに課せられた税金を、自然保護のための資金にあてるという仕組みが良いと思った
確かに、コスタリカの自然保護は素晴らしいし、ここまで持続していることに驚嘆します。
しかし、やはり現地の人々の仕事、観光、企業、などから問題は生じてしまうのだなと、、、
「私は環境保護に反対ではない。それでも開発が必要なんだ。真の意味での持続可能な開発が。」
「反対するなら、ちゃんと代替案を示してほしい。それもいますぐに。」
という声が痛かったです、、、
でもそれが真実。
人間の生活が前提での自然保護という、現実を見せつけられました。
しかし同時に、可能性も感じました。
コスタリカの森は二年間で20倍にまでふくれたそうです。
完璧に自然を保護していくのは難しいかもしれませんが、できることはかなり大きいのだなとオサの人々をみていて思わされました。
少しずつでいいので、地球全体であのようなムーブメントが起きたらいいのに、と願っています。