simplife
ジャンル
多様性 その他 時間 78分
製作年2017
監督 Ben Matsunaga
simplifeは、「身の丈の暮らし」をテーマにしたロードムービー。
様々な理由からタイニーハウスを選択した人たちの暮らしはとても個性的。モノを手放したことで、たくさんの自由を手に入れることに成功しています。そんな人たちの言葉や暮らしの景色から、自分らしく生きるためのヒントが見つけられるかもしれません。
About the film
手づくりの家でシンプルに暮らす人たちの物語。
このムービーはタイニーハウスの技術的なサンプル集ではなく、そこに暮らす人たちの想いにフォーカスして製作しています。出会った人たちは暮らしをより豊かに楽しくするアイデアを持っていて、自分らしくユニークな方法で人生の主人公になっていました。そこにはタイニーハウスという言葉では括れない、多様な生き様がありました。
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simplifeは、「身の丈の暮らし」をテーマにしたロードムービー。
手づくりの家でシンプルに暮らす人たちの物語。
このムービーはタイニーハウスの技術的なサンプル集ではなく、そこに暮らす人たちの想いにフォーカスして製作しています。出会った人たちは暮らしをより豊かに楽しくするアイデアを持っていて、自分らしくユニークな方法で人生の主人公になっていました。そこにはタイニーハウスという言葉では括れない、多様な生き様がありました。
文化的な広がりをみせる、タイニーハウスって?
タイニーハウスとは「小さな家」の総称で、ツリーハウスやハウスボート、もちろん地面に基礎のあるものやトレーラーの上に載っているものも全て含まれます。2000年にJayShaferがトレーラーの上に自作したタイニーハウスがメディアで注目され、その「量より質」の精神と共にタイニーハウス・ムーブメントとして広がり、自分とモノ・お金・環境とのつながりを見直す人たちのライフスタイルとして定着しつつあります。
Data
原題 |
simplife |
製作年 |
2017 |
製作国 |
日本 |
制作 |
|
配給 |
|
時間 |
78分 |
Cast & Staff
監督 |
Ben Matsunaga |
製作総指揮 |
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プロデューサー |
Yuichi Takeuchi |
原作 |
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脚本 |
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音楽 |
Gen Tanabe, Junnosuke Okita |
撮影 |
Ben Matsunaga |
編集 |
Ben Matsunaga |
キャスト |
|
上映会主催者の声
上映会を主催された方の声を紹介します
ちょうど断捨離を進めている時期だっただけに、非常に興味深く作品を拝見させていただきました。
今世界中で起こっている様々な環境の問題の根本に、人類が少し豊かになり、消費社会に傾倒していってしまったことが挙げられるような気がしていました。
本作品でそれらから脱却し、立ち止まり、自らを見つめ直、本当に必要なものを必要な分だけ所有することの大切さを考えました。
「モノ」だけではなく、「マインド」も太りすぎていたり、消費してしまいすぎないよう、考えていきたいです。
感想会では、様々な意見がでました。
以下、ご紹介いたします。
・理想的な生活だとは思ったが、家族や恋人同士だとしても、あまりにも距離が近い生活は自分には難しそうなので、裏庭に住むタイプがいいなと感じた。
・終の棲家を探しているところだったので、非常に興味深かった。アメリカだからできるのかも?と思ってみたり。
・トイレの処理はどうしているのだろうか?と思った。
・楽しそうだけど、キャンプとかで短期間がいいな。
・自然で暮らすのも楽しそうだけど、自分は人がたくさんいるところの方が落ち着くので、コミュニティを作りたい。
・タイニーハウスを自分で作る、ということに意味があるのだと思う。家を作ることは、一つの人生、自分自身を作り上げることだろう。
「断捨離は大事だと思うが、タイニーハウスは日本への受け入れは厳しいと思われる」との意見が多かった。
昨今のミニマルブームに、物を減らし、より快適な生活へと、暮らしのあり方をシフトしている人も多い。ただただ物を減らすことが重要なのか??
この映画に出てきた人々は、人生の転機に、タイニーハウスという選択肢を手に入れた訳だが、小さな家に住むことが必ずしも目的なのではなく、自分にとっての本当に大切なものは何かにフォーカスする。
その結果が、タイニーハウスであったとしても、大きな家であったとしても、本当に幸せを感じ、心を満たす事ができるのは、自分自身なのだと言うことがよくわかった。
もし、私にもそんな棲家がみつかれば、部屋にひとつ、かわいらしい名前をつけようと思う。

ギリシャ時代の哲人・ディオゲネスは樽に住んだそうだが、370㎡の家から20㎡のタイニーハウスへと極端に振れる中で、自分にとっての樽、すなわち生きるうえで本当に必要なスペースを探す。
それはスペースに限らず、すべてのモノやコトにも通じ、まさに足るを知るということである。樽だけに。