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ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~

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監督:アヴィダ・リヴニー
監督:リック・グレハン
監督:ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ、スティーブン・ゴーリック、ジョン・ページ

ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~

ジャンル 政治経済 人権 生活医療 社会変革 問題解決
時間 91分 製作年2014年  監督 マイケル・マシスン・ミラー

貧困援助がビッグ・ビジネスに?
あなたの”善意”が、誰かを傷つけているかもしれない

「この映画を観たら貧困と第三世界を決して同じ様に見れないだろう」
- マイケル・ムーア(映画監督)

Screening Information

2022/08/21
[ 大阪府 ] ZENIYA CINEMA『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』

上映会 開催者募集

(c)PovertyCure

About the film

「貧しい気の毒な人たちのために手を差し伸べよう」「彼らは無力で何もできない」

そんなイメージを謳い、繰り広げられてきた営利目的の途上国開発は、今や数十億ドルに及ぶ巨大産業となっている。その多くの援助活動が失敗に終わり、援助の受け手がもともと持っている能力やパワーも損ないさえする。

私たちの「支援」がもたらす問題は?正しい支援のあり方とは?途上国とどう向き合うべきなのか?ハイチやアフリカを主な舞台に、“支援される側”の人たちの生の声を伝えるドキュメンタリー。

More info

営利目的の途上国開発業者や巨大なNGOなどにより、数十億ドルにも及ぶ「貧困産業」が生まれ、そのなかで先進国は途上国開発の指導者として地位を獲得してきた。慈善活動のビジネス化が歴史上これほどまでに発展を遂げたことはない。しかし、「気の毒な人々を何とかしなければ」「彼らは無力で何もできない」といったイメージを先進国側の人々に植え付けるプロモーションや、一方的な押し付けで受け手側の自活力を損なうような援助のやり方に、反対の声をあげる途上国側のリーダーは増えている。

本作『ポバティー・インク 〜あなたの寄付の不都合な真実』(原題:POVERTY, INC.)は、靴を一足購入するごとに途上国に一足贈るトムスシューズや、途上国発の太陽光パネルベンチャー企業、国際養子縁組やアメリカの農業補助金などについて取り上げながら、私たちに、支援のあり方について問いかける。20ヶ国で200人以上に行なったインタビューは、もはや無視することができない、“寄付の不都合な真実”を浮き彫りにする。

Data

原題 POVERTY, INC. 製作年 2014年
製作国 アメリカ 制作 ポバティーキュア, アクションメディア コールドウォーター・メディア
配給 ユナイテッドピープル 時間 91分

Cast & Staff

監督 マイケル・マシスン・ミラー 製作総指揮
プロデューサー 原作
脚本 音楽
撮影 編集
キャスト ムハマド・ユヌス ジョージ・アイッティ ハーマン・チナリー=ヘッセ ポール・コリアー セオドア・ダルリンプル エルナンド・デ・ソト 他

Review(10)

17/03/27 15:22

私たちは確かに貧しい国のイメージを強く持ち、我々よりも能力がないかわいそうな人々という考えを持っていた。しかし、本当は能力などという話ではなく、全て今の先進国である私たちがもたらした結果なのだということを改めて考えさせられた。

17/05/12 16:48

援助物資が途上国の発展を閉ざしている事、イメージによる、(被援助者が)無力で何もできないという思い込みが押しつけの援助を生み出している事実に驚いた。今まで寄付をするだけてお金の使われ方にはあまり興味がなかったが、生きたお金の使い方をしなければならないと感じた。

17/05/12 16:52

自分が途上国で貧しい暮らしをしている人たちを対等に見れていないのかもしれないと、自分の視点を考え直す必要性に気付いた。貧困産業の与えるイメージを考え無しに受け入れてしまっていた。

途上国に必要なのは援助ではなく、発展の手助けだということ。この映画を大学などで見られるようにしたらいいと思う。

17/05/12 16:54

今までは物の支援が必要だと思っていたが、本当に必要なのは技術の支援だと気づいた。
支援の押しつけは逆に人々を苦しめている。それはもう古い考えなのだということに驚いた。

