シリア難民のチョコレート職人とカナダの田舎町の人々との触れ合いを通して、家族や異文化交流のあり方にスポットライトをあてていく。
頑固なチョコレート職人を父に持つ息子の苦悩は、一般人には計り知れないのだろう。
ましてそれがシリアNo. 1のショコラティエとなればなおさらだ。
やっていることはまさにバカ息子なのだけれども。
先入観や思い込みのために、心を通わせることができないシーンも多い。
これは今の日本でもまったくその通りだ。
特に、言葉という文化の壁がお互いを遠く隔てていく。
それでも、数々の障害を超えて分かりあう人々の姿に希望を見た。
あきらめなければ、私たちの世界はわかりあえるのだ。
一緒に鑑賞した方々からの感想は次の通り
印象に残ったのは、言葉の壁がありながらチョコレート作りに没頭する父と、その息子の姿。
気持ちをぶつけ合うシーンが特に良かった。
最後のシーンを見て、チョコレートが食べたくなった(笑)。
チョコレートで、平和を祈る
シリア難民として、カナダに移住。
言葉も分からない中のゼロからのスタート
チョコレートへの熱い想いが、人々の心を動かした
今年のバレンタインは、平和を願うチョコレート?を、意識したいと思いました。
食後の90分間でしたがあっという間でした。
先ずは言葉の壁ですね。
それに親子の葛藤。
大きな会社になり難民の方を受け入れる様になり、良かったです。
今後、息子の夢が叶うことを願うばかりです。
次回の上映作品は『トゥルーノース』
世界で最も過酷な場所で、希望を捨てずに生き抜こうとする者たち。
北朝鮮の政治犯強制収容所に生きる家族を描いた、衝撃の人間ドラマ。
世界の映画祭で絶賛された真実の物語。
詳細はこちら http://unaginema.com/2025/01/14/2025ウナギネマvol-2『トゥルーノース』/
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主張したくなる「シリア、難民、平和」よりも、一人一人の人生がそれぞれ描かれた、
立体的な名作です!
主人公は内戦で、後少しというところで医者になれず、
夢を追いかけている。お父さんはシリア1のチョコレート職人。
二人揃って、自分の夢を持っている。
私も長男で田舎の生まれ。
親に反発したくなる主人公の気持ちも、そして
家族で一緒にチョコを通じて頑張って行きたい、そんな
両親の思いもわからぬわけではない。
けれども、主人公は医者という夢を諦めず、ずっと
足掻き続けている。その姿は私にとっては痛いほど
共感できるものがある。
とネタバレ覚悟で書きたいけれどもw
とにかく重たいテーマは背景に押し留められて、
実に家族と起業に奮闘する様子がきちんと描かれている。
葛藤シーンでは、母親、妹、父親から主人公は結構キツい
言葉を投げかけられる。日本人からすると、ちょっと
「それは厳しすぎる」感じがして、ちょっと温度差感じる場面も。。。
しかし、脇役のカナダの皆さんがとってもいい人。
みていただいたら、わかると思いますが、家族をずっと応援する
フランク。彼の人柄の良さと言ったら、もう。
さすが四十もの賞を取っただけの作品だと思います。
ぜひお勧めします!