ありがとうございます!

レビューも投稿してみませんか?

投稿してみる

手に魂を込め、歩いてみれば

上映会開催可能期限:2033-05-18

メンバー登録(無料)

メンバー(無料)になると最新の映画情報が届きます。詳しくはこちら

SDGsカテゴリー(SDGsとは?

Recommend

監督:ライケ・セリン・フォクダル、キャスパー・アストラップ・シュローダー
監督:ブランドン・クレーマー
監督:にしやまゆうき
監督:カール-A・フェヒナー

手に魂を込め、歩いてみれば

ジャンル 平和 人権 生活医療 問題解決
時間 113分 製作年2025年  監督 セピデ・ファルシ

カンヌ国際映画祭2025 ACID部門正式出品 映画批評家ランキング第1位

「ファトマは今夜、私たちと共にいるべきでした。
芸術は残り続けます。」
- カンヌ国際映画祭2025 審査員長 ジュリエット・ビノシュ 開会式でのスピーチ

文部科学省選定作品

Screening Information

上映会 開催者募集

©Sepideh Farsi Reves d'Eau Productions

About the film

廃墟のガザで撮影を続けるフォトジャーナリストと
彼女を見守るイラン人監督
1年にわたるビデオ通話で紡がれた 比類なきドキュメンタリー

More info

イスラエルによるガザ攻撃が続いていた2024年、イラン出身の映画監督セピデ・ファルシは、緊急に現地の人々の声を届ける必要性を感じていた。しかし、ガザは封鎖されており行くことは出来ない。そこで、知り合ったガザ北部に暮らす24歳のパレスチナ人フォトジャーナリスト、ファトマ・ハッスーナとのビデオ通話を中心とした映画の制作を決意する。以後、イランからフランスに亡命したため祖国に戻れない監督と、監督の娘と同じ年齢で、ガザから出られないファトマとのビデオ通話が毎日のように続けられた。そして、ファトマは監督にとってガザを知る目となり、監督はファトマが外の世界とつながる架け橋となり、絆を築いていく。

ファトマは空爆、饑餓や不安にさらされながらも力強く生きる市民の姿や、街の僅かな輝きを写真に収め、スマホ越しにガザの様子を伝え続けた。監督が「彼女は太陽のような存在」と形容するように、彼女はいつも明るかったが、度重なる爆撃で家族や友人が殺されていくにつれ、表情を暗くしていく。そして悲劇はファトマをも襲う。2人が交流を始めて約1年後の2025年4月15日、本作のカンヌ映画祭上映決定の知らせを、ファトマは喜んだが、その翌日、イスラエル軍の空爆でファトマを含む家族7人が殺されてしまったのだ。25歳になったばかりのファトマの死は、本人が「もし死ぬのなら、響き渡る死を望む」と書いたように、世界中に波紋を広げることになる。

セピデ・ファルシ監督声明:https://unitedpeople.jp/put/#directors

文部科学省選定作品 社会教育(教材)
高等学校生徒・青年・成人向き 国際性(国際理解・平和)
2025年10月22日認定

Data

原題 Put Your Soul on Your Hand and Walk 製作年 2025年
製作国 フランス・パレスチナ・イラン 制作 Reves d‘Eau Productions、24images Production
配給 ユナイテッドピープル 時間 113分

Cast & Staff

監督 セピデ・ファルシ 製作総指揮
プロデューサー ジャヴァド・ジャヴァエリー 原作
脚本 音楽 シナ・ペイガミー
撮影 編集 セピデ・ファルシ
キャスト セピデ・ファルシ、ファトマ・ハッスーナ

Review(1)

26/06/09 11:42

ユナイテッドピープル さんのレビュー
感動 学び 泣ける
「現在進行形の事象を映画で伝える
映画表現と言う名の本質かつ痛烈な叫び
セピデ監督とファトマさんによる リモートでのキャッチボールは
どんな話題作をも圧倒的に凌駕する現実
“映画鑑賞”の領域を超えている

あなたがこの作品に、彼女達に出逢います様に。」

斎藤 工(俳優/フィルムメーカー)

