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難民キャンプで暮らしてみたら

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監督:福永荘志

難民キャンプで暮らしてみたら

ジャンル 教育 平和 人権 問題解決
時間 75分 製作年2015年  監督 クリス・テンプル、ザック・イングラシー

映画『1日1ドルで生活』の監督が再び、実践型ドキュメンタリーを制作!今度は85,000人が暮らす、難民キャンプへ。
2人のアメリカ人がシリア難民が暮らす難民キャンプで日常生活を体験するドキュメンタリー。

Screening Information

2026/11/23
[ 埼玉県 ] ここさんぽ『難民キャンプで暮らしてみたら』映画上映会

上映会 開催者募集

About the film

2人のアメリカ人青年の制作チームが、シリア難民が暮らすヨルダンのザータリ難民キャンプでの滞在を許可された。キャンプ内のテントで1カ月生活し、テントを張ったり配給に並んだりする難民の日常生活を体験。「隣人」たちとの日々の交流から見えてきたのは、トラウマを抱えながらも、自分にできることを見出し、平和を求めて懸命に生きる一人ひとりの姿だった。キャンプの外で暮らす8割の難民たちの生活についても知りたいと、近隣の町で暮らしている母子家庭も訪問。原題にある”Salam”とは、アラビア語で「平和」という意味を含むあいさつの言葉。

More info

グアテマラの貧困地域で2ヶ月間生活した様子を追ったドキュメンタリー『1日1ドルで生活』のアメリカ人青年、ザックとクリスが今度はシリア難民が暮らすヨルダンのザータリ難民キャンプで1ヶ月の生活を体験する。このキャンプにはシリアから逃れてきた難民が暮らしており、一時は20万人に達するほどだった。国連が初めてザータリ難民キャンプ内にテントを張って生活することを許可した最初の映画制作者として、2人はテントを建てたり配給に並んだりする難民の日常生活を体験していく。

全体で数百万人もの人々が家を追われて難民となったシリア危機は、第二次世界大戦後最大の人道危機といわれている。ザータリ難民キャンプで、人々はどんな暮らしをしているのだろうか?そこには2人の想像を超える困難の中、トラウマを抱え生き抜こうとしている人々がいた。世界で最も差し迫った危機の最中で生きる人々と出会い、戸惑い、時に涙しながらも徐々に自分たちができる役割を見つけていく。難民と世界とつなぎ、彼らをサポートするために。

Data

原題 Salam Neighbor 製作年 2015年
製作国 アメリカ 制作
配給 ユナイテッドピープル 時間 75分

Cast & Staff

監督 クリス・テンプル、ザック・イングラシー 製作総指揮
プロデューサー サラム・ダルワザ、モハブ・カタブクリス・テンプル、ザック・イングラシー 原作
脚本 音楽
撮影 シーン・クサナギ 編集 モハメッド・エル・マナスターリー、ジェニファー・ティエキシエラ
キャスト

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上映者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
戦争反対と声に出して響き合う
つながる図書館 2026年09月27日
 難民問題は日本人にとっては身近とは言えないからであろうか、参加人数は残念ながら少なかった。しかし、この映画を通し、誰もが、難民となってしまった彼らをまさしく隣人と思うことになる。人ごとではない、今すぐ助けたい、と当事者意識を高める映画の力にも驚くことになった。
また、鑑賞後の語り合う場において、参加者それぞれの胸の内を言葉にして響き合った場と時間は、今の日本の、空気を読んで声に出しにくい閉塞感のなか、たいへん貴重だった。
私は先日、茨城から新宿まで出て(そこまで出ないと観られないのはなぜなのだろうか。)『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』を鑑賞してきた。約300人満員の観客があれだけの衝撃作の鑑賞後だというのに、私も含め、一言も発することなく劇場を後にした。本当は「戦争反対」と声に出したかっただろうに。だからこそ、私は今日を待ちわびていた。語り合いの最後に順番が回ってきた。私は今日、とにかくそれだけは言おうと決めていた。「戦争絶対反対」と。叫ばせてもらった。皆、頷いてくれた。声に出していかないと止められなくなる、間に合わなくなる、という危惧感が半端ない。
「尊厳」というキーワードにも多くの感想が集まった。今の日本でも自民党を中心に憲法改正の流れがある。国民の「尊厳」を踏みにじる方向へ進んでいるとしか思えないのだが、多くの国民はそれに気づかないまま、このまま流されてしまうのだろうか。
今回のスタッフの一人がこの映画のその後を調べて情報共有してくれた。シリアの内紛がやっと沈静化し、国としての再建が始まっていること、今回の舞台となった難民キャンプも小規模化していること(しかしまだ4万人もの人々が残っていることも)、あのラウフが、国連で難民の子どもたちを代表してスピーチし、子どもたちのために多額の資金を調達したことなど。特にラウフの将来を心配する声が多かっただけに、この話は日本でこの映画を通して約10年前の彼に出会った私たちにとっても嬉しいものであった。

