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ガザ・サーフ・クラブ

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監督:渡辺智史
監督:ルーシー・クラフト、ケレン・カズマウスキー、キャサリン・トールバート
監督:オースティン・アンドリュース

ガザ・サーフ・クラブ

ジャンル 平和 政治経済 人権 生活医療 問題解決
時間 87分 製作年2016年  監督 フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ

僕らはこの海で、自由をつかむ。
世界最大の「天井のない監獄」に閉じ込められたガザの若者たちは、自由と解放を求めてサーフィンに興じる。その熱意は海の先へと向かうが…

Screening Information

2025/10/11 ~ 2025/10/12
[ 東京都 ] UNKNOWN cinema 〜ガザ・パレスチナを知る〜

上映会 開催者募集

© Niclas Reed, Middleton Little Bridge Pictures

About the film

イスラエルとエジプトに挟まれたガザ地区は、約200万人の人々が狭い土地に閉じ込められている。経済封鎖が続くガザでは船舶の自由な出入りはなく、入る物資も出ていく物もほとんどない。若い世代は仕事もなく、未来への展望のないまま日々を送っている。2014年のハマスとイスラエル間の紛争は、イスラエル軍の地上侵攻に発展し、多くの人命が奪われ、多くの建物が破壊された。しかし、このような状況下でも、若い世代は自由を求めて海に繰り出し、サーフィンに興じている。厳しい制裁にもかかわらず、多大な努力の末、約40本のサーフボードがガザに持ち込まれ、ガザ市のサーフ・コミュニティはにわかに盛り上がっているのだ。海で感じられる刹那の幸せや自由を求めて集う若者たち。彼らの視線の先には自由な世界が広がっているが、果たしてその扉は開くのだろうか?

More info

42歳のアブー・ジャイヤブは、最年長のサーファーで、若者たちにサーフィンを教えている。子どもたちがサーフィンを習いにやってくるが、以前はクローゼットの扉やテーブルの天板など、どんな木片の上でもサーフィンをしていた。23歳のイブラヒームは、いつかガザでサーフショップを開くのが夢だ。アメリカからガザにやってきたマシューにその夢を話すと、マシューは支援を約束してくれた。女性のサーファーもいる。15歳のサバーフは、子供の頃にサーフィンを習っていた。しかし彼女はもう、若い頃のように自由にサーフィンしたり泳いだりすることはできない。彼女はスカーフを腰に巻いて泳ぎ、自分なりに抵抗することもある。彼女の夢は「世界を旅して、ガザで有名になること」。そんな中、イブラヒームに転機が訪れる。仲良くなったマシューがハワイに来ないかと誘ってくれたのだ。ガザからハワイへ。イブラヒームの夢は膨らむが──。

Data

原題 GAZA SURF CLUB 製作年 2016年
製作国 ドイツ 制作
配給 ユナイテッドピープル 時間 87分

Cast & Staff

監督 フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ 製作総指揮 ミッキー・ヤミネ
プロデューサー ベニー・タイゼン、ステファニー・ヤミネ、アンドレアス・シャープ 原作
脚本 フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ 音楽 サリー・ハニー
撮影 ニクラス・リード・ミドルトン 編集 マレーネ・アスマン、ヘルマール・ユングマン
キャスト サバーフ・アブ・ガネム、モハメド・アブー・ジャヤブ、イブラヒーム・アラファト

Review(1)

25/07/14 13:10

ひろんた村母屋 さんのレビュー
元気 学び
サーファーたちの「波が一番、仕事はいつでもできる」という生き方に共感。ニュースで知る紛争地というイメージだけでない、世界中にいるような、波乗りを楽しむ人たちがこうやって生きているんだ、と知れる。ただ、対象を見つけたり、承諾を得るのが困難なのかもしれませんが、もう少し、女性たちのくらしも知りたいと思いました。
そして、カラフルなハワイの映像との対比で、「まるでアメリカがすごく良い国みたいじゃん!」とも。なんとももどかしいです。

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上映者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
日常にこそ
中通島シネマ 2025年08月24日
直接的な戦争シーンはなくても、日常からこそ、それを感じた。
映像が美しすぎる。

海の向こうで起こっている現実を感じた。
シネマ牟岐 2025年08月16日
シネマ牟岐を行っている徳島県海部郡牟岐町と今回の映画の舞台となったガザ。
どちらも同じサーフィンを楽しむ文化のある町。
同じ海の向こう側で何が起こっているのか。
ガザはよくニュースでも取り上げられているが、何も知らない。
映画を通じて、少しでも知ることができるのではないかと思い、今回はこの映画を上映することにしました。

その中で、この映画を見て感じたことがいくつかありました。

波に乗っていると何もかも忘れられる。
海にいるときは幸せで自由だ。
波に別の世界に連れて行ってもらえる。
そんな感覚を味わうことができるからこそ、戦争を始め様々な制限の中で生きるガザの人々も海へ出ていくのだろうと感じた。
僕もサーフィンをしている時同じように感じています。
どの海でも同じなんだなと改めて感じました。

一方、ガザの現実は、女性は海に行くことすら制限され、漁業すら僅かな領域での活動となっている。
もちろん、戦火の中で自由に動けないことが多い日常に「慣れて」いる。
同じ時代を生きている、海の向こう側でそのような状況が当たり前になっていることをこの目で初めて目の当たりにしました。

それでも「生きる」とは。
この映画を見ながら、映画の文脈とは少しズレるが
自然と触れる時間を増やしていこう。
愛する人と触れる時間を増やしていこう。
「生きること」を感じるためにそんな時間の使い方を増やしていきたいと思いました。

今回も素敵な映画をありがとうございました。

幅広い年齢層の方に見ていただけた
京浜ビデオ企画 2025年07月26日
ミニシアターを借りて一週間上映いたしました。
普段、社会派のドキュメンタリーは年配の方が多めの印象ですが、今回は割と幻影機世代が多く、幅広い年齢層の方に見ていただけたことが印象的でした。
夏の開催とのことで、美しい海とサーフィンという要素もお客様に多少楽しんでいただけたかなと思います。

とても抒情的なドキュメンタリーでした。戦争が身近であるとは言え、海がありサーフィンがあり、その環境のせいか彼らがおおらかで、観客もなんとなくほっとしているようでした。サーフィンは経験がないけれど、憧れるという方が多かったです。映像や音楽も良かったです。ラスト、イブラヒームがハワイから戻ってないとあり、その後どうなっているのか興味深々でした。続編があったら観たいとの声もありました。

知ることの大切さ
Sibilanka Music & Arts 2024年10月16日
今回はしばらくぶりの開催ということで、上映準備に手間取った部分もありましたが、新たな環境で継続していける下地が整ったことが最大の成果でした。
また、これまではあまり関心を寄せてくれなかった若いスタッフたちや海外からのゲストたちが興味を持って鑑賞してくれたことは、今後へ繋がっていく萌芽となったと思っています。
3日間で8人という少数ではありましたが、そうしたさまざまな意味で実りの多い上映期間だったと思います。