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コペンハーゲンに山を

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監督:ロクサレ・ガエム・マガミ
監督:シアオ・ヤーチュアン(蕭雅全 )
監督:ジャレッド・P・スコット
監督:ロバート・エプスタイン

コペンハーゲンに山を

ジャンル 環境 科学技術 社会変革 問題解決
時間 51分 製作年2020年  監督 ライケ・セリン・フォクダル、キャスパー・アストラップ・シュローダー

老朽化した都市中心にある巨大なゴミ処理施設をどうする?

“未来都市とサステナブルな環境づくりは両立可能”と建築家ビャルケ・インゲルスは
コペンハーゲンに“人工の山”を出現させる奇想天外なアイデアを打ち出した。

Screening Information

2023/06/09
[ 東京都 ] 明治大学映画上映会・研究会
2023/06/16
[ 愛媛県 ] 第56回 はぶ・ふぁんだんごのお座敷上映会
2023/06/16
[ 神奈川県 ] 第6回 with GREEN PRINTING 上映会&交流会
2023/06/24
[ 神奈川県 ] SDGsシネマ上映会
2023/06/27
[ 神奈川県 ] SDGsシネマ上映会

上映会 開催者募集

©2020 Good Company Pictures

About the film

コペンヒル。世界初!スキーが楽しめるゴミ処理発電所へようこそ!

2011年、デンマークの首都コペンハーゲンにある老朽化したゴミ処理施設建て替えのコンペ結果発表会が行われた。白羽の矢が立ったのは、デンマークのスター建築家ビャルケ・インゲルス率いるBIG建築事務所。彼らのアイデアは飛び抜けて奇抜で、巨大なゴミ焼却発電所の屋根にスキー場を併設し、コペンハーゲンに新たなランドマークを作るというものだった。しかし、カメラは完成までの過程で、苦難の連続を追うことになる。ゴミ焼却発電所とスキー場はどう建造物として共存出来るのか?次々と疑問や課題が山積みになっていくが、難題を乗り越え2019年10月、コペンハーゲンにスキーが楽しめる「コペンヒル」が誕生。ゴミで再生可能エネルギーを作る最新鋭のゴミ焼却発電所で、年間3万世帯分の電力と7万2000世帯分の暖房用温水を供給する。誰もが行きたがらないゴミ処理施設が、誰もが行きたがる夢の施設になったのだ。

More info

ここはコペンハーゲンに出現した新たな観光名所。
ゴミ処理発電所でありながらスキー場を併設する世界初で世界最大規模の建造物!

スター建築家ビャルケ・インゲルスがクレイジーな発想でコンペを勝ち抜く

2011年、デンマークの首都コペンハーゲンにある老朽化したゴミ処理施設建て替えのコンペ結果発表会が行われた。満場一致で優勝者を発表する際、アマー・リソース・センターCEOのウラ・レトガーは歌い出すほど興奮していた。白羽の矢が立ったのは、デンマークのスター建築家ビャルケ・インゲルス率いるBIG建築事務所。彼らのアイデアは飛び抜けて奇抜で、巨大なゴミ焼却発電所の屋根にスキー場を併設し、コペンハーゲンに新たなランドマークを作るというものだった。しかし、カメラは完成までの過程で、苦難の連続を追うことになる。ゴミ焼却発電所とスキー場はどう建造物として共存出来るのか?予算内に完成出来るのか?次々と疑問や課題が山積みになっていく──。

誰も行きたがらなかったゴミ処理場が観光名所に!

難題を乗り越え2019年10月、コペンハーゲンに新しい“山”が誕生。完成に9年。かかった費用は約5億ユーロ。デンマークの景色を楽しめるこの山「コペンヒル」の標高は85m、全長450mでゲレンデ幅は60m。4つのリフトでスキーが楽しめる。ゴミで再生可能エネルギーを作る最新鋭のゴミ焼却発電所で、年間3万世帯分の電力と7万2000世帯分の暖房用温水を供給する。屋上にはレストランやハイキング・ランニングコース、壁には世界一高い85mのクライミングウォールが設置されている夢のような施設だ。誰もが行きたがらないゴミ処理施設が、誰もが行きたがる夢の施設になったのだ。

Data

原題 Making a Mountain 製作年 2020年
製作国 デンマーク 制作 グッドカンパニーピクチャーズ
配給 ユナイテッドピープル 時間 51分

Cast & Staff

監督 ライケ・セリン・フォクダル、キャスパー・アストラップ・シュローダー 製作総指揮
プロデューサー カトリーヌ・A・サールストロム、キャスパー・アストラップ・シュローダー 原作
脚本 ライケ・セリン・フォクダル、キャスパー・アストラップ・シュローダー 音楽 ラスムス・ウィンター・イェンセン
撮影 ヘンリク・ボーン・イプセン、ユッタ・マリー・イェッセン、キャスパー・アストラップ・シュローダー他 編集 ライケ・セリン・フォクダル
キャスト ビャルケ・インゲルス、ウラ・レトガー他

