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私は憎まない

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監督:ティム・コール
監督:マーク・ジョンストン、マーク・ライアン
監督:ティエリー・ミシェル
監督:ロコ・ベリッチ
監督:ジャレッド・P・スコット

私は憎まない

ジャンル 平和 人権 多様性 生活医療 問題解決
時間 92分 製作年2024年  監督 タル・バルダ

平和と人間の尊厳を追求するガザ出身医師の誓い
3人の愛娘を殺されてもなお共存の可能性を信じ、ヒューマニティに基づき行動するガザ地区出身の医師、アブラエーシュ博士に迫るドキュメンタリー

▼5度のノーベル平和賞ノミネート、イゼルディン・アブラエーシュ博士について
https://unitedpeople.jp/ishall/dr

【文部科学省選定作品】
社会教育(教材)
青年・成人向き 国際性(国際理解・平和)
2024年9月11日認定

Screening Information

2025/09/26 ~ 2025/09/26
[ 岐阜県 ] 第47回ぎふアジア映画祭
2025/09/27
[ 熊本県 ] やまんうらシネマ〜私は憎まない〜
2025/10/05
[ 神奈川県 ] 上映会「私は憎まない」
2025/10/30
[ 岡山県 ] 映画「私は憎まない」
2025/11/09
[ 滋賀県 ] 「私は憎まない」上映会

上映会 開催者募集

©Famille Abuelaish

About the film

~平和と人間の尊厳を追求するガザ出身医師の誓い~

「医療でイスラエルとパレスチナの分断に橋を架ける」。ガザ地区の貧困地域、ジャバリア難民キャンプ出身の医師で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となったイゼルディン・アブラエーシュ博士は産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人両方の赤ちゃんの誕生に携わってきた。彼は、ガザからイスラエルの病院に通いながら、病院で命が平等なように、外の世界でも同じく人々は平等であるべきだと、分断に医療で橋を架けようとする。しかし2009年、両者の共存を誰よりも望んできた彼を悲劇が襲う。彼の自宅がイスラエル軍の戦車の砲撃を受け、3人の娘と姪が殺されたのだ。砲撃直後、博士の肉声をイスラエルのテレビ局が生放送し、彼の涙の叫びはイスラエル中に衝撃と共に伝わった。その翌日、博士は突然、テレビカメラの前で憎しみではなく、共存を語りだす。イスラエル政府に娘の死の責任を追求するも、決して復讐心や憎しみを持たない彼の赦しと和解の精神は、世界中の人々に感動を与え、“中東のガンジーやマンデラ”とも呼ばれる存在となる。しかし2023年10月7日のハマスのイスラエルへの攻撃、それ以降のガザへの攻撃を経て、彼の信念は再び試されることになる。

More info

悲劇を真の平和の実現のために

「医療でイスラエルとパレスチナの分断に橋を架ける」

ガザ地区の貧困地域、ジャバリア難民キャンプ出身の医師で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となったイゼルディン・アブラエーシュ博士は産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人両方の赤ちゃんの誕生に携わってきた。「ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の赤ちゃんの違いは?みんな同じく生まれたての赤ちゃんだ」「すべての人の平等、正義、自由の上に共存は可能である」と、共存が可能であることを自らの医療で体現してきた。彼は、ガザからイスラエルの病院に通いながら、病院で命が平等なように、外の世界でも同じく人々は平等であるべきだと、分断に医療で橋を架けようとする。しかし、両者の共存を誰よりも望んできた彼の赦しと和解の精神が、究極の試練にさらされる。

「暴力に暴力で対処しても、問題は解決しない。」

2009年1月、アブラエーシュ博士の自宅がイスラエル軍の戦車の砲撃を受け、3人の娘と姪が殺害されてしまうという悲劇が彼を襲う。砲撃直後、博士の涙の叫びの肉声はイスラエルのテレビ局で生放送され、イスラエル中に衝撃と共に伝わった。翌日、テレビカメラの前で、博士は突然憎しみではなく、共存について語りだす。その後、正義を求めてイスラエル政府を訴え、娘の死の責任を追求するも、決して復讐心や憎しみを持たずに、知恵と決意とレジリエンスを持ち続けた。彼の赦しと和解の精神は、世界中の人々に感動を与え、数え切れないほどの賞を受賞し、“中東のガンジー、マンデラ、キング牧師”とも呼ばれる存在となる。自伝『それでも、私は憎まない』は世界的ベストセラーとなった。しかし、2023年10月7日のハマスのイスラエルへの攻撃、それ以降のガザへの攻撃を経て、彼の信念は再び試されることになる。