映画を制作してくれた人たち、配給してくれた人たち、それを選んでささやかながら上映会を開催してその場を作った人たち、そしてその場に集ってくださった人たち…、小さくてもそれぞれの思いがつながった。少しずつでも広がり、共感すること、つながることが大事だという感想が出された。
戦争に反対し、平和維持を願う私たちはこれから何をすればよいのか、一人ひとりの力には限りがあるけれど、今回のように集い、語り合う場を持ち続けることで、ささやかながら連帯していきたい。それも、この映画から学んだことでもある。
ありがとうございました。

「平和とは何かを、考え続ける時間」
浄楽寺 2026年03月20日
今回の上映会を終えて、強く感じたのは、この映画は「何かを教える作品」ではなく、「問いを残す作品」であるということでした。
舞台はシリアの難民キャンプ。けれど、そこに映し出されていたのは、遠い国の出来事ではなく、私たちと同じように日々を生きる人々の姿でした。

笑い、悩み、子どもを想い、未来を願う。その姿に触れたとき、「難民」という言葉だけでは捉えきれない現実が、少しだけ近くに感じられたように思います。

上映後の対話の中で、いくつかの印象的な言葉がありました。
「平和って、戦争がないことではないのではないか」
この言葉が、とても心に残っています。確かに、争いがなくても、不安や苦しみは存在します。では、平和とは何なのか。
誰かにとっての平和が、別の誰かにとっての不自由になることもある。その複雑さを、この映画と対話の時間は静かに浮かび上がらせていました。
また、「知らないのと、知るのでは全く違う」という声もありました。私たちは、知らないままでいる限り、その出来事を「遠い話」として受け止めてしまいます。けれど、一度知ってしまうと、もう完全には他人事ではいられなくなる。その変化こそが、この上映の意味なのだと感じました。

宗教についての話も出ました。本来、人を救うためにあるものが、時に争いの理由にもなってしまう。それは宗教そのものではなく、人の信念や立場が生み出すものなのかもしれません。
お寺という場所でこの映画を観ることの意味も、そこにあるのではないかと思います。
今回の上映会を通して感じたのは、「平和とは何か」という問いに、簡単な答えはないということです。けれど、その問いを持ち続けること、そして誰かと共有することに、確かな意味がある。

この場所で生まれた対話が、それぞれの日常の中で、静かに続いていくことを願っています。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

難民キャンプで暮らしてみたら
高島市働く女性の家 2026年01月24日
非情に大きな反響がありました。一言で片づけられない問題提起に溢れた映画でした。「1日1ドルで生活」の難民キャンプバージョンではなく、密着ドキュメンタリー映画でした。平和ボケしてしまっている私達日本人が見るべき映画の一つです。

色々なテーマが詰まった良作品
難民という難しいテーマでありながら自ら現地に飛び込むことでリアルな声と体温が伝わる作品になっていると感じました。
終わった後に感想シェア会を行いました。
難民、紛争、ジェンダー、教育、支援、平和、多様性…多くのテーマが込められており、参加者の皆さんがそれぞれ気になるトリガーが違っていて興味深く感じました。
多くの方に観ていただきたい作品です。

難民キャンプやシリアの人達を知る
株式会社アドイシグロ 2024年04月28日
シリアや、アラブの人達や、難民キャンプ等、ニュースやネットで見聞きしても身近には感じられていなかった国や民族や状況。この映画を見て、自分や自分の周りにいる人達とそんなに変わらない人々の身に起こっていることなのだと思いました。全てを失って着の身着のまま空っぽのテントに移り住んできた様子も、クリスやザックの友達の身に起きたこととして見ることができ、辛さや悲しさや虚しさも共有できる映画でした。「難民」ということばで一括りにしてしまうことに疑問も感じました。