8歳の頃、グオル・マリアルはスーダン内戦を生き延びるために走って逃げた。
走り続け、一時は“国のない男”と呼ばれた彼には栄光の舞台が待っていた─ ─
力強く感動的な実話に心をさらわれる! ── ハリウッド・リポーター誌
「出来ないから嘆くのではなく、出来ない中で何が出来るかを考え、一歩を踏み出すことが未来を大きく変えるという大切なメッセージが胸に刻まれました。」
── 高橋尚子(シドニー五輪女子マラソン金メダリスト)
「逃げて生き延びるために走り、みんなに希望を与えるために走る。スポーツというにはあまりにも切実な走る理由。
やっぱりオリンピックは平和の祭典でなければいけないんだと強く思わされる。」
── 為末大(Deportare Partners代表/元陸上選手)
他、感動のコメント多数! https://unitedpeople.jp/runner/rv
文部科学省選定作品:
学校教育教材 中学校生徒向き 社会
学校教育教材 高等学校生徒向き 公民
社会教育(教材) 青年向き 国際性(国際理解・平和)
社会教育(教材) 成人向き 国際性(国際理解・平和)
(2021年6月2日選定)        
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                ©Bill Gallagher
About the film
戦争の続くスーダンはどこもが戦場で、子どもはさらわれ、家は燃やされていた。
8歳のグオル・マリアルの命を守るために、両親は苦悩の末、彼を村からたった一人で逃がすことにした。戦場をさまよい歩くグオルはやがて武装勢力に捕まってしまう。“逃げよう”。彼は夜明け前、走って逃げることに成功する。幸運にも難民キャンプで保護された彼は、アメリカへ移民するチケットを手にする。“もう逃げなくていい”。高校に入学した彼は、走ると他を圧倒。初めて走ったマラソンで2012年ロンドン五輪出場資格を得る。まるで走ることが彼の運命だったかのように──。しかし、南スーダンが建国されたのはロンドン五輪開催の一年前。国内オリンピック委員会がなく、代表する国がなかった。出場が危ぶまれたが奇跡が起こる。国際オリンピック委員会(IOC)が“国のない男”といわれた彼の個人参加選手としての出場を認めたのだ。そして彼は、祖国南スーダンの人々の期待を背負い走り、完走する。不屈の精神で走り続けるグオルの人生に感動せずにはいられない感涙のドキュメンタリー。
More info
                難民からオリンピック選手になったグオルは次世代のためにも走り続ける。
「このままでは目の前で息子が死んでしまう。」戦争の続くスーダンはどこもが戦場で、子どもはさらわれ、家は燃やされていた。8歳のグオル・マリアルの命を守るために、両親は苦悩の末、彼を村からたった一人で逃がすことにした。戦場をさまよい歩くグオルはやがて武装勢力に捕まってしまう。“逃げよう”。彼は夜明け前、走って逃げることに成功する。その後4年間、スーダン南部を放浪する。幸運にも難民キャンプで保護された彼は、16歳でアメリカへ移民するチケットを手にする。飛行機に乗るのも初めてだった。“もう逃げなくていい”。新しい人生の始まりだった。高校に入学した彼は陸上部で走ると他を圧倒。その後、初めて走ったマラソンで2012年ロンドン五輪出場条件タイムをクリアしてしまう。まるで走ることが彼の運命だったかのように──。
"この奇跡を僕だけではなく君たちにも経験してほしい"
オリンピックで走る資格を得たものの、南スーダンが建国されたのはロンドン五輪開催の一年前。国内オリンピック委員会がなく、代表する国がなかった。出場は困難に思われたが開催直前に奇跡が起こる。国際オリンピック委員会(IOC)が“国のない男”といわれた28歳の彼の個人参加選手としての出場を大会直前に認めたのだ。かつては逃げるために走っていた彼は、祖国南スーダンの人々の期待を背負い走り、完走する。その後、アメリカの市民権を取得した彼は、20年ぶりに両親との感動の再会を果たし、次の目標に向かって走り続けていく。不屈の精神で走り続けるグオルの人生に感動せずにはいられない感涙のドキュメンタリー。
文部科学省選定作品:
学校教育教材 中学校生徒向き 社会
学校教育教材 高等学校生徒向き 公民
社会教育(教材) 青年向き 国際性(国際理解・平和)
社会教育(教材) 成人向き 国際性(国際理解・平和)
(2021年6月2日選定)            
Data
| 原題 | Runner | 製作年 | 2020年 | 
|---|---|---|---|
| 製作国 | アメリカ | 制作 | |
| 配給 | ユナイテッドピープル | 時間 | 88分 | 
Cast & Staff
| 監督 | ビル・ギャラガー | 製作総指揮 | ジェイ・ナライン、リンジー・ナライン | 
|---|---|---|---|
| プロデューサー | ビル・ギャラガー | 原作 | |
| 脚本 | ビル・ギャラガー、エリック・ダニエル・メッツガー | 音楽 | エドゥアルド・アラム | 
| 撮影 | ニッキー・ブラムリー、ピーター・グメ、ジェイコブ・ベンジャミン・アテニー | 編集 | ビル・ギャラガー、エリック・ダニエル・メッツガー | 
| キャスト | グオル・マディング・マケア(グオル・マリアル)、ラスティ・コフリン、コーリー・イーメルス、ブラッド・プア他 | ||
Review(0)
上映者の声
                                    
                                                                島根大学学生有志グループによる世界難民の日イベント実行委員会の企画・運営で、映画の自主上映が大学校内で行われました。こうした地道な取り組みがこれからも続いていって欲しいと思います。見終わってから会場へ残った人たちと、主人公の人生において走ることの意味がどのように変化していったのか、ということを話し合いました。
南スーダンの同胞だけでなく世界各地にいる難民の人たちに、希望を捨ててはいけない、失敗を繰り返しても自分の信じることを続けていればいつか視界は開ける、そしてそれを応援する人たちが少しでも増えて欲しい、戦争の悲惨さ、自分の経験したような困難が繰り返されないよう平和を築いて欲しい、という力強いメッセージを発信する映画でした。
常連の方も、普段と違う題材に興味津々のご様子でした。
また、今回はドキュメンタリー映画ということもあり、
より身近な問題として受け止めて下さる方が多かったです。
開催者としても、前説として南スーダンの歴史や現状を調べるうえで、遠い日本にいるとどうしても他人事のように感じてしまう問題でも、これは現在も解決していない大きな出来事であり、世界が力を合わせて解決すべき課題だと感じました。
『国』の大きな祭典であるオリンピックにおいて、
オリンピックを開催する意義や国のアイデンティティなどを今一度考えるいいきっかけになると思いました。

        









                                    