【文部科学省選定作品】
社会教育(教材)
青年・成人向き 国際性(国際理解・平和)
2024年9月11日認定

Data

原題 I Shall Not Hate 製作年 2024年
製作国 カナダ・フランス 制作 Filmoption
配給 ユナイテッドピープル 時間 92分

Cast & Staff

監督 タル・バルダ 製作総指揮 マヤ・カデュー=ルイヤー、マルタン・カデュー=ルイヤー、マリーズ・ルイヤー
プロデューサー ポール・カデュー、マリーズ・ルイヤー、イザベル・グリッポン、タル・バルダ 原作
脚本 タル・バルダ、ジェフ・クライン、サスキア・デ・ボア 音楽 ロベール・マルセル=ルパージュ サウンドデザイン:マルタン・カデュー=ルイヤー
撮影 ハンナ・アブ・アサド 編集 ジェフ・クライン
キャスト イゼルディン・アブラエーシュ、クリスティアン・アマンプール、シュロミ・エルダー 他

Review(1)

25/02/13 11:46

ユナイテッドピープル さんのレビュー
感動 学び 泣ける

「この映画は、大切な人々を一瞬にして奪われ、泣き叫びながら「それでも」と立ち上がる一人の男性の軌跡です。その苦しみと信念に満ちた幾年がガザの外の人々に共有され、映画館の座席で追体験させてもらえることに、まず感謝したいと思います。 言葉では出てきても、なかなか形にはならない「平和」。いつかそれが実現されるとき、誰のためにどんな姿をしているべきなのか、改めてこの映画は考えさせてくれます。「それでも私は」と、一緒に立ち向かいませんか。」

並木麻衣日本国際ボランティアセンター(JVC)元職員/現ボランティア


「アナタは言えますか?
家族を殺され、同胞が殺されていく現実を
お墓すら作れない
遺体すら見つからない

犠牲になった人々は
亡くなった後も
天井のない牢獄の中に押し込めている

「全ての人のために “あの悲劇をプラスに変える”」

言えますか?
家族を殺されても
アナタは平和を願えますか?」

全文 https://unitedpeople.jp/ishall/cmt_shl 

サヘル・ローズ俳優・タレント


「今、ガザで起こっている悲劇に対して私たちは何ができるのか?

私は迷わず、この映画を観ること、そして、多くの人に観てもらうことだと言える。なぜなら、この映画は何が今ガザで起こっているかを明確に教えてくれるからだ。

ガザでの悲劇は2023年の10月7日に始まったことではない。それは70年以上前からパレスチナで続いてきた悲劇と憎しみの連鎖の劇的拡大だ。

2009年1月、ガザのジャバリヤキャンプでイゼルディン医師は3人の娘と姪を同時に失う。しかし、恐ろしいことに今のガザではそれさえもありふれたことになってしまおうとしている。

しかし、決してありふれてはいなかったこと、それは彼がその悲劇に見舞われた後も「私は憎まない」という意思を掲げ続けたことである。それは「私は殺さない。あなたも殺すな」という意思の表明ではないか。そして、それこそが「共存」を可能にする人間の意志なのだと思う。」

吉岡達也ピースボート 創設メンバー・共同代表


「生命と平和の重さに気づかせてくれる映画
イスラエルによる2009年のガザ攻撃で娘三人と姪を自宅への砲撃で失ったアブラエーシュ医師は、イスラエル国家の謝罪を求めて裁判を起こし、最高裁まで争った。裁判所は最後まで国の責任を認めないが、娘たちの死を無駄にしてはならない法廷で闘う父親の必死の思いが、一方でイスラエルとパレスチナの平和を実現しようとする活動とつながっていることが納得できる。それはガザの難民キャンプに住みながら、イスラエルの病院でも働き、人間の誕生に立ち会ってきた産婦人科医としての信念でもあるだろう。いま、ガザで何万という民間人、子供たち、女性たちが虫けらのように殺されていく中で、生命と平和の重みに気づかせてくれる映画である。」

川上泰徳中東ジャーナリスト


「ガザの日常、家族の日常。あまりにも残酷に、国際法違反を臆面なく犯す国家や勢力。アブラエーシュ博士の生きざまに限りない尊敬、そして希望を見出す。」

土井香苗国際人権弁護士

一覧 https://unitedpeople.jp/ishall/rv

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上映者の声

上映会を主催された方の声を紹介します
いつものイベントは高齢者がほとんどですが。今回は若い世代の参加者がいつもより多かったです。高校生の参加もあり、よかったです。ガザに関心を持っている人たちが多いと感じました。
参加者の感想
映画は、話があちこち飛んで少し分かりにくかったです。50代
日本で生きている私たちには遠い話のように思えましたが、すべての人類が知らなければいけない悲惨な事実だと思いました。この映画を機に、更に私たち若者世代が教育や様々アプローチをもって働きかけないといけないと気づかされました。10代

戦後80年、今一度みんなで戦争について語り合おう。
みんなのピースシネマ 2025年08月25日
今回は、日本は戦後80年、原爆投下終戦の8月は、やはり戦争について、今一度みんなで深く考え語り合いたいと思い、私は憎まないを上映しました。
今、まさにリアルな戦争に巻き込まれている、ガザ家族の生々しい映像に、誰もが深く深く考えさせられました。

シェア会では、答えのない重い深刻な映画は、みんなで観て、みんなで共有して出てくる想いをアウトプット出来るのは、とてもいいねと
熱い話しがたくさん出ました。
みんなのいろんな意見、話しを聞けたことが、また更に深く柔軟にしてくれ、最後はやはり、みんな愛でしか平和にはなれないねとなりました。

娘が無差別的に殺された直後、あの状況で、パレスチナとの共存を訴えられるだろうか?
爆弾を受け怪我をした後、相手を憎む?と聞かれて、ん?誰を?と言えるだろうか?