* * *

「私たちも、あなたの遺したまなざしを、 引き継ぎたい。記憶は、沈黙よりも強い。 映画を観終えたあと、 私はただ、静かに立ち尽くした。 この世界に、沈黙していい死など、 一つもないのだと。」

サヘル・ローズ(俳優・タレント)

* * *

「「もし死ぬなら、響き渡る死を」25歳の若き才能をここまで追い詰めたこの戦争を、忘れてはならない。
命を失ったあとも、彼女のメッセージを、私たちは見て聴くことができる。それは奇跡なのだろうか。そんな残酷な奇跡なんて、いらない。でもその現実を、私たちは直視しなければならない。凄まじくパワフルで、人の美しさと、そして静かな怒りに満ちたこの作品を、一人でも多くの人に見てもらいたい。」

須賀川拓(戦場ジャーナリスト)

* * *

「とてもキュートなファトマの笑顔に支えられながら、祈るような気持ちで観ました。 「ドイツ国際平和村」で出逢った、戦争で傷ついたガザの子どもたちを思い出しながら。治療を受けた子どもたちは、「ガザを誇りに思っている」「家族に会いたい」と、母国に帰りたがります。スタッフは命懸けで子どもたちをガザに返しました。それがガザと親御さんとの約束ですから。生きぬいてほしいと祈りながらサヨナラをします。
でも、この記録映画で、祈るだけでは変わらないと改めて気づきました。「まずはこの映画を観てほしい!」と多くの人に伝えます。観て考えてアクションしたくなる作品です。」

東ちづる俳優/一般社団法人Get in touch 代表

一覧:
https://unitedpeople.jp/put/comments.html

レビューを投稿

800文字以内でご入力ください

             

cinemoメンバーに登録してレビューを投稿しよう!

上映者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
イベント名 開催日 会場 開催報告 自主上映会『手に魂を込め、歩いてみれば』@西念寺
寺喫茶えにち 2026年06月13日
映画上映会+茶話会を昼と夜に2回、開催しました。
映画上映会まで、へいわのブローチを作る会も何回か開催し、スタッフとお客様も何人か、そのへいわのブローチを付けて上映会に参加しました。
当日はアラビックコーヒーとデーツも一緒に販売。お寺での開催だったので、昼の回は暑く、夜の回は日が暮れていくのを感じ、風を感じながら、、今を感じながら観ることができよかったです。10代、20代の若者も参加してくださり、「音が怖かった」、「まだ身近なこととして捉えられない」「毎日が自分のことで精一杯だったけれど、今日知れてよかった」など、率直なコメントもありました。音が怖かった中学生も、スタッフが作ったおにぎりを食べて元気になっていました。茶話会では、平和について戦争についてなど話す機会がないので、このような場がありがたいという感想もたくさんありました。私たちにとっても映画を中心にたくさんの方々と交流できたかけがえのない時間となりました。
最後は、両手にそれぞれの願いを思い浮かべて、この日集まった人たちの顔を見て、気持ちを合わせて一本じめ。来てくださった方々の心と身体が平和で、その平和が周りにも広がっていきますように。このような機会をありがとうございました!

映画「手に魂を込め、歩いてみれば」自主上映回@海士町
iki 2026年06月06日
社会派テーマの作品の上映会の機会が少ないので地域の方にどのように受け止められるか不安がありましたが、結果として目標人数を上回る来場をいただきました。
映画の受け止め方は様々でしたが、今同じ世界でこのような状況が起きているショックを受けている方が大半でした。このような状況にガザがおかれている憤りなどもあれば、イスラエル側の正義とは何かを考える方、イスラエルによき友人を持っていて"敵"と捉えることはできないという葛藤を抱える方などもおられました。ファトマさんに大きく焦点を当てきった作品であったために、幅広く取り扱った作品にして欲しいというような声もありました。
多様なリアクションはありましたが、人口の少ない離島でこれだけの方に鑑賞いただけたこと、ガザへの支援のご寄付をいただけたことは一定の成果があったと言って良いのではと思っています。ありがとうございました。