17/07/24 19:03

Shake-Handsシネマ&トーク さんのレビュー
学び 人生変わる
2017.1.26 参加者アンケートより

・ハイチでは、米国をはじめとした国家レベルでの支援、さらにNGO等による支援によって、かえって人々の自立が妨げられているという。それなりの年齢になって少しは世間がわかったように思っていても、何も知らない自分に気づかされました。

・教育、特に特別支援教育に関わっています。寄付だけでなく「善意」や「支援」とは、と根本から見つめ直す機会となりました。支援する側は「やがて自身がヒーローやヒロインにでもなったかのような錯覚、自己陶酔に陥りがち」であることを忘れずにいたいと思います。

・寄付の話だから対象はNPO関係者? ではなく、医師、看護師、心理士、教員、そして高校生や大学生等々たくさんの方々に見てほしいと思いました。

・あたり前と思ってしまうような善意に基づく支援が、実はネガティブな影響を引き起こしてしまうことを「先進国」側の人のインタビューだけではなく「途上国」現地の人の声も拾いながら描かれていて、あらためて「支援とは何か」を考えさせられた。

・教育現場の「支援」と重なることがあり、複雑な思いで鑑賞した。人々の自立を妨げるだけではなく、存在していた職業までも”潰して”しまう「支援」。教育現場で子どもに”発達障害”とレッテルを張ることで”潰して”しまっていることがないか?今一度慎重に考えたいと思った。

・映画を観ながら色んなことを思い出し考えさせられた。20歳の頃、寄付が相手の生きる力を奪う気がして、友人に話したら「なんて冷たい人間なんだ!寄付や支援は良いに決まっている」と責められたこと。与論島に昔から住む人たちから聞いた愚痴(綺麗なリゾート地が出来てもお金は全て都内へ流れてしまう)等々。真に相手を思い、本当に相手のためになることをするのは難しい。寄付は気になるけど、国の懐に入ってしまうとも聞くので、これからも相手の顔が見える支援を続けようと思った。

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上映会主催者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
視点が変わると見えるものが違うということ
物事を俯瞰してみたり、違う角度からみたり、そういったことの大切さを感じられる映画でした。

上映後のディスカッションでは、物事の捉え方は人ぞれぞれで、良かれと思ってしていることが、誰かの生きがいまでも奪っているかもしれないという話題になりました。

第23回 haishop×KITCHEN MANE ソーシャル映画祭
株式会社Innovation Design 2022年02月23日
今回も学生・社会人と様々なバックグラウンドを持った方にご参加いただきました。

寄付をすることはいいことらしいとはわかっていたけれど、その先どうなってるかを知る良い機会になったと感想から伺うことができました。
ただ寄付や支援をするのではなく、現地の方とオンラインや可能であれば直接話せる機会を持つなど、寄付や支援にまつわることに関して自分からのアクションを起こすことが、世界とより密接につながる上で必要だと結論づきました。

善意の先に。
CATFLIX  2022年01月28日
「ポバティーインク」
寄付という善意がひっくり変える。
本当の援助とは何か。目からウロコです。
みんなが良い事と思っていた事を一度止まって思考する事の大切さを感じました。

未来を見据えた支援を
&JOY 2022年01月23日

商品を購入するごとに、発展途上国へ〇%が寄付されます・子どもたちに〇〇が贈られます…などの広告は、購買意欲を刺激します。自分の買い物が、誰かの役に立つのならと、購入の決め手になることがあります。

映画の中で、「その国に、いつまでそれが必要なのか?」と問いかけられる場面があり、長期的な視点を持っていなかったことに気づかされました。

寄付行為に限らず、他人を支援するという行為は、行う側に満足感や自己肯定感をもたらします。組織として・個人として、権力性を身にまとってしまう危険性を知っておくべきだと思います。

このような映画を観ると、知らなかった事実に直面し、その後「じゃあ、どうしたらいいの?」と悩むところでストップしてしまいがちですが、上映会で参加者同士意見交換をすることで、個人レベルでできることまで落とし込んで考えられるのは大きなメリットだと思います。