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
まちづくりは合意形成が難しい
上映後、映画の感想を述べ合うとともに、地元浜松の老舗百貨店跡地の在り方を参加者皆で話し合いました。

コープ自然派京都 2023年05月22日
老朽化したごみ処理施設を持続可能な観光地にする、『ごみ』をどのように将来に役立てられるかの内容とのことでしたので、とても関心がありました。とくに建築が好きな方にお勧めです。だんだんと建造物が出来上がって行く様子や、前代未聞の建造物を作るに当たり、資材をどうするか、資金をどうするのか、最終的に巨大な『コペンヒル』が完成していく様はわくわくします。BGMのクラシックが要所要所で臨場感を盛り上げてくれます。この作品の鑑賞前には、建築家ビャルケ・インゲルス氏について、彼はどの様な活動をしているのか触れておくともっと楽しめる作品です。

しまのぱんsouda! 2023年05月20日
熱源の利用や発電でゴミを資源とすること、
処理施設を山にして、人々が集う場所にすること、
マイナスのモノをプラスに転換することが素晴らしいですね。
ただ、環境的な作品というよりも、建築に興味のある方におススメな気がします。

参加者の方からは、
地域にも、環境に配慮したこのくら尖がった施設があったら良いという意見や
逆に、新しい施設を作るということは、維持管理が必要なので、未来に渡って良いことかという意見などがありました。

薪窯のパン店で、薪を燃やし、パンを焼く中、この熱源で発電できたらいいのに…と、以前から思っていることをお話する機会にもなりました。

新しい日常の獲得が実感できる感動があります
2023ウナギネマvol.2『コペンハーゲンに山を』

現代は「Making the mountain」
実にシンプルですが、まさにそのままの内容の映画です。

築40年以上が経ち、ゴミ焼却所の建て直しをすることに。
その際のコンペにおいて、満場一致で選ばれたのは「山をつくる」企画。

ゴミ焼却&発電所の屋上に、夏でも滑れるスキーゲレンデを設置。
のみならず、ちょっとしたトレッキングなども可能で、季節の変化を楽しむことができる木々も植えられています。

高さ100mほどのビル外壁では、ボルダリングを楽しむ人の姿も。
まさにコペンハーゲンに新しく山ができたのです。

この映画を観た人は間違いなく、自分自身の消費スタイルを見直すでしょう。
問題は、ほとんどの人がこの映画を観ていないこと、そして観ようとしていないことです。

作中に登場するデザイナーの言葉は多くの示唆に満ちています。
その中で、もっとも印象深かったのは、以下の一節。

「私には1歳のこどもがいるが、彼にとっては、ゴミ発電所の屋上でスキーをすることは、まったく当たり前の日常となります」(表現はちょっと違うかもしれません)

今の私たちのとっては違和感のあることでも、これからの未来に生きる世代にとっては、当たり前の日常となるわけです。

思えば、スマホもリモート会議も、ほんの数年前までは見慣れぬものでした。
そして今、私たちはそれを日常のものとして誰もが自由に使っています。

自由な発想による未来の創造への期待。
新しい日常の獲得が実感できる感動。

1時間未満の短い上映時間ですが、さまざまな気づきと喜びを与えてくれる作品です。
ぜひみなさんも機会を見つけてご鑑賞ください。

※「日本では絶対に無理だろうな」という寂しさも同時に味わえます。

次回のウナギネマは、6/23(金)〜25(日)の3日間です。
上映作品は『1日1ドルで生活』。

56日間 56ドルの所持金で貧困をサバイバル体験
グアテマラの貧困地域で2ヶ月間たった1日1ドルで生活した若者たちの実践ドキュメンタリー

「極度の貧困の中で人生の困難と希望を見出せる必見の映画」
-ムハマド・ユヌス(ノーベル平和賞受賞者)

詳細はこちらから。
http://unaginema.com/2023/05/24/2023ウナギネマvol-3『1日1ドルで生活』/

#映画 #SDGs #ソーシャルシネマ #cinemo #unitedpeople #ウナギネマ #福岡 #柳川 #ドキュメンタリー

まちまるごと下五キャンパスPJ『コペンハーゲンに山を』上映会&SDGs講演会
子どもも大人も一緒に学ぼう社会課題とSDGsと題して、地元の町内会(下目黒五丁目自治会)と一緒に企画・開催しました。小学校6年生から大人まで地域のみんなで映画を見て、その後は『大量廃棄社会』の著者である仲村和代氏と「衣服ロス」や「食品ロス」の現状について学び考えました。

映画では、コペンヒルが出来るまでの流れが、音楽と共に現場の熱気が伝わってくるインパクトに引き込まれるあっという間の50分間でした。

中高生が観ても分かりやすく、かつ臨場感もあり、上映後に子どもたちから面白かった!という声がでるほど、まさに建築家ビャルケ・インゲルスの“未来都市とサステナブルな環境づくりは両立可能”とは、どういうことかを体感できる機会になりました。