ファトマの魂を手に込めて
明秀学園日立高等学校 2026年06月06日
私は同じパレスチナでも、この映画の舞台となっているガザ(Gaza)ではなく、西岸地区(West bank)という所に住んでいた。
2010年、今から16年前だ。
3ヶ月間という短い期間であったが、たくさんの人と出会い、たくさんの人と話した。

この映画の中心であるファトマの言葉は、私が出会ってきた沢山のパレスチナ人の言葉ととても似ていた。

起きていることへの絶望、
耐え忍ぶ強さ、
そしてパレスチナ人として誇り。


私が日本に帰国する際、パレスチナ人の親友に託されたことがある。
「日本に帰ったら、パレスチナで見たこと、感じたことを伝えてくれ。ただそれだけでいい。」


映画の中のファトマも同じだ。
決して何かを訴えかけたりはしない。
私も、ここで多くを語る必要はない。
事前知識なんていらない。
私たちは、ただこの映画を観て感じればいい。

そして一緒に考えよう、
この世界で、私たちはどう生きるのか。

彼女の魂を感じ、
それを手に込めて、
外を歩いてみてみませんか?

圧倒的な非対称性に心が震えるー「手に魂を込め、歩いてみれば」ながさき上映会
シネマと余白 2026年05月30日
「シネマと余白」企画第一弾として、「手に魂を込め、歩いてみれば」上映会を2026年5月30日に不動技研ながさき市立図書館多目的ホールにて開催しました。115名の方にご参加いただきました。

映画上映後のアフタートークには、ユナイテッドピープル代表の関根健次さんも登壇し、ガザへの思いや、映画配給についての想いを葛藤も含めてお話されました。特に、同じ時代に生きているのに、生まれた場所が違うだけで生きる権利も奪われてしまっている「同時代性」についての言及には、心に残ったという感想が多く寄せられました。また、長崎の原爆とガザの現状が重なって見えた、という感想もありました。


以下、参加者から寄せられた感想を抜粋して掲載します。


・映画を鑑賞した方々のなかで、自分が置かれた現実と、ガザ地区で起きている現実との圧倒的な非対称性に、この世の中の不条理さに、心を震わせなかった人はいないのでないでしょうか。
そして、自分に何ができるのか。何をすべきなのか。何をしてはいけないのか。その問いを抱かなかった人も、いないのではないかと思います。

・今回一人の女性ファトマと向き合った事でガザの悲劇がものすごく近いものとなりました。あの破壊しつくされた風景に今は人の命や生活を感じるようになったと感じています。
今も自然と涙があふれてきます。

・ガザで亡くなった7万人以上の人それぞれにファトマさんのような物語があるはずで、それを思うと辛いです。

・理不尽、無条理、…こんな言葉が脳裏に焼き付いた感じです。ガザの街の様子は、報道番組で見ることはあります。しかし、ガザに生まれ、ここで育ち、今もまさにこの地で生活されている方の目線で、現状を伝えてもらえたことは貴重な体験でした。

・この映画のお陰で、日本にいる私たちが出逢えるはずがなかったファトマさんと出逢えて、感謝します。生命力あふれるあの笑顔がずっと心に残って、爆撃で亡くなったことが信じられない思いです。映画を見ながら何度も涙があふれましたが、この映画を見られて本当に良かったと思うし、(最初はちょっと不安だったけど)世界や日本の中で起こっている不条理に声を上げ続けなければと強く感じました。

・住居のそばに爆弾が落ちても、飢えても、暮らしは続くし笑顔は浮かぶんだと、驚きをもって見ていました。そんな当然のことも、これまで知ろうとしなかった自分がいます。今は、まるで知人がパレスチナにいるような気持ちで、何かできることはないかと考えています。

・ファトマさんの深い知、ユーモア、勇気が、監督との会話から伝わってきました。同時に、長く続く「監獄」が、人を無気力で覆っていくこともよくわかり、胸に堪えました。

・ガザの町の瓦礫のシーンと被爆直後の長崎のイメージが重なった。フォトマがもしまだ生きていて、長崎に来ることができたら、復興した町の姿が大きな希望につながっただろうなと思った。

