alシネマ、毎回「お時間があったら ご自由にどうぞ」と、ご感想やメッセージを記入できる用紙をお渡ししているのですが、
「SEED」のご感想がアツいです。
エンディングテーマが鳴り終えるのを確認して灯りを点け、扉を開けると、(ん?試験会場⁇)の如く、みなさん もはやペンを動かしていらっしゃる、真剣に。
ほとばしる何かを表現せずにはいられないかのように。
今日は、去年田んぼで一緒に作業した県立大生の女の子と、彼女のお友だちが 飛び入りでご参加♡
(お友だちは、なんと今春 環境省に入省されるそう* お役人さんたちに伝えてほしー!)
先日は 滝ヶ原ファームのみなさんが、「SEEDを観てから種を買いに行こう♪」ツアーを企画して、観に来てくださいました。
NOPPOKUNでは毎日のお野菜でお馴染み、「福来園」の皆さんも「SEED」鑑賞&お勉強会を開いてくださいました??
どなたも「観てよかった」「すぐに誰かに伝えたい、誘いたい」、とおっしゃってくださいます。
ご鑑賞者さまのご感想をご紹介します。
:::::::::::
ずっと観たいと思っていたので 機会をいただけて良かったです。
私は小さい頃から おばあちゃんの畑が遊び場で 自然や、虫、花、野菜が 当たり前のように育ち、
今 子どもたちを育てていく中で それがどんなに大切なことだったのか、日々思います。
幼い頃に食べた人参やトマトの味は、あきらかに今とは違うものです。
どんなにおいしいと言われるものでも、あの頃 畑で食べていたものではありません。
この映画を観ているあいだ いろんなことを考えました。
種子法や ワクチン、SDGs、etc…、最初は全部 良い振りをしてくる。
「何かおかしい」 これに気づいて自分で知ること。
本質に気づく本能の力。
これが全て SEEDに
かかっていると思いました。
何度も観たいです。
この映画の全てを信じ切らないようにしながら、愛を持って 自分でできることを始めたいです。
:::::::::
ご家族で見てくださったご鑑賞者さまより
「普段食べているものも、当たり前のことですが、種から育っていることを、あらためて実感、また考えるきっかけとなりました。
気づけなかったところに目を向ける良い機会となりました。これからはもっと関心を持っていきたいと思います。
世界中で、先祖からつないできた暮らしをしていただけなのに、それらを奪われ、戦っている人たちがいることを知りました。
知るということの大切さを感じました」
「この映画を観て、知ることは大切だなと思いました。微力ながらも、自分に出来ること 選んで買ったり人に伝えたりすることが、今の大人が子供につなぐ未来になっていくのだなと思います。
全ての問題の現状を見せつけられているような気になりました」
「たねのたいせつさがよく分かった。いろんな人につたえたい。
いろんなたねがあった。
どくをまいて、とんで、いろんな人がびょうきをおこしていて、たいへんだった」
このように、たくさんのご感想をいただきました。
3月もよろしくお願いいたします。
アル中野
- 辻 信一(文化人類学者)
***
多国籍企業によるタネの支配が進むことについて、私が心配していた事をタネの歴史から詳しく紐解き、
現在の遺伝子組換え種子まで 丁寧に描いた良い映画です。
この映画を観ればタネは誰のものか考えさせられます。
私は等しく人類の遺産であって、それを金儲けの道具として囲い込みしてはならないと思います。
- 山田正彦(元農林水産大臣)
***
海の向こうの他人事が、
いつの間にか、
私達日本人の足元にも
火をつけているのが見えるだろうか?
国境を超えたマネーゲームが、
種子を農民から取りあげ、
多様性を壊し、
消費者から主権を奪い、
生命に値札をつけてゆく。
この映画は、私たちに気づかせ、呼びかける。
何を口にしているかを知ること
自然とのつながりを取り戻すこと。
「今だけカネだけ自分だけ」幻想から目を覚まし、
動き出した世界中の仲間とともに、
「おたがいさま」という名のタネを、
今すぐまき始めなさい、と。
- 堤 未果(国際ジャーナリスト)
その他レビュー
https://unitedpeople.jp/seed/rv