2025ウナギネマvol.12『ピース・バイ・チョコレート』
12月のソーシャルシネマ上映は『ピース・バイ・チョコレート』でした
難民になるということはすべてを失うということだ
それを痛切に実感させられる映画
まったく選択の自由がない毎日は想像を絶する苦しみでしょう
そんな中でも自分の夢を追い求める姿には、感動を超えて神々しさすら感じます
私たちはこんなひたむきさを持っているのでしょうか?
この困難を乗り越える力となるのは家族の絆でした
父親のイッサムは、まさに昭和時代の家長そのままの存在で、
家のことはすべてオレが決めるのだと言って譲らない
そんな父と対立する息子のタレク
内戦さえなければ、医師として自分の思い描く通りの人生が待っていたのに、
あとわずかのところですべてを失ってしまう
父イッサムの気持ちも、息子タレクの気持ちもともに痛いほどわかります
しかし、このわだかまりを乗り越えて2人は和解し、助け合っていく
鑑賞後の感想共有会では、この家族像の話で盛り上がりました
どうしてここまで家族の絆が強いのだろうか?
話し合う中で出てきたのは、戦争がすぐそばにある環境だからということ
島国日本と違って、国境線だけで区切られた隣国が、いつ攻めてくるかわからない
そんな歴史を積み重ねてきた人々が、心から信じられるのは血のつながりしかないのでは?
では、私たち日本人が本当に信じられるのは誰なのでしょうか?
チョコレートが題材の映画だったので、上映と並行してフェアトレードチョコレートの販売もしました
とても好評で、用意したチョコレートがほぼ完売となりました
次回の上映会でもフェアトレードチョコレートを販売する予定ですので、どうぞお楽しみに
次回の上映は1/28水曜・29木曜『バレンタイン一揆』
チョコレートの原料、カカオ豆を、どこで誰がつくっているのか、あなたは知っていますか?
ガーナで児童労働の問題と出会い、悩み、闘った、日本の女の子たちの物語。
詳細はこちら
https://fb.me/e/9HSKSXov3
#映画 #SDGs #ソーシャルシネマ #cinemo #unitedpeople #ウナギネマ #福岡 #柳川 #ドキュメンタリー
主張したくなる「シリア、難民、平和」よりも、一人一人の人生がそれぞれ描かれた、
立体的な名作です!
主人公は内戦で、後少しというところで医者になれず、
夢を追いかけている。お父さんはシリア1のチョコレート職人。
二人揃って、自分の夢を持っている。
私も長男で田舎の生まれ。
親に反発したくなる主人公の気持ちも、そして
家族で一緒にチョコを通じて頑張って行きたい、そんな
両親の思いもわからぬわけではない。
けれども、主人公は医者という夢を諦めず、ずっと
足掻き続けている。その姿は私にとっては痛いほど
共感できるものがある。
とネタバレ覚悟で書きたいけれどもw
とにかく重たいテーマは背景に押し留められて、
実に家族と起業に奮闘する様子がきちんと描かれている。
葛藤シーンでは、母親、妹、父親から主人公は結構キツい
言葉を投げかけられる。日本人からすると、ちょっと
「それは厳しすぎる」感じがして、ちょっと温度差感じる場面も。。。
しかし、脇役のカナダの皆さんがとってもいい人。
みていただいたら、わかると思いますが、家族をずっと応援する
フランク。彼の人柄の良さと言ったら、もう。
さすが四十もの賞を取っただけの作品だと思います。
ぜひお勧めします!