これまでに字幕版長編での上映はしたことがあったのですが、今回は吹き替え版で、しかも上映時間が22分とコンパクトになったので、より明確に作品のメッセージが伝わってきました
昔は飲み物は瓶入りでとても重く、ふたもできなかったので、持ち歩くということは考えられませんでした
ペットボトルが登場して、いつでも手軽に飲み物を持ち歩けるようになり、大変便利になったのは事実です
しかし、この便利さを求める私たちの行動が、いま地球をダメにしています
海洋プラスチックゴミは、私たち人間以外の動物たちが出すことはありません
上映後、参加者同士で感想共有をしていて気づいたのは、プラスチックゴミはスーパーマーケットの登場で生まれたのだということです
それ以前の買い物は、八百屋でも魚屋でも新聞にくるんで渡されていました
朝のお手伝いは、ボウルを持ってできたての豆腐を買いに行くおつかいでした
日本は、一人当たりのプラスチックゴミ排出量が世界で2番目です
スーパーやコンビニで蕎麦を買えば、すべてのものがプラスチックの袋入りです
家庭でのゴミも、そのほとんどが包装に使われたプラごみではないでしょうか?
便利であることは大切ですが、行き過ぎた便利さは反省しなくてはいけません
今回は、映画を観たあとで、「Get The Point」というSDGsゲームをしました
限りある資源、再生可能な資源を上手に使って、持続可能な社会をつくろうというゲームです
こどもたちも参加してくれて、とてもにぎやかに楽しくゲームができました
映画とゲームの体験を、こどもたち一人ひとりが自分ごとにしてくれることを期待しています
一緒に映画を観た方の感想です
「マイクロプラスチックの問題が深刻で、鮮魚が安心して食べられないですね。(寿司好きは悲しい!)
海に漂うマイクロプラスチックを何とか回収する手段はないものかと考えさせられました。」
次回の上映は8/26火曜&27水曜『もったいないキッチン』
短い映画とゲームで、SDGsについて楽しく知ることができるイベントです
詳細はこちら
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クジラ愛が高じて,巨体が生きる海への関心へと広まり、出会ったクジラの1頭が打ち上げられ、苦しむさまを目の当たりにすることを契機に,真実探求の旅が広がる。
監督を通じて話は展開するも、それぞれの専門家が数々登場する。
船で運ぶ小型無人探査機で、深海まで潜り調査をしたりするので、資金も莫大なものだろうと察する。
5つの海や大都市,風光明媚な観光地、欧米が輸出したプラスチックを燃やしたりしてゴミの山で暮らす、スモーキーマウンテンなど世界各地に飛び、現地の人に聞き取りをしてプラが燃える気体の採取や動物の死体からもデータを集積。
本来ならあってはならない,人の営みで出来た、プラ袋のゴミの数々で内蔵を覆い被せられたことによる死。
解剖し、何百枚,何十㎏ものプラ袋が出て来る。
生き物のいのちが蹂躙されるさまを、まざまざと見せつけられる映画だった。