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ガザ・サーフ・クラブ

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監督:アヴィダ・リヴニー
監督:ジャレッド・P・スコット
監督:福永荘志
監督:ダーヴィド・グロス、ゲオルク・ミッシュ

ガザ・サーフ・クラブ

ジャンル 平和 政治経済 人権 生活医療 問題解決
時間 87分 製作年2016年  監督 フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ

僕らはこの海で、自由をつかむ。
世界最大の「天井のない監獄」に閉じ込められたガザの若者たちは、自由と解放を求めてサーフィンに興じる。その熱意は海の先へと向かうが…

Screening Information

2024/10/16 ~ 2024/10/18
[ 神奈川県 ] 旅心シネマvol.1

上映会 開催者募集

© Niclas Reed, Middleton Little Bridge Pictures

About the film

イスラエルとエジプトに挟まれたガザ地区は、約200万人の人々が狭い土地に閉じ込められている。経済封鎖が続くガザでは船舶の自由な出入りはなく、入る物資も出ていく物もほとんどない。若い世代は仕事もなく、未来への展望のないまま日々を送っている。2014年のハマスとイスラエル間の紛争は、イスラエル軍の地上侵攻に発展し、多くの人命が奪われ、多くの建物が破壊された。しかし、このような状況下でも、若い世代は自由を求めて海に繰り出し、サーフィンに興じている。厳しい制裁にもかかわらず、多大な努力の末、約40本のサーフボードがガザに持ち込まれ、ガザ市のサーフ・コミュニティはにわかに盛り上がっているのだ。海で感じられる刹那の幸せや自由を求めて集う若者たち。彼らの視線の先には自由な世界が広がっているが、果たしてその扉は開くのだろうか?

More info

42歳のアブー・ジャイヤブは、最年長のサーファーで、若者たちにサーフィンを教えている。子どもたちがサーフィンを習いにやってくるが、以前はクローゼットの扉やテーブルの天板など、どんな木片の上でもサーフィンをしていた。23歳のイブラヒームは、いつかガザでサーフショップを開くのが夢だ。アメリカからガザにやってきたマシューにその夢を話すと、マシューは支援を約束してくれた。女性のサーファーもいる。15歳のサバーフは、子供の頃にサーフィンを習っていた。しかし彼女はもう、若い頃のように自由にサーフィンしたり泳いだりすることはできない。彼女はスカーフを腰に巻いて泳ぎ、自分なりに抵抗することもある。彼女の夢は「世界を旅して、ガザで有名になること」。そんな中、イブラヒームに転機が訪れる。仲良くなったマシューがハワイに来ないかと誘ってくれたのだ。ガザからハワイへ。イブラヒームの夢は膨らむが──。

Data

原題 GAZA SURF CLUB 製作年 2016年
製作国 ドイツ 制作
配給 ユナイテッドピープル 時間 87分

Cast & Staff

監督 フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ 製作総指揮 ミッキー・ヤミネ
プロデューサー ベニー・タイゼン、ステファニー・ヤミネ、アンドレアス・シャープ 原作
脚本 フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ 音楽 サリー・ハニー
撮影 ニクラス・リード・ミドルトン 編集 マレーネ・アスマン、ヘルマール・ユングマン
キャスト サバーフ・アブ・ガネム、モハメド・アブー・ジャヤブ、イブラヒーム・アラファト

Review(1)

24/05/05 20:41

ひろんた村母屋 さんのレビュー
元気 学び
サーファーたちの「波が一番、仕事はいつでもできる」という生き方に共感。ニュースで知る紛争地というイメージだけでない、世界中にいるような、波乗りを楽しむ人たちがこうやって生きているんだ、と知れる。ただ、対象を見つけたり、承諾を得るのが困難なのかもしれませんが、もう少し、女性たちのくらしも知りたいと思いました。
そして、カラフルなハワイの映像との対比で、「まるでアメリカがすごく良い国みたいじゃん!」とも。なんとももどかしいです。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
フクミミ 2024年10月07日
急遽開催したガザ関連の3作品連続上映会。
告知から開催まで僅か1週間という弾丸上映会でしたが、たくさんの方に参加して頂きました。
10月7日が「無関心」から「関心」に変わった日だと、後で振り返ったときに思えるよう居ても立っても居られない気持ちで企画を組みました。
はじめて上映会に参加された方の割合も多くNHK松江の取材も入りました。
上映後も参加者同士で語り合ったりして関心の高さがうかがえました。

PEACE DAY 2024 x 第198回・第199回・第200回 銀座ソーシャル映画祭「ガザ 素顔の日常」
銀座ソーシャル映画祭 2024年09月21日
国際平和デーの9/21(土)、PEACE DAY 2024 x 第199回 銀座ソーシャル映画祭を開催しました。
PEACE DAYに合わせ、初めて1日に3本を上映しました。これまで何度も上映しているガザがテーマの作品3本です。
3回とも、素敵な参加者に囲まれ、良い上映会となりました。
今よりはずっとマシな状況のガザでありながら、ガザの様子が伺える作品と確認しながら、様々な感じ方を共有しました。
第198回 「ガザ・サーフ・クラブ」
第199回 「ガザ 素顔の日常」
第200回 「医学生 ガザへ行く」

株式会社アドイシグロ 2024年08月11日
「良い波が来たらサーフィンが優先、仕事はいつでもできる!」映画を見る前は、日本人にとっては、なんて解放感のある言葉だろうと思っていたが、ガザの若者イブラヒームには唯一の希望なのかもしれないと感じた。戦争が日常のガザからハワイに行くことができて、ハワイにも町があり、人々はアローハの文化を持って、人にやさしく接し自由に暮らしを楽しんでいる様子を目の当たりにしていくイブラヒーム。希望の見えない故郷ガザを想いながら、どういう気持ちになっていくのだろう?と、こちらも不思議な感覚になった映画だった。

海がつなぐ小笠原とガザ
KAREN M 2024年08月09日
8/9長崎原爆の日に、小笠原諸島父島で2回目となる、ガザに関する映画の上映会を開催しました。

「ガザ 素顔の日常」の上映の時にきてくださったお客さんが7割、新規の方が3割でした。
小笠原ではサーフィンも盛んなので、地元のサーファーの方にも参加してもらうことができてとてもうれしかったです。

普段わたしたちにとって、癒しや自由の象徴である海。その存在はガザの人々にとっても変わらないのに、置かれている状況がまったく異なることが、本当に苦しかったです。

上映後には、シネマダイアローグの時間を設けました。
6歳から60代の方と、さまざまな年代の人が話し合いをしながら、ガザ地区の人々に思いをはせることができた時間になりました。

海がすきなひとが多い地域でガザのことを知ってもらうためにはぴったりの映画でした。
ありがとうございました。