片や、自身がアパルトヘイトの迫害をうけていたデズモンド・ツツ大主教
ともにノーベル平和賞を受賞している2人が、非常に打ち解け、くつろいだ空気の中で対談を重ねるドキュメンタリー
対談というよりは雑談と言った方がよいくらい、冗談が多く、笑顔の絶えないシーンが続くが、そこがなんとなくいい。
ただの2人のおじいちゃんの戯言の中に、限りない人への愛があふれているのが感じられます。
人とは、誰しも他人に親切にしたい生き物なのだ
人とつながり、人に親切にすることで喜びが得られる
私たちは、もっと他人に親切にすべきなのかもしれません
まずは、一番身近な自分の家族を幸せにする
それをみんながやれば、ゆくゆくは世界中が幸せになれるというのは、その通りでしょう
幸福について、科学的なアプローチをするのも非常に興味深かったです
人は幸福度が上がると、免疫効果が上がって健康になるのだそうです
また、一般の人と、日頃から瞑想をする僧侶との比較実験では、脳の働きがまったく異なるという結果が紹介されていました
つまり、脳がどう感じるかも、日頃からのトレーニングで学習することができるということです
怒りや妬みというネガティブな感情にいつまでも囚われるのではなく、平常心でいられること
これも訓練によって身につけることができることが証明されたわけです
幸福は学習できるものであり、教育によって身につけることができるスキルである
平常心を保つ習慣を身につけるのは、毎日歯磨きをする習慣を身につけるのと何ら変わらないとの指摘には、思わずうなってしまいました
また、私たちは「満足」を、お金や権力など自分の外部に求めるが、実は自分の内部にあるのだという指摘にも、大きくうなずきました
いま自分が満たされていると気づくことが、本当の幸福なのだと
映画を観終わった時、わたしの中は2人の愛に満たされて、とても温かいものでいっぱいでした
ぜひ1人でも多くの方に観てもらい、同じように愛で満たされてほしいと心から思います
次回の上映作品は『LIGHT UP NIPPON〜日本を照らした奇跡の花火〜』
東北を、日本を、花火で、元気に
東日本大震災から5ヶ月後の8月11日、23400発の奇跡の花火が打ち上がった
東北を元気づけるために立ち上がった男たちの情熱と真実のストーリー
詳細はこちら
http://unaginema.com/2024/06/23/2024ウナギネマvol-4/
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『ミッション・ジョイ』の映画化、おめでとうございます。日本では『よろこびの書』として2018年に書籍化された、ダライ・ラマ法王とデズモンド・ツツ名誉大司教という2人のノーベル平和賞受賞者の対談映画です。さっそく視聴させていただきました。若きダライ・ラマ法王がチベットに亡命する場面や、デズモンド・ツツ名誉大司教が南アフリカのアパルトヘイトに対して闘う姿は、涙なしでは見られませんでした。
しかし、ふたりが何度も笑ったり手をつないだりする姿は、人類の希望を象徴しています。どんなに苦しくても、心にジョイ(喜び・幸せ)とコンパッション(慈悲)があれば乗り越えられる。大きな試練を乗り越えてきた2人の共通のメッセージでした。
デズモンド・ツツ氏は2021年に逝去されましたので、生前の彼の笑顔と情熱を見ることのできる貴重な映像でもあります。今もまだ戦争・紛争の絶えない現代にあって、許すこと、つながること、楽しむこと、希望を持つこと、という2人のメッセージは、これからの人類の希望です。チベットと南アフリカに起きたことを、許すけれども忘れないために、貴重な映像でもあります。みんなで力を合わせ、できることから、世界の平和を創りましょう!
―― 前野 隆司
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授 兼 慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長
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老害予備軍は必見。究極のカリスマは最高にチャーミングなのだ。
―― 清水 ハン 栄治
映画監督・プロデューサー
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その瞳はまるでいたずら好きな少年たち。どれだけ過酷な状況を生き抜いてきたかなど微塵も感じさせず、喜びを分かち合う姿に励まされずにはおれません。
世界のあちらこちらで起きている、戦争による惨劇や、巨大化している災害。
私たちが直面している問題は容易に解決できそうになく、無力に苛まれそうにもなりますが、困難な時代だからこそ、人に喜びを与えよう、あなたの喜びを与えることがどれだけ大きな贈り物であることか、と語りかけてきます。
仏教の指導者として、そしてキリスト教の指導者として、それぞれの立場を越えて魂でつながり合う人がここにいる、ということを目の当たりにするだけでも、この映画を見る価値があります!
―― 龍村ゆかり
「地球交響曲」プロデューサー 非暴力コミュニケーション(NVC)トレーナー
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僕が普段信じていることが全てこの映画で語られていた。
どんなに困難な時でも心のあり方で幸福と光は感じられる。
感動の涙と同時につい笑いが込み上げてしまう。
あまりに愛おしい、世界のすべての人が観るべき目下最重要映画。
―― SUGIZO
ミュージシャン