伝説のスピーチのセヴァン・スズキさんが絶賛!世界のオキュパイ運動を描き出し、愛に基づいた世界へのシフトを訴えるとても愛あふれる温かい映画です。
「オキュパイ・ラブを観て、感動して、涙をボロボロ流しました。わたしがどうしてそんなに感動したのか考えてみたら、わたしは子どものころから20年以上活動家をしてきて、思うに至った結論、そして考えがこの映画に表現されていて、しかも世界中の人々が実践していることに感動したんです。ついに世界中でばらばらだった活動、平和、人権、環境運動などがひとつになりはじめました。この映画はまさしく持続可能な世界についての映画です。」
セヴァン・スズキ
About the film
“ひょっとしたら個人の枠を超えた意識を創造し、世界が直面している問題を解決できるかもしれない”
『オキュパイ・ラブ』は人々に健康、幸せ、そして生き甲斐を提供するはずの現在の資本主義を基板とした古いパラダイムの社会システムが、経済的にも環境的にも崩壊していることを明らかにしていきます。現在人類が直面している危機は、「もうたくさんだ!」と、何百万人もの人々が目覚めるきっかけとなり、すべての生命が共生できる新しい世界を創造しようという行動のきっかけとなりました。
More info
エジプトの市民革命、スペインの大衆反乱、そしてニューヨークのオキュパイ・ウォール・ストリート運動など、世界各地で急速に起こりはじめた社会変革を『オキュパイ・ラブ』は、芽生え始めた公共の愛の探求をしながら鮮明に描き出していきます。
本作には、ナオミ・クライン、ビル・マッキベン、ジェレミー・リフキン、チャールズ・アイゼンシュタインなど、新しい経済システムの創造、持続可能な暮らしへのシフトを訴える世界的な主要人物たちが登場します。
Love is the Movement!
新しいパラダイムを創る時が来ました。すべての命のための世界を!
Data
原題
OCCUPY LOVE
製作年
2013年
製作国
カナダ
制作
Fierce Love Films
配給
ユナイテッドピープル
時間
86分
Cast & Staff
監督
ベルクロウ・リッパー
製作総指揮
プロデューサー
ノヴァ・アミ、イアン・マッケンジー、ベルクロウ・リッパー
原作
脚本
音楽
撮影
編集
キャスト
チャールズ・アイゼンシュタイン
ビル・マッキベン
ジェレミー・リフキン
ナオミ・クライン
コリン・ビーヴァン
上映会主催者の声
上映会を主催された方の声を紹介します
『オキュパイ・ラブ』上映会を開催しました。
本作の監督が立てた「この危機を愛の物語にすることはできるだろうか?」という問いは、最初から最後まで「愛」について考えさせられるものでした。
私たちURLシネマが大切にしているのが「上映後の対話の時間」です。今回はワールドカフェ形式で行いました。愛について、望むべき世界の姿について、テンポよく語り合い、参加者の皆さんそれぞれの感想や思いを引き出すことができました。
アラブの春、オキュパイウオールストリート運動など、2011~2012年の世界のできごとを、2019年のいま、東京で皆で振り返ることには大きな意味があったと思いました。
愛を忘れず、希望を持って、少しでも社会をよくしようという気持ちを改めて抱きました。
Happy Cinema 第3回『Occupy Love』、今回は9人の方に来ていただきました。資本主義の生み出した格差問題や環境問題に立ち向かうデモについての映画で、参加者の方からは、自分たちはこんなに呑気でいいのだろうか、まず腹を立てることがあまりない、こんなことが起こっているとはしらなかった、東京でのオキュパイ運動はなぜテレビなどで報道されなかったのか、日本ではデモをしている人に対して少し変わった人を見るような傾向があるのはなぜかという意見などがありました。参加者の方の中には基地問題や原発問題などでデモに参加したことのある方もいて、実際のデモでの警察の様子や、抗議するという表現の自由というべき当然の権利が抑圧されていること、反発するということがマイナスイメージを与え、周囲の人に受け入れられにくいことなど聞くことができました。デモ活動は、外側から見ると反対しているのは分かるけれど代替案が見えてこないことが多いという意見もありました。
資本主義経済によって個人主義化した思想が浸透し、人とのつながりや自然との一体感は希薄化してきているということが理論としてもよくわかり、自分自身に浸透した個人主義的思想もよく見えてきました。資本主義が限界を迎えている今、私たちの自然観、人間観に利己から利他への転換の波がまさに今きているのだと感動しました。とても面白い映画でした。
印象に残った言葉は「花をつぶしても春は止められない」。
初期の種は他を排除し、自らが生き延びようと必死になるが、熟した種は他と結びつき生かし合って大いなるものの一部となってダイナミックに動いていく。私達は今まさにその、大いなるものの一部として協働していくタイミングに来ていると再確認できた。互いに心を通いあわせ命が健やかに存続していける方向へと合流していくことを願ってやまない。
社会運動に携わりたい、盛り上げたいと思う人必見。大企業優先の経済発展やグローバリゼーションがどんな問題をもたらしているのかという都市生活者には重い投げかけがあります。そして、社会運動はどうあるべきか?どうすれば共感されるか?楽しめるか?それらの答えが詰まっていました。
ガンジーの指摘した7つの大罪 ”Gandhi’s Seven Deadly Sins”
1 道義なき政治 Politics without Principle
2 道徳なき商売 Commerce without Morality
3 労働なき富 Wealth without Work
4 分別なき知識 Knowledge without Character
5 人間性なき科学 Science without Humanity
6 良心なき快楽 Pleasure without Conscience
7 献身なき信仰 Worship without Sacrifice
ガンジーはかつてこんなことを指摘。
オキュパイ・ラブを観ると、大切にすべき何かが「あ、そうだよね」って思えます。