食の もったいない を美味しく楽しく解決!舞台は「もったいない精神」の国、日本 。
“もったいない精神”に魅せられ、オーストリアからやって来た食材救出人で映画監督のダーヴィド。日本を旅して発見する、サステナブルな未来のヒントとは。
【コメント】
必要、不要、無駄なモノをまざまざと知らしめられたコロナ禍。
来たるアフターコロナの新世界。
我々の新たなフードライフラインの基準は
この”もったいない精神”である事を願っています。
これ以上地球を怒らせない様に。
― 斎藤工 (俳優・映画監督、本作アンバサダー、ナレーション、吹き替え担当)
ほか多数 https://www.mottainai-kitchen.net/review/
文部科学省選定 学校教育教材 高等学校生徒向き
文部科学省選定 社会教育教材 青年向き
文部科学省選定 社会教育教材 成人向き
(2020年7月8日選定)
©UNITED PEOPLE
About the film
“もったいない”。
元々は仏教思想に由来する言葉で、無駄をなくすということだけではなく、命あるものに対する畏敬の念が込められた日本独自の美しい言葉だ。そんな“もったいない”精神に魅せられ日本にやってきたのは、食材救出人で映画監督のダーヴィド・グロス。ところがもったいない精神を大切にして来た日本の食品ロスは、実は世界トップクラス。その量毎年643万トンで、国民一人あたり毎日おにぎり1個分。一家庭当たり年間6万円のまだ食べられる食べ物が捨てられている。ダーヴィドはコンビニや一般家庭に突撃し、捨てられてしまう食材を次々救出!キッチンカーで美味しい料理に変身させる“もったいないキッチン”を日本各地でオープンする。
More info
福島から鹿児島まで4週間1600kmの旅。ダーヴィドと旅のパートナーニキを助けてくれるのは、もったいないアイデアを持つ日本のシェフや生産者たち。フレンチシェフがネギ坊主まで丸ごと使うもったいない料理、野山が“食材庫”という82歳で医者いらずのおばあちゃんが作る野草の天ぷら、0円エネルギー、自然の蒸気を使った蒸し料理など、もったいない精神に満ちたアイデアに出逢う。次第にダーヴィドは“もったいない”の先に、食品ロス解決のヒントだけではない、たくさんの幸せを見つけていく。さあ、2人と“もったいないキッチン”の旅に出かけよう!
文部科学省選定 学校教育教材 高等学校学生向き 公民
文部科学省選定 社会教育教材 青年向き/成人向き 国民生活(環境・資源・
エネルギー)
通知日:令和2年7月8日
Data
原題 |
|
製作年 |
2020年 |
製作国 |
日本 |
制作 |
ユナイテッドピープル |
配給 |
ユナイテッドピープル |
時間 |
95分,35分 |
Cast & Staff
監督 |
ダーヴィド・グロス |
製作総指揮 |
松嶋 啓介 |
プロデューサー |
関根 健次 |
原作 |
|
脚本 |
ダーヴィド・グロス |
音楽 |
高橋 英明 |
撮影 |
ダニエル・サメール |
編集 |
神保 慶政 |
キャスト |
ダーヴィド・グロス
塚本ニキ
井出留美
髙橋 巧一
青江 覚峰
ソウダルア
岩元 美智彦
白石 長利
萩 春朋
真珠まりこ
若杉 友子
篠原 祐太
渡邉 格
たいら 由以子
たかはし かよこ
瀨﨑 祐介
横田 岳
|
上映者の声
上映会を主催された方の声を紹介します
北九州市環境ミュージアムと静岡大学とを結び、それぞれの会場で上映後にダイアローグを行った。
(ダイアローグに関してのノットワークラボからのコメント)
○「もったいない」と感じるか、感じないかは人それぞれ。だが、命をいただいて私たちは生きている。それを否定する人はいないだろう。プレビュー『ハッピー・リトル・アイランド 長寿で豊かなギリシャの島で』、第1回『ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償』、第2回『プラスティックの海』、そして『もったいないキッチン』。オープンエンドで終わるダイアローグであるが、共通するところは「スローライフ」。それが、私たちにとって、一番難しいことなのかもしれない。
○北九州ホストとのダイアローグの共有の時間はいつも刺激的だ。今回はネパール出身の方がお二人参加されていた。ネパールの食糧事情、日本でのフードロスに対する思いなどをお話いただいた。同じシネマを鑑賞しても、背景により思いは多様である。それを自由に語り合える場が必要だとあらためて感じた。
今回は、リピーターのお客様に加え、映画出演者のご友人の方二名が来て下さいました。
・学生の頃、バイト先のコンビニの廃棄弁当を食べて生活していた事を思い出した。まだ食べられるのにもったいない!と思っていたけど、社会人になってからは、そんな生活からは掛け離れていて、映画を見るまでそんな気持ちすら忘れていた。
等、上映後しばらく、お客様同士の会話が盛り上がっておりました。
staffより:
そういえば、私も学生時、お金ない時は、バイト先のコンビニの廃棄食品もらって生活してました。今となっては、品揃え豊富なコンビニの廃棄食品集めたら、色んな料理が作れるなと、個人的にも思った次第です。
以上です。
全般的な感想は参加者全員が「よかった」と回答している。とくに「とてもよかった」と回答した人が7割近くを占めた。
中でも関心を呼んだのは、福島の食材に関する放射能汚染への懸念がとても大きかったことが衝撃的であったとする意見がいくつも見られたことが大きな特徴であったと思われる。
また、様々な食品ロス解消への取り組みが紹介されていたので、具体的な活動へのよいヒントをもらえたという声も聞かれた。
当たり前のように思っていた「もったいない」という言葉であるが、本当の意味での「もったいない」を考えさせてくれたとてもよい作品であった。
夏休み特別企画ということで、
平日の夜にも関わらず、たくさんのお客様がお見えになりました。
夏休みの宿題で食品ロスについて取り上げようと考えてくれた
小学校6年生の方から、すでに食品ロスについて実践されている現役の料理人まで、様々な視座をお持ちの肩が一堂に集いました。
初めてディスカッションに参加される方も多かったのですが、
やはり全ての人が関わる「食」という部分と
日本の映画ということで馴染みやすかったこともあり、
意見が活発に出ていました。
食べる/食べないを外見だけで判断してしまうのは
人間の「ルッキズム」にも当てはまってしまっているのではないか
という意見や、
教育の時点でその判断軸を変えることの大変さと重要さについて
盛り上がるようなディスカッションになりました。
トピックが沢山あって、フードロスだけの問題にとどまらず、考えるきっかけとしての入り口を明るく前向きに示している映画だと思いました。
ただもう少しトピックを減らしてひとつひとつを掘り下げてもよかったのかなと言う気もしました。
映画まだしか参加できませんでしたが、見せていただいて、改めて自分の食生活を考え直さないといけないと思いました。
賞味期限、消費期限の絶対王権を今日からやめます。(女性・30代以上)