観賞後のオンライン交流会では
参加者が口々にこう感想を述べました。
途中で何度も涙がこみ上げて、
それをぬぐいながら最後まで観たという方も。
それほどに私たちの心を温かくしてくれる作品でした。
その感動はどこから?
一言でいうなら「結婚できてよかったね」
逆に見れば、簡単には結婚できない現実があったということ。
愛し合う2人が結婚するだけなのに、それを妨げる壁が幾重にもありました。
同性愛者の夫婦では、こどもに悪影響を与える。
生殖のない関係は結婚の対象ではない。
同性婚に反対する人たちの主な理由はこれでした。
専門家の見識から悪影響はないことは明らかにされ、
異性婚であっても子どものない夫婦は少なくありません。
結婚の目的は子作りではありません。
愛し合う2人が幸せに暮らす。
これ以外にはないのです。
映画の中では「当事者認定」がたびたび採り上げられます。
同性婚によって、具体的にどのような不利益が生じるのか。
これがなければ「当事者」としては認定されないのです。
当然のことながら、同性婚によって生じる不利益はありません。
2013年にNZ議会でモーリス・ウィリアムソンさんが行ったスピーチがわかりやすく説明してくれます。
今ここで、この法案に反対する人たちに約束いたします。
明日も太陽は昇ります。
あなたの10代の娘は変わらず反抗してくるでしょう。
明日、住宅ローンが増えることはありません。
皮膚病になったり、湿疹ができたり、
布団からカエルが出てきたりもしません。
明日も世界はいつものように回り続けます。
だから大騒ぎすることはやめましょう。
この法案は、当事者にとっては素晴らしいものですが、
そうでない人には、今まで通りの生活が続くだけです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをぜひご覧ください。
「1000万回再生“同性婚スピーチ”のNZ元議員に聞く」
https://www.youtube.com/watch?v=-RK82Q8bVP8
カリフォルニア州に住む同性愛カップル2組が
勇気を持って訴訟を決断し
誹謗中傷に苦しみながらも
家族や信頼する仲間に励まされながら
4年もの長いあいだ裁判を闘い抜き
勝利を勝ち取った
愛のドキュメンタリーである。
これを読んでいるみなさんも
人を好きになったことがあるはず
好きな人と一緒にいたい
愛し合っていれば結婚したい
家族や友人に祝福されたい
誰しもがそう思う
しかし想像してみて欲しい
自分が好きになった人が同性だったというだけで
人を愛する権利を奪われる
公的にパートナーであることを認められない
こんな悲しいことはない
この訴訟を起こした2組のカップルは
この長期に渡る裁判を通じて
同じ想い、悩みを持つ人々の代表として戦い
みんなに勇気を与えた
あなたたちは闘ったから勝つことができた
負けることを怖れなかったから
僕が観に行った劇場は立ち見が出るほど満席で
映画のラスト、正式にパートナーとして認められ
結婚式で祝福されるシーンで
みんなが感動の涙を流した
愛のパワーは素晴らしく無限
心の底から好きであることが
不動と言われるものさえも動かす
偏見がなくなって愛が溢れる世の中になれば良い
LGBTの人が生きやすい社会は
全ての人にとっても生きやすい社会である
上映後のトークショーでの言葉が印象的だった