・人間って社会に対し無力感がつのる、いったい 何とかする道はありますか 何かを求め祈れば良いのですか  訳のわからない 何かに腹が立ちます。

・特別なことではなくて、目の前の一人一人を大切にしていこうと改めて決めました。この映画を繋ぐことに、お手伝いできることがあればやりたいです。

関根さんアフタートーク付きの上映会を開催しました
フクミミ 2026年05月24日
配給会社ユナイテッドピープル代表の関根健次さんを迎えた上映会を開催しました。
関根さんからは映画の力、「知ること」「共感すること」で世界を動かす力になるという印象的な言葉も発信されました。上映中はすすり泣く方や、初めて知りました、という感想も多く頂きました。

いまだジャーナリストはガザに入ることが出来ない(イスラエル監視下の従軍記者を除く)ガザの状況下では外国からの記者が自由に取材したり報道できたりすることが不可能です。
ファトマさんのように中から発信できるジャーナリストの存在が大切なわけですが、中からの情報のみではイスラエル側から「真実でない」と言われてしまいます。
ジャーナリストが自由に取材できない事自体が問題で、僅かな網を潜り抜けて発信された情報、とりわけ戦争とは無縁なガザに生きる人たちの声に作品を通して触れることは大切だと思います。
「知らなければ無かったことになる」ことがないよう、機会を見つけて情報を共有できる場を作り続けたいと思います。

会場内での質問なども紹介します。
Q)ファトマさんがイスラエル軍の攻撃で亡くなった状況について。標的とされピンポイントで亡くなったのか、そうでなかったか。
A)カンヌ出品が決定した翌日というタイミングやフォレンジック・アーキテクチャーの報告等を踏まえると、ほぼピンポイントで狙われたと考えている(*)。ファトマは婚約中、妹は妊娠中だった。
※ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ「フォレッシング・アーキテクチャー」報告

Q)日本に暮らす自分たちに出来ることは?
A)地理的にも心理的にも遠い立場にいる日本だからこそできることはたくさんある。
まずは知ること。知らなければ無かったことになる。
・外務省では中立的な立場で和平を勧める国際和平調停ユニットを最近立ち上げている
・個人的に支援(送金)することもできる※SNSで繋がりを持つ
・NGOに寄付をする(パルシック、パレスチナ子どものキャンペーンなど)
https://www.parcic.org/index.html
https://ccp-ngo.jp/
・民間、ジャーナリズムなど出来ることを探してみるとたくさんある。

Q)もしファトマさんが生きていたらカンヌ映画祭に出席できたか?
A)おそらく出席できたのではないか?現在もガザから出ることは出来ないが、国際的な映画祭であることや映画祭開催国のフランスが絡むことから、出席は可能だったと思う。

そのほか、印象的だった言葉など
・「ガザにいる人の悲鳴が聞こえない」。
→映画を通して「知る」ことで小さな叫びを聞き出し、知って共感できることが大切。

・アメリカに留学中という学生の方が身の回りの状況を報告してくれました。
大学には3人のパレスチナ人がいて一人はガザ出身だそうです。彼らは自分が発言することで自身に危険が及ぶことを警戒して何も話してくれないそうです。
一方、関根さんのお話では、反対に「話したい!聴いてほしい!」という人もいる、ということで「ダニー・ジンDANNY JIN」というミュージシャンを紹介してもらいました。
https://www.youtube.com/@DANNYJINHojiCha

パレスチナの人は1948年の「ナクバ」の記憶が残っているので土地を離れることに強い抵抗感を持っている、というお話もありました。
一方で外へ出たくても封鎖によって出られず攻撃にさらされざるを得ない人もたくさんいます。

同じ地球上で、差別によって今現在も人が大量に殺されていて、ジャーナリストも入れず、中の人たちの悲鳴もかき消されそうな状況下で、スマートフォン越しで紡がれたこの作品がたくさんの方の目にとまりますように。

世界中を旅したかったファトマさんの写真は、今、出雲市の「フェアトレードfuku-mimi」に滞在中。入場無料。
ぜひ、ファトマさんがカメラ越しに見たガザの写真に会いに来てください。