この映画は内容が豊富で、さまざまなポイントでそれぞれが感じることができる作品だと思う。ただ、内容が豊富だからこそ、1回観ただけでは、ひとつひとつの場面を理解できないかも知れない。そこで、今回は、途中で映写を止めて、そこまでの内容を確認したり、他の人の考えを聞いたりする「対話」の時間を入れることにした。そのため、上映時間の105分では終えられず、3時間を要することになった。
映画は一続きで観たい人が多いので、チラシには「対話で深める」とはっきりと書いた。そのせいか、集客には苦戦した。口コミで宣伝もしたが、「意見を言うのは恥ずかしい」「3時間は長い」との意見をいただいて断られたと聞く。でも、やってみなければ分からないので、今回はこの形式で実施することにした。参加者からは、「途中で他の人の意見を聞きながら理解を深められた」「多様な見方があることを知った」という意見をもらい、一定の評価は得られたのだと思う。
事前の関係者ミーティングで、「どうでしたか?どう思いましたか?と聞かれても答えにくい」という意見があったので、まずは、シーンに沿って、どんな場面だったか、何が起きていたかなど、答えられる問いをしてみた。参加者の中に中高校生がいて、彼らがよく発言してくれた。そして、考えさせられる場面の後では、3人グループで話し合ってもらった。3人は少ないと思っていたが、実は3人だと誰もが口を開くことになる、ちょうど良い人数だということが分かった。一旦、話し出すと話は尽きないようで、こういう対話を入れた映画鑑賞会もアリだと思った。
静岡県中部では初めての開催で、どんな人が関心を持ってくれるのだろう、と心配だったが、「この映画、静岡でやってほしかった」という参加者もいて、関心のある人にも届けることができた。参加者数は多くはなかったが、「アニマルぼくたちと動物のこと」鑑賞会を実施する意義を感じることができた。




















地球の危機に直面しても何も変わらない人間は心から愚かだと思う。
それでも、人間には自然と共生しながら、豊かな未来を作る力があるとこの映画は教えてくれる。
絶望の淵から未来の希望を見出すための人間愛を教えてくれる子どもたちの世界冒険紀だ。
――斎藤幸平(経済思想家)
ようやく海外で「生物多様性の喪失」について議論が始まった。気候変動が広範囲の課題だとすると、狭い範囲での大きな課題だ。是非この映画の主人公たちと共に世界を旅し、地球上で起きている黙示録の鐘を聴いてほしい。そして絶望ではなく、希望を『人』の中に見出して欲しい。またな!ヒーロー!
――WoWキツネザル
まだ幼い男の子と女の子が、好きな動物たちの、今おかれている悲惨な現状を知ってゆく。そしてそれは動物だけでなく、自分たちの未来の問題でもあることを訴えかけている。
環境破壊、温暖化、大気汚染、プラスチックごみ、海洋汚染、動物の強引な養殖等々、現代文明の問題点を、短時間で解説できていることに拍手。
更には、資本主義経済や民主主義の盲点を突いている点も興味深く感じました。
大切な地球を、こんな惨めな状況に追い込んだ大人たちを「憎む」子供達の「想い」に、不思議な変化が現れた場面が描かれていた点が印象に残りました。
――関口宏(テレビ屋)
生命を想い、人々との出会いで成長していく二人の姿に、なぜだか何度も涙が頬をつたった。
地球で生かしてもらってる私達が、生命のためにできることって何だろう。憎しみや争いでは何も生まない。
まずは愛することを、知ることを。
――田中里奈(モデル・プロデューサー)
https://unitedpeople.jp/animal/rv