いったいその人類に対する愛の深さ…それって、どうしたらみんな愛に気付いたり、深まったり、本当の愛について考えたりするんだろう。

ぐるぐるぐるぐる考えていたら、やはり憎しみも愛も、両方とも知ることでした。
体験して経験して感じて知ること。
今生きているのが、当たり前では無いという事、笑って食べている事は幸せなこと、自分は周りのありとあらゆる者から愛されて育ってきたということ。それらは、愛とは反対の苦しみ憎しみ悲しみを経験して知ることで、何が本当に大切なのかを初めて考えて気づくのではないかな。

日本は、原爆戦争の痛みも悲惨さも憎しみも経験したからこそ、愛の深さ尊さを知っているのだろうと思います。
日本人は、産まれた時から先祖のやってきたこと、戦争の憎しみ苦しみ悲惨さがDNAに刻み込まれている。そんな氣がしています。
そんな大きな経験をしてきた日本人は、愛の深さも知っていて、その愛で、自分の周りの人から日本中、世界中へと包み広がり、愛で戦争が終わる事を願うというか、確信しています。
ユナイテッドピープルの皆さんとも、いつかお会いして、愛のシェア会をやりたいと思っています。ありがとうございました!






しまのぱんsouda! 2025年07月27日

今なお深刻な事態が続くガザ地区。
広島にとって大切な8月6日を前に
皆さんと一緒に平和について考えたいと
こちらの作品を選びました。

アブラエーシュ博士のどこまでも強く真っ直ぐな想いに
胸を打たれました。

憎しみは毒。
自分自身、憎しみの病にやられないように。
強くありたいです。

参加者の方からは、戦争が絡む映画は観ると心が沈むので敬遠しがちだけど、観ることによって知ることができ、知ることによって、思いを馳せることができるので、観ることができてよかったという声がありました。
戦争が無くなるよう、一人ひとりのアクションも大切だとも。

また、ニュース映像で流れるガザの現状。
これ以上、誰の血も流れることがないように
即時停戦を求めます。

第16回マチリノシネマ
“わたしたちに、何ができる?”
その問いかけが何度も湧き上がります。
爆撃、死、それらが日常。家を戦車に囲まれ、10メートル先から狙われたら・・・恐怖、恐れ、不安で押しつぶされそうになるはず。その中で、一人でも多く助かる確率を残すために
家族は、あえてバラバラの部屋で寝るのです。
恐怖に押しつぶされそうになって、共に身を寄せ合うのではなく…。それが、生き延びるための現実であり、死を覚悟した時の選択であることにまた、悲しみが押し寄せます。
わたしたちはこの事実を知って、何ができるのだろうか?
冒頭の問いに、正解はありませんが、終わった後のシェア会ででてきたのは“教育、資金、食、自給率、国家…”というキーワード。募金するにも、その届く先はどこなのか。わたしたちの税金が、武器や戦争に使われていないか。搾取と不当な人権侵害から生まれた商品ではないか。
ひとつひとつの選択を、完璧でなくてもいいから、自分責めはしなくていいから、主体的に向き合って行きたい。そんなことを思いながら、おひとりお一人のお話を聞いていました。
この日、お母様と一緒にいらした12歳という、可憐な少女。わたしたち大人は、この子たちにどんな日本、地球を伝え残していくか。考えるきっかけとなる作品でした。

他館の上映を見逃した方など、多くの方にご来館いただきました。
みどりアートパーク 2025年05月28日
「許せない」「理解不能」「腹立たしい」「自分も戦争をと体験しています。絶対に争いごとには反対」「戦闘を停められないことに虚しさを覚える」といったご意見が多く見受けれられました。中には、怒りも露わに、「あの国は好きになれない!」とアンケートに書かれる方もいて、正直、自分自身も心が殺伐としてしまいました。
その中で、「少しでも知ることが、”つながる”ということになるのではないかと感じた。この映画を観ようと、集まった人たちとも、映画を通じつながっている。受難に遭っている人を孤立させないことが大切」というご意見を寄せてくださった方がいて、心に灯がともるようでした、、、。相互理解を深めること、遠くで当たり前に暮らしている人たちのことを身近に感じ、想像することから一歩を踏み出したい、と改めて思います。
月に1回、こうした良質な世界のドキュメンタリーを上映する企画にエールを送ってくださる方も何人かいらして、勇気づけられました。