happy -しあわせを探すあなたへ
ジャンル
教育 多様性 その他 時間 76分
製作年2012年
監督 ロコ・ベリッチ
【2014年1月 NHK Eテレの「幸福学」白熱教室でも紹介された話題作!】
映画『 happy 』は幸せについての映画です。
いや、あなたを幸せにする映画かもしれません。
About the film
「幸福度」研究や「ポジティブ心理学」の権威が「幸せ」の鍵を解き明かす。全米が「幸福度」に注目!ハーバード大学では大人気の講座に!幸せになるための方程式とは?
どうしたら私たちは幸せになれるのか?コメディー映画監督(『ナッティ・プロフェッサー』『ブルース・オールマイティ』)で大成功を収めたトム・シャドヤックは、ハリウッドで誰もが羨む暮らしをしているのにさほど幸せではなかったことに気づきます。調べると世界1位の経済大国アメリカの幸福度は23位と低いことに愕然。そこでアカデミー賞ノミネート監督ロコ・ベリッチ(『ジンギス・ブルース』)に人類の幸福の起源を探すことを依頼。そしてベリッチは、日本人プロデューサー清水ハン栄治と共に世界5大陸16か国を巡る4年間のロケを敢行。
幸福度の研究における世界的リーダーであるエド・ディーナー博士や心理学・精神医学者リチャード・デビッドソン博士など、心理学や脳医学の世界的権威たちと幸福度を高める鍵を読み解いていきます。数々の国際映画賞を受賞し、全米の著名メディアで話題となっている映画『happy – しあわせを探すあなたへ』をあなたもぜひご覧ください。
More info
アメリカでは1981年から幸福度研究が始まり、幸福度を教える講座はハーバード大学で人気となりました。過去50年でアメリカ経済は大きく飛躍し、平均的なアメリカ人の収入は倍増しましたが、幸福度はある時点で頭打ちとなっています。お金持ちになっても、幸せはさほど増えないことが分かってきたのです。では何が私たちに幸福感を与えるのでしょうか?
最新のデータによると 日本は、先進国で最も不幸せな国とされています。経済的成長と物質的繁栄に重きを置いた結果、「過労死」が社会問題化するほどストレスの多い社会となってしまいました。一方で同じアジアのブータンでは全く異なるアプローチを選択しました。GDP(国内総生産)ではなく、GNH(国民総幸福量)を最大化しようとしているのです。
どうしたら私たちは幸せになれるのでしょうか?『happy – しあわせを探すあなたへ』 は、幸福度の研究における世界的リーダーであるエド・ディーナー博士やリチャード・デビッドソン博士など、心理学や脳医学の世界的権威たちと共に、私たちがどのようにより充実感を得て、なおかつ健康で幸せな生活を手に入れることができるかを探求します。あなたをルイジアナ州の湿地帯からナミビアのカラハリ砂漠まで、またはブラジルのサーフィン村からブータンの山麓、東京新橋のサラリーマン街に至るまでお連れします。コルカタの貧しい人力車ドライバーの知恵、マザー・テレサの家で重病者の介護のするボランティアの思いやり、そして世界有数の幸福度の研究者の知識に耳を傾けてみましょう。『happy – しあわせを探すあなたへ』 は、現実の人間ドラマと最先端の科学を掛け合わせることで、幸福度という謎を明らかにしていきます。
Data
原題 |
happy |
製作年 |
2012年 |
製作国 |
アメリカ |
制作 |
ワーディ・ラム・プロダクションズ |
配給 |
ユナイテッドピープル |
時間 |
76分 |
Cast & Staff
監督 |
ロコ・ベリッチ |
製作総指揮 |
エイドリアン・ベリッチ, 清水 ハン 栄治 |
プロデューサー |
清水 ハン 栄治, フランシス・リード |
原作 |
|
脚本 |
|
音楽 |
|
撮影 |
エイドリアン・ベリッチ, 清水 ハン 栄治 |
編集 |
ヴィヴィアン・ヒルグローブ |
キャスト |
エド・ディーナー
ソーニャ・リュボミアスキー
ダニエル・ギルバート
グレゴリー・バーンズ
ミハイ・チクセントミハイ
P. リード・モンタギュー
ティム・キャサー
リチャード・デビッドソン
ダライ・ラマ14世
ダショー・キンレイ・ドルジ ほか
|
上映会主催者の声
上映会を主催された方の声を紹介します
鑑賞者の感想
・幸せとは何かと見直すきっかけになった
・お金や地位、貧困は幸せに直結するものではない
・幸せを決めるのは自分自身なんだと感じた
映画を通じて考えたSDGs
・「8.働きがいも 経済成長も」 経済成長の重要性だけでなく、幸福度の重要性も感じた / 仕事へのやりがいを感じることで、生産性もあがると思った
・SDGsは幸福については触れていないが、「持続可能性」と同じくらい大切なテーマだ
印象的なセリフ
・「他者と協力することは、麻薬を使うのと同じくらい気持ちがいいことだ」
・「何が起きても人生を変えるのは自分」
・「刺激に順応してしまうことが幸福度を下げる」
映画では、豊かなアメリカと貧しいインドの人々を比較したり、
事故に遭って人生が変わった人を取り上げることで、
”幸福”というものは一般化できないということを伝えていた。
経済的に満足な状態にあるアメリカ人が「不幸だ」と訴える一方で、
貧しかったり事故に遭ったりと、傍からみると”不幸”と括られるような状況にある人が、胸を張って「私はいま幸せです」と言う。
その差はどこにあるのか?
映画のなかで度々繰り返されるストーリーから、ヒントを得られるかもしれない。
それはすなわち、”幸福”の定義がなにか固定されたものではないことと、自分自身が幸せであると積極的に認識すること。
この2つを理解して、自分なりに行動することが、幸せになるための鍵なのかもしれない。
上映会後、コミュニティタイムとして、参加してくれた一人一人に感想と「自分にとってのしあわせとは何か?」をシェアしてもらいました。
そして、図らずも上映メンバーが結婚したばかり!ということで、花束とケーキを用意してみんなで「しあわせを分かち合う」という、スペシャルな機会にもなりました。
子どもに携わる保育者が全員で同じ時間に鑑賞ができ共有できたことはとても良かったです。
人それぞれの幸せが、「違って当たり前「」というところと「お金や地位だけが決して幸せではない「」ということを皆で話しあうことができました。
また、2、3回見ると違う視点からの感想があり、何度も見たい内容と幸せな時間を過ごせました。
様々な「しあわせ」の形について知り、考える機会となりました。上映後、参加者それぞれが「しあわせ」と感じることを挙げるワークショップを行いましたが、本当に人それぞれの「しあわせ」があります。その一つひとつを大切にできる社会を実現したいと思います。
福祉の仕事をしています。地域のしあわせのために働くには、まず自身のしあわせを再確認する必要がある…という目的で研修会を開きました。
心理学や脳医学から裏打ちされた“幸福度”は説得力がありました。
自身の生き方を見つめたり、仕事のやりがいを感じるきっかけになりました。
その中でも、日本の「過労死」や家族のつながりが薄れている様子が、非常に暗く悲しく映りました。